ディック・フランシスのレビュー一覧

  • 興奮

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    ネタバレ

    競馬シリーズ3作目。

    いわゆる潜入捜査は好きではない。
    ただでさえハラハラするのに、
    正体がばれそうになり、
    命の危険にさらされるのがお約束なので、
    心臓がもたない。

    それが、かなりの部分楽しく読めたのは、
    主人公の設定というか、人物像だと思う。
    父母を亡くし兄弟たちのために牧場経営をするオーストラリア牧場主が、
    イギリス貴族に見込まれて、競馬界をゆさぶる不正を暴くべく、
    イギリスで厩務員として働きはじめる。

    服装や髪形で「危ないやつ」に変わっていくところや、
    オーストラリアなまりの英語を直すところ、
    雇い主の娘に陥れられたが、それを隠れ蓑として良しとするところと、
    嫌がらせや暴力に誇りを失いそうになりながらも、
    自分を見失わない強さが印象的だった。
    不正のトリックも面白かったし。

    お屋敷の家令を相手に、
    どれぐらい服装をくずせば、
    信用ならない、しかし雇う気になる男になるかを
    検討している場面は面白かった。

    残念なのは、
    陥れた貴族の娘の姉を連れて、オーストラリアに帰るのかと思っていたのに、
    真実をみつけ、敵を倒す達成感と充実感を知ってしまい、
    工作員となると決心したところかな。

    0
    2022年12月14日
  • 度胸

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    ネタバレ

    そうか、だから「競馬シリーズ」なのか。

    障害競馬のお話だが、主人公は全く別人。
    歳は行っているが駆け出しの騎手で、
    家族はプロの音楽一家のため、いわゆる黒い羊。

    いきなり、同僚の騎手が拳銃自殺する。
    親切にしてくれた別の同僚は、
    持ち主のいない車に道路をふさがれていて、レースに間に合わず、
    使ってもらえなくなる。
    主人公は、けがをしたトップ騎手の代わりに、
    常勤の騎手になるチャンスをつかむが、
    急にどの馬に乗っても調子が悪くなる。

    思いっきりネタバレだが、
    売れっ子のテレビ司会者が犯人とは思い切った設定だった。
    しかも、この時代に女装はないだろう、と思っていたのに、
    犯人は車を置き去りにするために女装していたし、
    直接的暴力には出ないだろう、と思っていたのに、
    主人公を拉致して馬具室に吊るしていた。
    そういう意味で、予想外のミステリーだった。

    幼いころから愛し続けていたが、
    恋愛関係を拒否されていた従妹とは、
    うまくいきかけていたが、
    結局結婚できたのだろうか。

    0
    2022年12月04日
  • 拮抗

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    イギリスの作家「ディック・フランシス」と「フェリックス・フランシス」の父子共著の長篇ミステリ作品『拮抗(原題:Even Money)』を読みました。

    『審判』に続き「ディック・フランシス」と「フェリックス・フランシス」の父子共著の作品です。

    -----story-------------
    「おれはおまえの父親だ」ロイヤル・アスコットの初日、ブックメーカーを営む「ネッド」の前にやってきた男は、三十年以上前に自動車事故で死んだと聞かされていた父だと名乗った。
    にわかには信じがたい話に混乱する「ネッド」。
    だがその直後、突如出現した暴漢が父を刺殺してしまう。
    なぜ父は今頃になって現われたのか? 
    「ネッド」は否応なしに錯綜する謎の渦中へ巻き込まれてゆく。
    スピーディかつスリリングに描くサスペンス巨篇 〔解説:「関口苑生」〕
    -----------------------

    競馬シリーズの第43作目… 「ディック・フランシス」と「フェリックス・フランシス」の父子共著としては3作品目となる作品、、、

    本作の主人公は競馬専門のブックメーカー… 追い詰められて、困難に陥った主人公が、事件の遠因となっている家族の暗い過去を明らかにしつつ、敵と対峙し、難局を乗り越えて行く醍醐味が感じられる作品で、感情移入しながら愉しめました。


    亡き祖父から受け継ぎ、競馬専門のブックメーカー業を営む「ネッド・タルボット」… 女王陛下が観戦する英国最大の競馬レース“ロイヤル・アスコット”の初日、馬券を売っている彼の前に、父親の「ピーター」と名乗る男が現われた、、、

    両親は自動車事故で死んだと祖父母から聞かされていた「ネッド」は、にわかに信用することはできなかったが、その男は36年前に「ネッド」の母が死んだあと、当時一歳の「ネッド」を残してオーストラリアに渡ったという… その驚くべき話が終わった直後、二人の前に暴漢が出現し、抵抗した「ピーター」は刺殺されてしまう。

    警察のDNA鑑定の結果、「ピーター」が「ネッド」の父親であることが確定するが、同時に「ネッド」は警察から思わぬことを告げられる… 「ピーター」が36年前に妻を殺した容疑者だというのだ、、、

    「ネッド」はその真偽と父が帰国した目的を探るが、やがて暴漢が父の持ち物を探していることを知る… さらに、別の男が父の持ち物を狙って彼の家に侵入する事件が発生する。

    父はいったい何をしていたのか? 競馬場内が通信不能になる事件が続発する中、病気の妻「ソフィ」をいたわりながら謎を追う「ネッド」に、さらなる苦難が、、、

    死んだと思っていた父親が表れ、直後に殺されるという序盤のドラマティックな展開から、苦境に立たされた「ネッド」が、競馬業界における馬の入れ替えによる出走馬詐称や保険金詐欺、オッズの不正操作を暴きつつ、自らが事件に巻き込まれる遠因となった家族の秘密を明らかにしていく終盤の展開まで、物語の中に引き込まれながら集中して読めましたね。

    でも、オーストラリアの競馬界も絡んだ不正事件の真相は概ね知ることができたものの、社会的な制裁を受けるまで暴くことができなかったので、ちょっと中途半端な感じがしたなぁ… 個人の力の限界かな。

    それにしても… 両親は、幼い頃に交通事故で亡くなったと思っていたのに、実は母親は殺害され、その直後に父親は行方不明になり容疑者となっていたことを知っただけでも、相当なショックなのに、、、

    実は育ての親の祖父の犯行で、それを手引きしていたのは祖母だった… その動機は母親が祖父の子どもを身籠ったことだったという展開は、ショッキングだったですね。

    でも、父親が人生の大半を過ごしたオーストラリアを妻とともに訪れ、母親違いの妹たちと心を通わせ、新しい家族の誕生を予感させるエピローグは、明るい未来を予感させる締めくくり方で良かったですね… 機会があれば、他の競馬シリーズも読んでみたいです。


    以下、主な登場人物です。

    「ネッド(エドワード)・タルボット」
     ブックメーカー

    「ソフィ・タルボット」
     ネットの妻

    「ピーター・ジェイムズ・タルボット」
     ネッドの父親

    「トリシア(パトリシア)・ジェイン・タルボット」
     ネッドの母親。ピーターの妻

    「テディ・タルボット」
     ネッドの祖父。ピーターの父親

    「アリス」
     ソフィの妹

    「ルカ・マンディーニ」
     ネッドのアシスタント

    「ベッツィ」
     ルカのガールフレンド

    「ダギー(ダグラス)・マスターズ」
     ネッドの新しいジュニア・アシスタント

    「ラリー・ポーター」
     ブックメーカー

    「ノーマン・ジョイナー」
     ブックメーカー

    「キッパー」
     ピーターを殺した男

    「ジョン・スミス」
     マイクロコーダーを探す男

    「パディ・マーフィ」
     ピーターの知人

    「ヘンリー・リチャード・フェルドマン」
     大手ブックメーカー会社の取締役

    「ラキー(ラクラン)・ハリス」
     私立探偵

    「ルウェリン」
     テムズ・ヴァレー警察主任警部

    「マーレー」
     テムズ・ヴァレー警察部長刑事

    0
    2022年10月22日
  • 利腕

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    40年くらい前の作品ですよ
    すごっ

    ぜんぜん今読んでも面白いんだけど
    やっぱりノスタルジックな想いが少し乗っかっている気もします
    冷静に考えるとやっぱり今の時代には合ってないのかなと思ったりもして

    というのは、かっこいい男の基準がやっぱりちょっと違うような気がします
    石のような精神力で何ものにも屈しないヒーロー
    本編の主人公シッド・ハレーも一度は敵の脅しに屈しそうになりますが、自分の心と会話を交わすうちに精神的な復活を遂げます

    今ならきっと自分の弱さを認めつつ、ときには仲間を頼ったりもしながら強さを身に着けていくみたいなヒーロー像のほうが受け入れやすいのかなって思います

    それにしても我が本棚ながら、凄いバラエティにとんだ本棚になってきたなー

    0
    2022年09月19日
  • 再起

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    イギリスの作家ディック・フランシスの長篇ミステリ作品『再起(原題:Under Orders)』を読みました。
    『査問』に続き、ディック・フランシスの作品です。

    -----story-------------
    元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。
    しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺 を遂げてしまう。
    真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。
    『大穴』『利腕』『敵手』に続き、不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開!
    巨匠が六年の沈黙を破って放つ待望の競馬シリーズ最新作。
    -----------------------

    2006年(平成18年)に発表された競馬シリーズの第40作にあたる作品です。

    障害レースの最高峰、チェルトナム・ゴールド・カップが行なわれる当日、元騎手の調査員シッド・ハレーは競馬場を訪れ、建設会社を経営する上院議員ジョニイ・エンストーン卿から仕事を依頼された… 持ち馬が八百長に利用されている疑いがあるので、調べてほしいというのだ、、、

    彼は調教師のビル・バートンと騎手のヒュー・ウォーカーが怪しいという… ハレーは依頼を引き受けるが、その直後、競馬場の片隅でウォーカーの射殺死体が発見された。

    この日、ウォーカーとバートンが罵り合っているのを多くの人が目撃していた… そしてウォーカーは前夜、ハレーの留守番電話にメッセージを残していた、、、

    レースで八百長をするよう何者かに脅されていたらしく、「言うことをきかなければ殺す」と言われたという… やがてハレーは思わぬ経緯でウォーカーの父親から息子を殺した犯人を突き止めてほしいとの依頼を受ける。

    さらに知人から、ギャンブル法改正によって発生する不正についての調査も任される… こうしてハレーは三つの依頼を抱えることになった。そんな折、警察はバートンをウォーカー殺害容疑と八百長の疑いで逮捕する、、、

    彼は証拠不十分で釈放されるが、やがて事件が起きた… そのバートンが自宅で拳銃自殺をしたというのだ。

    どうしても彼が自殺したとは思えないハレーは、調査を進めていく… だが、卑劣な敵は、ハレーの最大の弱点である恋人のマリーナに照準を定め、魔手を伸ばしてきた!

    シッド・ハレーが登場する物語は初めて読みましたが、シリーズ中4度目の登場のようですね… ビル・バートンの死は自殺ではなく、自殺に見せかけた殺害と信じるハレーは、ヒュー・ウォーカーの銃殺と同一犯の犯行と考えて捜査を進めますが、ハレーの捜査を妨害するために恋人のマリーナが襲われ、瀕死の重傷を負うことで窮地に追い込まれます、、、

    しかし、偶然、ある人物のタンスの中を見たことをきっかけに犯人一味の一人を特定して反転攻勢… その後、一気に犯人たちを追い詰めていく終盤の展開が愉しめました。

    面白かったですね… 競馬シリーズを読んだのは新旧ごちゃ混ぜで7冊目かな、機会があれば、競馬シリーズの他の作品も読んでみたいです。

    0
    2022年08月21日
  • 本命

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    友人の薦め。
    こんな厚い本、まだ読めるかなと思ったけど、読めてしまった(--;)
    ストーリーはスピード感があって、面白い。
    状況や風景の描写が多いが、私の想像力が追いついていないかもしれない。

    0
    2021年09月13日
  • 大穴

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    主人公がとても有能で魅力的!
    読むのに時間はかかったが、軽快な会話シーンが面白くて退屈しなかった。


    終始競馬の話ではあるが、競馬要素はちょっと薄め。
    推理小説というよりは探偵小説という感じ。犯人やトリックを当てる小説ではない。

    0
    2021年02月24日
  • 大穴

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    ディック・フランシス、3冊目。
    こちら1965年発行のシリーズ4作目で、3冊目にしてシッド・ハレーが登場する物語。

    障害レースのチャンピオンジョッキーであったシッドだがレース中に負った怪我が原因で引退し、誘われた探偵社で名前ばかりの探偵として日々を過ごす境遇。
    自分が銃撃された事件をきっかけに、素晴らしいコースを持つが老朽化した競馬場の株を買い占め売り飛ばそうとする企みを知るところとなり、そこから持ち前の不屈の精神に火が点く。
    このシッド、騎手上がりの小柄な体格に何より事故で常にポケットの中に隠さなければならなくなった左手のハンデのある身の上だが、無聊を託っている間に探偵としての素養を身に着けていたようで、いざ事件となると最初からポイントを突いた動きに目を瞠る。
    しかし、調査を重ねても傍証は得られるものの確証がない中、競馬場の評判を貶める妨害工作は続き、自宅や職場が爆破されるなど危機一髪。競馬場内での追いかけっこの末、捕らえられては万事休すか!?と、今回もまたなかなかにサスペンスフル。
    どんな解決を見るのだろうと思っていたが、最悪の状況でも諦めることがなかった不屈の主人公に今回もまた恐れ入る。
    流石に『私はごく幼少の頃から同情を示されるのを避けた。… 同情をうけると人間が甘くなってしまう。… 貧困も嘲笑も、… 肩をすぼめてやりすごし、本心は人には見えない胸の中にしまっておかねばならないのだ』と語るだけのことはある。

    寂びれいく競馬場の運営を思いどおりにやれるとしたら、どういうことをするかと問われたシッドが『ビートルズのような連中に来てもらって、トロフィを授与してもらいます』などと延々と語るところや、競馬場を見張っている時にかつての重賞優勝馬を駆って障害を飛ぶ様などに、当時の競馬場の雰囲気がよく表れていて、こういうところもまたこのシリーズの良いところ。
    (ビートルズとは驚いたが、確かに書かれたのは彼らの全盛時代だもんな。いい時代だったわ)

    0
    2021年02月02日
  • 決着

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    ロクデナシの貴族。誠実で信頼できる人脈をもつ主人公。緻密な設定。何度か訪れる危機と、なかなか想像どおりとはいかないラスト。いつもながら上質な小説だと思います。

    0
    2020年08月02日
  • 本命

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    競馬の障害レースで、親友のビル・デイビットソンが、障害を飛び越える際に落馬して死んだ。すぐ後ろを走っていたアラン・ヨークは、何者かが針金をさし渡すところを目撃したが、警察が調べる前に証拠の針金は回収されていた。ヨークは、ビルを死に至らしめた犯人を探すべく、調査を開始した。

    0
    2020年07月26日
  • 敵手

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    競馬シリーズの中の、シッド・ハレーを主人公とする連作の3作目。

    冒険小説としてのフランシス作品の大きな特色であり魅力である部分は、ヒーローの心の弱点に注目し、心の弱さを乗り越えるドラマが大きな比重を占めるところにある。そういったフランシス作品の特色を最も大きく具体化しているのが、このハレーを主人公とする作品群である。

    前作の流れを汲んで、ハレーの内心の葛藤がこれでもかと言うほど描かれる。そういうと読むのがつらくなりそうなんだけど、登場人物がみな魅力的で生き生きとしており、そういった人物の交流の中に、何か心が温まるようなものがたくさん含まれていて、読んでいてなんだかしあわせな気持ちになってくるのが不思議だ。犯人でさえ同様であるところがすばらしい。

    これも前作と同じなのだが、教養小説としての一面もあり、馬の話はもちろんなのだが、布地の織り方の話など、うまく物語の中に組み込まれていて興味深い。また、今となっては随分時代遅れの話だけど、当時は先端だった携帯電話やネットなども組み込まれているのも面白く、登場人物に流れる時間と、執筆時期とのギャップがちょっと楽しい。

    ミステリとしてのストーリー展開はどちらかと言えば単純なんだけど、小さな手がかりを元に犯人を追い詰めていく不屈な行動力には説得力があり、前述した心の中の敵と、犯人という敵との組み合わせがあるだけに、感情移入しながら、一気に最後まで読んでしまう。

    フランシスらしい傑作。ただし、シッド・ハレーものの前2作を先に読んだ方が10倍楽しめる。

    0
    2019年08月15日
  • 直線

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    競馬を知らなくても、普通にミステリものとして楽しめると思います。
    ただ、体を痛めるシーンが多くて自分も痛かったです。

    0
    2018年11月07日
  • 大穴

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    元騎手シッド・ハレーが
    探偵として
    悪に屈せず立ち向かう姿がカッコイイ
    基本的には競馬シリーズは「興奮」とかと
    同じで、耐えて闘う感じがいいです。
    あと、ドライな空気感と
    冒頭一行目の格好良さはシビれたぜ。
    (児玉口調)

    0
    2017年12月18日
  • 大穴

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    15年ぶりに再読。
    勇気、知性、忍耐、正義…シッド・ハレーです。素晴らしい。
    競馬初心者だった初読時には気づかなかった競馬の奥深さも味わえたので、再読して良かった。

    菊池光氏の翻訳もやっぱりいい。ところどころでスペンサーを思い出してしまったりして。

    0
    2017年08月30日
  • 興奮

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    「諦めずに闘う男の物語 」
    競馬モノではなく、潜入スパイモノ
    主人公の誠実さと葛藤
    立ち向かう姿勢にしびれる
    競馬シリーズを全巻読む気は無い方は
    ぜひこれだけは読んでほしい。

    0
    2017年08月11日
  • 大穴

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    軽快で読みやすく、捻りが効いている、そしてそこはかとなく漂う哀愁…好きなタイプ小説だ。ロバートBパーカーで慣れ親しんだ、「菊池 光」さんの訳のせいもあるかもしれない。初ディック・フランシス、流石である。

    0
    2017年08月03日
  • 決着

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    ネタバレ

    リー・モリス
    建築家

    息子
    クリストファ(14歳)
    トビイ(12歳)
    エドワード(10歳)
    アラン(9歳)
    ニール(7歳)
    ジェイミイ(0歳)

    0
    2016年12月28日
  • 標的

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    ネタバレ

    ジョン・ケンドル
    作家
    サヴァイバルの専門家
    旅行社の出すサヴァイバル・ガイドブックを6冊
    「ジャングルから無事帰る」
    「砂漠から無事帰る」
    「海から無事帰る」
    「氷原から無事帰る」
    「サファリから無事帰る」
    「荒野から無事帰る」
    小説1冊
    「遠く故郷を離れて」

    0
    2016年11月28日
  • 敵手

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    作品毎に設定は変えつつも、ディック・フランシスの描くヒーロー像は共通している。己の信条に忠実で、誇り高く、不屈である。それは「偉大なるマンネリズム」ともいえる程で、何らかの形で競馬に関わるプロットに趣向を凝らしてはいるのだが、逆境に立たされた只中で主人公がとる思考と行動は、ほぼパターン化されているといっていい。それこそが、安定した人気を保持し続けた大きな要因であり、読者が求めたものなのだろう。

    本作は、主人公をサディスティックなまでに追い詰め、逆境を如何にして乗り越えていくのかに主眼を置いた「競馬シリーズ」の中でも、最も過酷な状況へと追い込まれていく男、元騎手で調査員のシッド・ハレー登場の第三作。狡猾で惨忍な敵に立ち向かうという点では、他の作品とたいした差はないが、ハレーの隻腕というハンディキャップがエピソードに生かされ、物語にスリルと深みを与えている。常にもう一つの腕を失うかもしれないという恐怖心に打ち勝つまでの闘い。つまりは、己自身の弱さの克服こそがハレーシリーズのメインテーマともいえる。

    馬の脚が切断されるという連続事件、白血病の少女とのふれあいなど、裏返せばハレー自身の障害に繋がっており、その共鳴が理不尽な悪への怒りとなって増幅されていく。障害は「弱さ」であると自覚する「強さ」こそが原動力となり、血となり肉になっていく。

    0
    2016年03月19日
  • 大穴

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    なにこれ面白い!
    こんな読みやすい翻訳初めて
    海の向こうのユーモアがしっかり面白いってすごい事だと思う。
    最近競馬で勝てないので、本の中でだけでも競馬に触れて、スッキリしようという、僕の糞みたいな欲求は充分満たされました。

    0
    2016年01月16日