四宮しののレビュー一覧

  • マナビノクニ

    購入済み

    すっごく好き!

    複数の登場人物の心情を、混乱させずにしっかりきっちり描き分けているのがすごい。それでいて一冊を通して流れるように物語が展開していくのはもはや美しいというかなんというか・・・とにかくすばらしいです!
    恋愛だけを描いているわけでなく、大人なりの、子どもなりの、それぞれの環境なりの悩みや葛藤、もどかしさといったものも掘り下げていたのがまたすごい。
    とても大好きな作品です。

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    2020年12月28日
  • とんだりはねたり

    ネタバレ 購入済み

    相変わらず男の子たちが面白い

    大好きな四宮さんの中学生スポ根(?)もの。
    誤ってラケットを壊してしまった後輩を先輩が部活に入部させる所から始まります。
    この2人を中心に、バドミントン部をめぐっての気持ちのすれ違いや葛藤、人間模様みたいなのが四宮さんテイストで描かれています。舞台というだけでなくきちんとバドミントンもやってるので面白い。
    あらすじだけで考えるとほんとありふれた話なんですけども、この作家さんの手にかかると魅力的で不思議なお話になります。
    能天気なエピソードの途中にゾワリとした瞬間があったり、オーバーな表情じゃないのにすごく気持ちが伝わってきたり。
    BLのレーベルから出てるのですがラブは匂わせ程度で終わっています

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    2020年09月26日
  • とんだりはねたり

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    ネタバレ

    体育館の備品から拝借したラケットを折ってしまった中学一年・兎川。「それ、おれの」と現場を目撃し声を掛けてきた二年の鷹栖に、バドミントンの楽しさを教わり仮入部することとなる。
    そこで顔を合わせた同じく一年・小松(経験者)と、鷹栖とのダブルス権をかけて本入部後の新歓試合で勝負することが決まる。
    兎川と組みたい鷹栖、鷹栖と組みたい小松、サッカー少年だった頃の出来事から一人でやりたい兎川。少年たちのアオハル・バドミントン部。

    BL前日譚のような雰囲気で、バドミントン部で初心者・兎川をバドミントンに慣らしていく青春コミックスになっています。(出版社ペーパーでは少し未来のバカップルですがあまり変わりない

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    2020年07月01日
  • 色咲き

    購入済み

    1つひとつ面白い

    短編ですが、どれも心に残る寓話的な雰囲気が素敵です。ハッピーエンドあり、ホラーチックなものもあり。

    なかでも、人間トモエ&ロボットのナルの話は涙が止まりませんでした。
    お互いを本当に大切にしている2人に訪れるまさかの展開。ナルのことが大好きで、人と変わらずナルの人格を認めその心を尊重しているトモエ。そんなトモエの影響か、人工知能とは思えないほど感情豊かで思いやり深いナル。
    ロボットであることを忘れそうなほど人間くさいナルですが、それは一方で悲しみや寂しさなどの、本来機械が感じることのない辛い気持ちとも無縁ではいられないということ…。

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    2019年10月06日
  • 川果町よろづ奇縁譚

    購入済み

    ちょっと不思議な

    感覚になる。線が細く柔らかで世界観に合ってると思う。
    ふんわり優しい心持ちになる主人公と周囲の人々の関係が
    いくつかのエピソードを通じて全体が見えてくる作りで、
    読後感はファンタジー。 結構好きなカテゴリーだ

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    2019年09月29日
  • 銀のくつ 【電子限定おまけ付き】

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    夜寝る前に読んでるのが四宮しのさんの『銀のくつ』!!眠りに着きやすくて、私の癒し漫画の一つに加わった。現在に辿り着くまでのリオくんの過去には苛酷さがあるようだが、ここに辿り着いたんだ…と言う事そのものが愛おしい。リオの物語が読めるのが待ち遠しい!!お父さん(♂)とお母さん(♂)にもうじき小学校に通うジュンくんの3人家族のお話で、お母さんは鳥の着ぐるみを着てる美青年リオ。ジュンくんがお父さんよりお母さんびいきで、そのひいきの仕方が無性に可愛い。癒されるわー。

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    2018年05月30日
  • 色咲き

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    かわいい度★★★★★ 筋肉度★

    一見、色々な愛の形が描かれている作品です。
    ほんわかとしたかわいらしい絵柄と切り込まれるようなお話に正直薄ら寒くなりますが、そこが醍醐味で楽しく読めました。
    視点を変えれば、灰色も緑色も黄色もどんな色も、薔薇色になるのだなあと思いました。
    私的に好きなのは、緑色の憎しみに満ちた愛情と紫色の執着した情が好きで、単行本の中ほどにこの両作品をもってこられたバランスがとっても好きです。
    どの作品も全部ピュアラブで全部執着心が強いな、と改めて感じました。自作も期待です!

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    2015年11月20日
  • 俺は性格が悪い。

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    読み応えある作品だった〜なんだか読むのに時間がかかった
    森田くんが最初の印象を良い意味で裏切ってくれる子でした。なんでも把握系かと思いきや、何かあるたびジェラっててダメ男なのがかわいい。
    そして先輩カップルが好き。それぞれが葛藤に焦らされて楽しかった。
    絵柄も好み。

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    2015年05月19日
  • 川果町よろづ奇縁譚

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    2015/01/16
    【好き+】「かわばたまち よろづ きえんたん」と読むのか、難しいな。 高校生?中学生?:天花寺オトヒコ×大学生:平子千佐。 平子が町で声をかけられてアルバイトをすることになった:鑑定・調査事務所には社長:鈴島と社員:魚住がいた。 仕事をしては奇妙な人たちに巻き込まれる平子は特殊な生い立ちのせいでよく他人のそら似をされ、本当の自分があやふやだった。 鈴島、魚住コンビの過去と縁、オトヒコの過去と縁、本当の自分を知りたいと願う平子、蝶々のようにヒラヒラと散らばった点が最後一つにまとまり、幸せな気分と奇譚らしく不思議な気持ちが残る物語で面白かった。

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    2015年01月19日
  • てのひら怪談

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    登場人物の見分けがつかないトラップですよ!さぁ、もう1度読んで下さい。そう!そういう事です!ニッカとピース良いなぁ

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    2014年08月26日
  • 川果町よろづ奇縁譚

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    私は勝手にBL界の『百鬼夜行抄』と呼んでいる。男二人がやっている鑑定屋にバイトの面接に来た大学生の平子くん。導入は一見普通で、平子くんは巻き込まれ型主人公の匂いをぷんぷんさせているが、実は物語の中核を担う出自である、と言う所をご都合主義と取るか不思議のなせる業と取るかで見方は変わるかもしれないが、とにかく「これはこういう事である」と論理的に弁じてはいないが、まるっきりのファンタジーかと言うとそうでもない。なんとも言えない不思議さは作者の作風のなせる業。頼りなげな線で描かれながらも怖さを醸し出す手法は作者が意図したと言うよりやっぱり自然に紙面に滲み出てしまう作者の作風に他ならないだろう。線の細さ

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    2014年07月19日
  • the way I am

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    絵が可愛くて買いました。ちょっとファンタジーでほのぼのした話です。勝手に思い込んで、勘違いしたり、すれ違いしたり、でもちゃんと向き合おうとしてて、とても良い話でした。ヘタレ好きです。

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    2014年01月06日
  • the way I am

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    気になる先輩の頭に猫耳が見える…という事態に陥った高校生の話。
    出会いから一歩ずつ恋をはぐくんでいく流れにキュンとしました。お互いが嫉妬でちくちくする感じとかすごい好きで久しぶりにときめきました。

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    2013年12月31日
  • 魔女と猫の話

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    これは良いおはなしでした。魔法学校に通う女の子は13歳の誕生日に一生のパートナーとなる猫を召喚する儀式を行うのだが…というオムニバス。
    ねこぱんちなだけあってもれなく猫が可愛いし少女たちもそれぞれ強くてかわいらしい。

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    2013年10月07日
  • 川果町よろづ奇縁譚

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    あやかし・不思議系のお話。
    書き下ろしまで読み終えてからもう一度読み直すと、犬丸の行動から気持ちが伝わってきて割り増しで可愛い。

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    2013年09月13日
  • 魔女と猫の話

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    魔法学校に通う少女達が、パートナーとなるネコと出会い、それぞれに成長するお話。一話ずつスポットを当てる少女が違い、一人ずつにそれぞれ悩みや越える壁みたいなものがあり、それを自身やネコ、友達の力も借りながら、乗り越えて成長する。四宮さんらしい、ふんわりとした絵に、具体的な悩み(成長期に大抵の方が思い悩んだことだと思います)がとてもバランスよく、面白かった。不器用で子どもだった自分を見ているようで懐かしく、逆に戒められる部分もありました!とにかく四宮さんの描かれるネコと少女が可愛い!

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    2013年07月31日
  • 川果町よろづ奇縁譚

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    オカルトチックだけどハッピーエンド。メインの二人のその後がもっと見たいと思ったけど、最後の方の今と未来が交錯する展開が結構好きだった。画面の情報量が結構あるので読み応えあり!

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    2013年07月27日
  • 魔女と猫の話

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    はー……好き。もう大好き。この一言です。
    2013年に出逢った本の中で早くもNO.1かもしれない。
    読みきってしまうのがもったいないと思うくらい、素敵な物語でした。

    **

    この世界で、魔法を使えるのは少しだけ「特別なこと」。
    でも、特別な力を持っていても
    怖いものは怖いし、分からないものは分からない。

    これは、「特別」を持ちながらも
    魔女を目指す彼女たちが、
    悩み、落ち込み、そして互いに助け合いながら、成長していく物語です。


    13歳になったら、魔女見習いは自分だけの守護者(猫)を呼び出せる。
    そんな「自分だけのパートナー」と一緒に
    泣き、笑い、悩みながらも
    夢を見つけ、凛とした女性に

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    2013年06月01日
  • 魔女と猫の話

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    細かい書きこみで綴られた、魔女と猫の短編集。ただし、猫は話をするし、人間形になったりもする。
    どの話も、少女たちの不安やとまどい、喜びを丁寧に描いている。少女たちを励まし、時には叱ったり、困らせたりもする猫の存在感がとても良い。猫とファンタジーが好きなら読んで損はない一冊。

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    2013年04月10日
  • 魔女と猫の話

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    一人につき猫が一匹相棒な世界
    (しかもしゃべるから話し相手になだてくれる!)
    こんな相棒がいれば心強いよね

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    2013年03月29日