ディック・フランシスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
18
シッド・ハレー再登場
アメリカ探偵作家クラブ賞
英国推理作家協会賞受賞作
傑作です。
詐欺に巻き込まれた元妻を救うために頑張るシッドに、ジョッキイ倶楽部の保安部長からも依頼が入る。
襲われ、傷つけられたシッドとその傷に気がついた元妻の会話が白眉です。
「…あなたの自分本位な考え方、頑固さ。勝つための決意勝つためなら、あなたはどんなことでもするわ。あなたはつねに勝たなければ気がすまないのよ。すごく厳しいわ。自分に対して厳しい。自分に対して冷酷だわ。わたしはそれが我慢できなかったのよ。誰だって我慢できないわ。女は慰めを求めて自分のところのくる男が必要なのよ。お前が必要だ、助けてくれ、慰めてくれ、接吻で悩みをふりはらってくれ。でもあなたは……あなたにはそれができない。あなたはいつも壁を造って、今と同じように、無言のうちに自分のトラブルに対処する。それに、どこも痛くないといっても無駄よ。わたしはいやというほど見てるんだから。あなたは、自分の首の傾きを隠すことはできない、今回はとてもひどいことがわたしには一目で判るわ。でも、あなたは絶対にいわない、そうでしょう、ジェニィ、抱いてくれ、助けてくれ、おれは泣きたいんだ、と?」
言葉を切って、その後に続いた沈黙の中でわずかに手を動かして悲しそうな身振りをした。
「判った?あなたはいえない、そうでしょう?」
長い沈黙の後で、私がいった、「いえない」
―――
「さよなら、シッド」
「さよなら」私は、ジェニィ、抱いてくれ、助けてくれ、俺はなきたいんだ、といいたかった――しかし、いえなかった。」
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Posted by ブクログ
11−12
大好きです。
主人公は、精神発達障害の子どもを持つ、冒険映画主役の、映画俳優です。だから競馬メインじゃないんだって…。
監督と反発した主人公は、主人公が苦悩するシーンで、最高の演技を見せてやろうとします。
友人のコンラッドが言います。
「仕上がったフィルムは、君の気に入らないはずだ」
間をおいたが、彼が説明しないので、私が聞いた。「なぜ?」
「あの中に、演技とはべつの、演技を超えたものがある」
彼がまた間をおいて、言葉を選んでいた。「わしのようなひねくれた見方をする人間ですら、あの苦悩の質には、胸が裂けるような感銘を受けたよ」
私は黙っていた。彼が私のほうに目を向けた。
「たいがいの場合、きみは、自分をさらけ出すことをほとんどしない、そうだろう? ところが、今回は、きみ、今回は…」
私はグッと口を結んだ。――ある感情を、人が認識できるよう、また、多分はじめて理解できるよう、再現するためには、それが現実にどのような感じであるかをある程度知っていなければならない。知っていることを見せるのは、それを感じたことがあることを打ち明けるのに等しい。一個人にとって、自分をこの上なくあからさまに露呈することは容易ではなく、露呈しなければ偉大な俳優になれない。
…
「何を考えているのだ」
コンラッドが聞いた。
「今後も、これまでと同様に、非現実的冒険活劇に専心することに決めていたのだ」
「臆病者だな、きみは」
「そう」
…
「いーや」彼が首を振った、「本物が得られないことが判ったのに、張子で満足するものはいない」
3位は『黄金』かな『告解』かな…それとも!?
いっぱいありすぎて選べません。
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Posted by ブクログ
19
シリーズ中最愛の作品。
母親に捨てられ、父親は不明で、あちこちの家を転々として育ち、成り行きで騎手になった主人公の独白。
「長い年月、自分にとって生存とは、与えられたものを甘んじて受け、なにかの役に立つこと、物静かで好感を与え、問題を起こさないこと、抑圧的、内向的で自制すること、であった……差し出されないものは望まないよう長い間しつけてきたので、今では欲しいものはほとんどない……自分がこのような人間である理由は承知している。自分が流れのままに漂っている理由もわかっている。自分があくまで受動的で、状況を変え、肩を怒らせて歩き回り、自分の運命の支配者になる、といった要求を全く感じない理由もわかっている。」
不正騎乗を要求され、断ることの出来なかった主人公が徐々に変貌していきます。
ラスト間際、雇い主が言います。
「わたしは見て取った」彼が話を続けた、「もはやお前は不正騎乗をやらないことを。お前は大人になった。意志が強くなった。お前がわしのために乗り続けるのであれば、わしは二度と不正騎乗を要求しない」
ラスト間際の主人公の独白。
「未来は自分の内にあって、認められるのを待っている。間もないある日、自分はその未来に入り込んでいく。」
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2―5
音楽一家に生まれながら、音楽の才能をもたなかったロバート・フィンが選んだのは、別の道で自分の才能を示すことだった。
そしてもう一人、フィンと同じ立場ながら、失ったものを認められない男がいた。
そして事件はおきる。
ラストのフィンの独白が印象的でした。
「ある意味では、自分は彼を理解することができる、と思った。私自身が不肖の子であるからだ。しかし、父は愛情をもって私を別の世界に住ませてくれた。だから私は音楽家が苦しむのを見る必要を感じない。
…寛容か、と思った。それはまた別のことである。
許すのには長い時間がかかる。」
最高傑作のひとつ。 -
Posted by ブクログ
貴族の血を受け継いでいながら、ひとりスコットランドの山中で孤独な暮らしを続ける青年画家、アリグザンダー・キンロック。ある日、彼は自分の山小屋で待ちかまえていた四人の暴漢に襲われ、あやうく命を落としかける。闇雲に「あれはどこにある?」と脅されたあげく、わけのわからぬままに崖の上から突き落とされたのだ。事件が起きたのは、アリグザンダーが母の屋敷へ行こうとしていた矢先だった。ビールの醸造会社を経営している義理の父が、心臓発作に倒れたとの知らせを受けたのだ。全身の怪我をおして屋敷に赴いた彼は、義理の父の会社が倒産寸前であることを知る。経理部長が莫大な資産を横領して姿を消したらしい。しかも、会社が主催する障害レースの賞品である純金のカップも行方がわからない。会社の危機を救うべく奔走をはじめたアリグザンダーは、自分を襲った暴漢は横領事件に関係があるのではとの疑念を抱くが…。
23年ぶりに再読。シリーズ第35作。「不屈」という邦題は、ディック・フランシスのどの小説にも似合いそう。なかなかエグい展開もあるし。 -
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ネタバレ競馬シリーズ42作目。
そう言われてみればブックメーカーが主人公になったことはなかった。
この競馬シリーズ、様々な職業の主人公がいたが、
こんなに競馬に身近で。
必須ともいえるブックメーカーが主人公になっていなかったのは、
あまりに犯罪に関わりありそうな職業だからなのだろうか。
ブックメーカーのネッドの前に突然現れたのは、
幼い頃に自動車事故で死んだと言われていた父親。
驚きながらも、少し話をした矢先に暴漢に襲われ、
父親は刺されて亡くなってしまう。
しかも持っていたのは違う名前の運転免許証だった。
本当に父親なのか。
父親の泊まっていたホテルを探し当てて手に入れた謎の物体、
その荷物をよこせと知らない男が迫ってくる。
さらに、馬の発送予定時効間際にインターネットと携帯電話が
不通になる事故が続き、
見の周りがあわただしい中、
それでも精神疾患で施設にいる妻のソフィには毎日会いにいくネッド。
だが、父親と一緒に事故で死んだはずの母親は殺されたと知る。
容疑者は父親。
仕事上の相棒であり、途中で共同経営者となるルカ、
「かみそりのように切れる数学的頭脳を持つインターネットの天才」が、
いい味を出していた。
複雑なオッズを操つり、ネッドが忙しい時には店を任せることができ、
電気機器にも詳しい。
インターネットと携帯を不通にさせるぐらいには。
恋人と付き合っている途中からその妹にちょっかいをだし、
最後には乗り換えてしまうのはどうかと思うが。
新しく雇った「電気クラブ」の少年も良かった。
警察沙汰になったこともあるが、あっという間に、
生まれつきのサービス精神と頭の回転の良さで、立派に助手を務めていく。
怪しげな男たちが脅迫に来たときは、
きっぱりとした物言いで追い払っていたし、
ネッドの敵への仕返しに、電気クラブの仲間を働かせてたし。
仕返しが上手く行ったことも良かったが、
ソフィが元気になって一緒にオーストラリアへ行き、
ネッドの妹たちに会う場面が感動的だった。
見た瞬間に兄妹とわかり互いに涙を流し、
同じく涙を流すソフィが待ち望んでいた妊娠を告げる。
この競馬シリーズの愛読者にはわかってもらえると思う。
このシリーズ、
最後の1ページでこんなに幸せな気持ちになることはまず無い。
フェリックス・フランシスのおかげなのだろうか。 -
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ネタバレ競馬シリーズ41作目。
法廷弁護士であるメイスンは、障害競走のアマチュア騎手でもある。
身重だった妻を亡くして七年、仕事とできるかぎりの乗馬にレースに
明け暮れる毎日。
だが、一緒にレースを走ったトップジョッキーが殺され、
別のジョッキーが犯人として逮捕される。
容疑者からは自分の弁護をしてくれと頼まれるが、
事件前のことを証言しなければならないかもと渋っていた。
そこへ老父の写真と共に、弁護を引き受けて負けろと言う脅迫の手紙が届く。
その後も執拗に裁判に負けろと電話をしてくる脅迫者は誰なのか。
殺人の真犯人なのか、なぜジョッキーを殺したのか。
被害者の家から仔馬が産まれた時の写真がなくなっていたので、
仔馬のすり替えか、出産時期のごまかしだろうなということは見当がついた。
このシリーズにしてはかなりわかりやすい馬犯罪だったので。
とはいえ、犯人を追い詰める法廷の場面は見ごたえ、いや読みごたえがあって、
リーガル・ミステリーとして圧巻だった。
さらにはラストでメイスンが、
自分や自分の老父に暴力をふるい、陪審員を脅して法による秩序を損ない、
自分と恋人の将来を脅かす敵を、
過剰防衛と自覚しながらもとどめを刺した場面が印象的だった。
いまさらながらこの競馬シリーズ、
ミステリーであるとともにヴァイオレンスであることに気が付いた。 -
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ネタバレ競馬シリーズ40作目。
人気レストランのシェフ、マックスが食あたりに苦しむところから話は始まる。
競馬場の前夜祭で出した食事が原因のようで、
死亡者1名ということでレストランは閉鎖されてしまう。
なんとか翌日に競馬場でのパーティでランチを提供するが、
そこで爆発事件が起き、給仕係の女の子をはじめ多くの人が亡くなる。
食中毒で亡くなったのではないとわかりレストランの閉鎖は解かれるが、
爆発事件との関係を調べていくうちにマックスは殺されかける…。
インゲン豆の生食が毒だとは知らなかった。
その食中毒の被害者で、
訴訟を起こそうとしていたヴィオリストと付き合うようになるとは、どんな展開?
だた、彼女が自分の命ともいうべきヴィオラを犠牲にして、
マックスを殺そうとしていた男から救ったのは感動的だった。
それにしても、競馬ではないがポロの馬がらみの犯罪に、最後にはつながっていうのは、見事。
この本が日本で発刊された年に作者が亡くなられたらしい。
解説で有名人が弔辞を書いていた。
残念だ。 -
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ネタバレ競馬シリーズ39作目。
冒頭で騎手がレース中の落馬事故で亡くなったが、
全体的な印象としては、今回は競馬要素は薄い。
亡くなった騎手の親友だったガラス職人のローガンは、
騎手からだと言われて受け取ったビデオテープを、
その日のうちに中身を知らないまま盗まれてしまう。
だが目的のテープではなかったのか、
騎手の家族は催眠ガスで眠らされビデオテープを盗られ、
さらにローガンの自宅も荒らされ、工房の前で四人組に襲われる。
ビデオテープの中身は何なのか、どこにあるのか、
そして襲撃者の正体は。
その謎を解くのに手助けとなった二人の少年、
騎手の息子と襲撃メンバーの一人の甥の活躍が印象的だった。
とはいえ、騎手の息子に賞金を与えて手掛かりを探させる「ゲーム」が
教育上よろしくないのは、騎手の妻の言う通りだと思った。
ガラス制作の様子や知識も興味深く読んだが、
最も難しいのがジプシーの水晶玉というのが驚きだった。
気泡ができないように冷ますのが難しい、ということだったが、
簡単そうに見える単純な形のものが難しい、というのは意味深い。
四人目の襲撃者の正体が意外だったのも良かったし、
女性刑事と結婚できそうな雰囲気で終わったのも良かったが、
最後の乱闘で人の好い感じの刑事が殺されてしまったのは、
唐突過ぎて納得いかなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ競馬シリーズ38作目。
気象予報士としての好奇心に勝てず、
同僚と共に台風の眼に飛行機でつっこむことにしたペリイ。
だが、飛行機は不時着したどり着いた島には人はいないが牛はいた。群れで。
そして廃屋には金庫があって読めない書類が入っていた。
放射線防護服に身を包み、銃を持って現れた一団によって救い出されたが、
その正体は飛行機を売ってくれた男とその妻、友人の三人であることを
ペリイはすぐに見抜いた。
なぜか。
なぞの無人島、放射性物質の違法な売買、スパイ、牛の乳を直接飲んで罹患した珍しい病気と、
いろいろ絡んできて、
同僚には良い友人だと思っていたのに裏切られて、
個人的にはいまひとつだった。
一応、殺人は発生したが、
調教師である夫の浮気を疑っていた妻が、
浮気ではなく放射性物質を違法に売っていたことを知って、
夫を殴り殺しただったし、
妻は直後に列車に飛び込んで自殺と、
殺人「事件」ではなかった。 -
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ネタバレ競馬シリーズ37作目と言ってよいのか、短編集。
競馬×ミステリーを短編にすると、
詐欺や盗みばかりのかなり殺伐とした感じになるらしい。
なんといっても、
いつもの信念と正義感を持ち合わせた紳士的な主人公たちがいないので、
登場人物にはかなり悪人が多い。
とはいえ面白かった。
例えば「悪夢」は、
馬に関する知識を武器にトップセールスマンとして三年働いていた男の話だが、
実は馬泥棒で車の事故で死んだ父親の代わりになる相棒を探していたとか、
見ていた「悪夢」は
実は警察から逃れるために父親をひき殺してしまった事故だとか、
相棒にした財布泥棒のヒッチハイカーが
実は警官で、と面白かった。
「春の憂鬱」は五十歳の未亡人の馬主が二十四歳の騎手に恋をして、
それに気が付いた調教師に駄馬を高額で買わされるお話。
騎手が怪我をしたことから騙されていたことを知り、
同時に初めて自分の恋心に気づき、
夫がいなくて広すぎる家の台所に入ってお茶を入れ始めて泣く場面は、
最低限とも言ってよい字数で切ない気持ちにさせられた。
でも一週間で立ち直り、
騎手を見舞って自分の中の恋が終わったことを確認し、
さらに調教師をソフトに脅して馬を調教させ、
高額の懸賞金を手に入れたところはさすが。
それでも、愛していた他の馬も売って遠洋クルーズにでかけるラストは、
やはり切ない。 -
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ネタバレ競馬シリーズ36作目。
こんな17才はいない、と思っていたら、
佐々木譲氏が解説で同じことを書いていた。
障害騎手を目指いしてた17才の少年ベンは、
父親に騎手生活から引きはがされ、下院議員の選挙活動を手伝うように言われる。
父親と言っても、若くして結婚し、ベンが産まれた際に母親が亡くなると、
母親の姉に養育を任せ、近くで見守ってはいなかった。
それでも、信頼されていることは知っており、
集票のため選挙活動に同道し、運転手役をつとめることにする。
父親は狙撃されかかったり、
車のブレーキオイルタンクに細工されたり、
選挙事務所兼宿泊場所が火事になったりと、
妨害工作に遭いながら、当選する…。
誠実でありながら、人を惹きつける魅力をもって選挙民の心をつかんでいく、
父親の選挙戦が面白かった。
下院議員に当選したところで話が終わるのかと思いきや、
その後、首相に選ばれるまでになるとは思っていなかった。
もちろん主人公のベンも、賢く、自分を律することができ、我慢強くもあり、
紳士でもある少年で、読んでいて楽しかった。
父親を襲った犯人は誰か、というミステリーの部分を忘れてしまうぐらい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ競馬シリーズ34作目。
シッド。
この競馬シリーズで三度同じ主人公に会うとは思っていなかった。
エリスはシッドの騎手時代の好敵手であり、
現在は、影の中をひっそりとしのび歩き調査を行っているシッドと違って、
テレビ番組の司会者として自分の魅力をふりまいていた。
シッドは白血病の女の子のポニーの足を切り落とした犯人捜しを依頼され、
同様の事件を調べていくうちにエリスを逮捕するに至る。
だが、人気者を陥れたと競馬関係者やマスコミから激しく非難される羽目になり、
エリスの父親には命を狙われる…。
相変わらず、義手であることに容赦のない暴力をふるわれる描写があり、
ひりひりする。
エリスがシッドを殺すのをやめた場面がどうも納得がいかない。
シッドの瞳に恐怖が浮かんでいるのを見て満足したと言うことなのか?
逮捕のきっかけとなった情報をもたらした、
不良をきどっている少年はもっとシッドの調査を助けるのかと思っていたのに、
いま一つで残念。
義父とは相変わらずシッドの味方でいてくれる一方、
元妻とはとうとう和解した。
といっても、シッドに恋愛関係の展開はなし。
白血病の少女に心をくだいていたので、
もしかして亡くなってしまうのではと心配していたが、
骨髄移植のドナーが見つかって良かった。
エリスを主人公にしたコマーシャルを世界中の競馬場で撮影したと言う話のところで府中が登場し、
シッドが、ジャパン・カップが開催される場所と説明したのには感動した。
それと、今回の登場人物の中で印象的なかつ重要な役割を果たす織り手の名は、
BBCラジオのチャリティオークションで権利を競り落とした人のものらしい。
競馬シリーズに名を残すなんて、非常にうらやましい。