川奈まり子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレホラーや怪談は苦手だ。子どものころは、うっかりそういうものに触れてしまうと、夜かなり怖い思いをしていたけれど(寝れなくなって……とはならなかったところが、なんだか自分らしいのだけれど)、歳を重ねて少しずつ耐性がついたのか、「怖いもの見たさ」で手を出す余裕が出てきた、ような気がする。
京王線のとある駅で、偶然立ち寄った本屋のレジ横に、この本が積まれていたら、買うしかないでしょう。それはもう。
吉田悠軌さんはクレイジージャーニーに出ていた方で、著者の名前に見覚えがある、と思った自分の勘は正しかったし。
怪談、それも、実際に体験した人に聞いた話をまとめたもの。
いつかどこかで、ではなくて、この時期に、この場所で、と特定されるからこその怖さはあるものの、「見間違いや思い込みかもしれない」「ただの偶然かもしれない」と、人ではないなにかのギリギリ境界線あたりにある感じで、怖がりでも十分耐えられた。逆に変に怖がらせようとしないあたりがリアル、とも言える。
なんというか、読者を怖がらせようとしているホラー小説だとかの方がよっぽど怖いんだよ。
四十数年生きてきて、なんというか、たぶん世の中不思議なことはあるし、悪いことをしたら自分に返ってきたり、そういうことはあるんだよ、ということを感じているのかもしれない。
短い話がたくさんある構成なのだけれど、話によって視点がブレるというか、話者の立ち位置が変わるというか、構成が変わるのが、少し読みづらい。
筆者が二人いるので癖が違う、のもあるかもしれないけれど、フラットな第三者トーンだったかと思えば、突然、書いている人の該当する駅への思い入れや印象が出てきたり、書いている人による補足が入ってきたり、しかもそのどちらも主語が「私」(二人いるのに)なので、なんだかすっきりしない。 -
Posted by ブクログ
2020.08.24
幽霊だけの話にとどまらず序盤や話の途中で歴史や事件の背景などの説明が長いこともあり読み進めるのが苦痛な話もあった。(そのあたりは飛ばし飛ばし読み進めた)
『鍵付きの時代箪笥』
タンスの引き出しの隙間から髪の毛が隙間からズルッと出てきて、不在の間に着物女の人が髪の毛を押し込めようとしてて耳元で『…ったら許さない』と言って消えたのが気持ち悪い
『人形心中』
もう10年以上前に探偵ナイトスクープで本気でマネキンと結婚したいって女の人が出てたなぁ…と思い出した話。
不気味な肌の色のリアルドールの胸元の黒ずんだシミって、従兄弟の血液…?気持ち悪い…ただただ不気味な話だった。でも従兄弟はリアルドールと暮らせて一緒に焼いてもらって幸せだったんだろうな。幸せって人それぞれだな…
『蛭夫』
ドキドキしながら読んだ。本当の人が日中に勝手に出入りしてると思って途中までドキドキしながら読んだけど幽霊オチでちょっとがっかり。
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