市川伸一のレビュー一覧

  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    勉強しなさい!
    耳にタコができるほど言われて育った口かな。
    でも、勉強の方法って習ったっけ?
    英単語の暗記してたけど、暗記の仕方って習ったっけ?
    数学の解き方習ってたけど、問題の捉え方って習ったっけ?
    そんなふと思った疑問を認知心理学の分野からアプローチしてみようではないかと考えてこの本に出会いました。
    学習感を見直し。
    記憶するとはどういうことか。
    理解することとは。
    英単語の暗記に数学の解き方、小論文至るまで。
    テストに出る、受験する、だから覚えたり問題をひたすら解いてみる。
    ではなくて、物事に対して理解することがどう重要なのか。
    心理学からどう考えれるのか。
    ここ最近よく巡り会う本ですね

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    2015年04月15日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    ネタバレ

    大学1回生のときに、好きな授業のうちの1つだった、パンキョーの「認知心理学」の参考図書を改めて再読。
    やはり面白い。
    一番勉強になったのはベイズの定理。高校のときに習ったのかなこれ...よく覚えていないけど今更なるほどねと納得。

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    2014年10月14日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    推論についての考え方。
    ヒトはみな、知識に基づいて推論する。
    演繹的な推論、帰納的な推論がある。
    ベイズ理論は、直感はあてにならない計算してはじめてわかるもの。

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    2014年06月16日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    自分は、邪推することが多い、いい意味でも悪い意味でも。

    人と会話している時も、その相手から発せられた言葉の裏側にある見えない部分にピントを合わせてしまう。
    だが、当然ながら、その時のレンズは、絞りも露出も自分というマニュアル操作なもんだから、いかんせん、たいがいはピンぼけとなる。

    そんなもやもやをいつも抱いているのだが、本書を読んだら、なるほどその辺が、実に明快に書かれており、なるほどとばかり、溜飲が下がりまくった。

    著者も書いているとおり、全3部構成の1部と2部は、実証的な見地からの記述のため、理数が苦手な方はとっつきにくいかもしれないので、3部から読み始めてもよいかもしれない。

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    2014年04月29日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    心理学的な文脈でのやる気・動機づけを説明する時、歴史的に心理学ではこれまで様々な角度から議論されてきたが、著者はその統合化の試みとして「二要因モデル」で説明が可能であるとする。

    二要因モデルとは、学習の動機の分類を「功利性」と「重要性」という二つの次元で構造化し、整理したものであり、以下の六つに分類される。

    内容関与的動機
    ・充実志向(学習自体が楽しい)
    ・訓練志向(知力を鍛える)
    ・実用志向(仕事や生活に生かす)

    内容分離的動機
    ・関係志向(他者につられて)
    ・自尊志向(プライドや競争心)
    ・報酬志向(報酬を得る手段として)

    また、これらの分類に対して効果的に実生活に役立てる方法がそ

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    2013年06月17日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    市川伸一という著者を古くから知る人は、口をそろえて「東大の文学部心理学科の中でも、昔から抜群に頭のキレる人だった」という。なるほどそうなのだろう。この人の著作のどれを読んでもその天才ぶりを感じることができる。この人の頭のキレのすごさがよく現れるのは、物事を解釈するときである。世の中にある複雑な現象、世の中にある様々な学説・理論をそれはもう鮮やかに意味づけ、結びつけられるところにこの人の頭の良さが垣間見られる。「あ、一を聞いて十を知るってこういうことか」と頭をガツーンとやられた気持ちになるのだ。本書は人間の学習について「動機付け」との関連から論じていくものである。一般人をターゲットにする新書だけ

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    2012年02月28日
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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     認知心理学という領域があって、現代の心理学における基本的なことがらを紹介しながら「勉強法について考え直す」と、掲げられている(III)。
     
     「学習観を見直す」、「記憶する」=英語・歴史を主軸、「理解する」=文章、「問題を解く」=数学、「文章を書く」=小論文。
     記憶ー理解ー問題解決。試験対策の授業理解の観があるが。

     詰め込み主義にかわる「問題解決・総合学習」への見解もある。その可能性を指摘しながらも、次のように整理をする。
     「テスト勉強をしていれば十分というわけではないが、テスト勉強だからといってバカにして、高校で習うような知識の習得や問題の解決すらしなかった(できなかった)人が、

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    2012年02月14日
  • 学ぶ意欲の心理学

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     子どもの「やる気」に関して、心理学の立場から分析したもの。第1章では、心理学における「やる気」に関する古典的研究から、著者の「二要因モデル」までを解説した章で、心理学の一般的な知識を学ぶことができる。第2章と第3章は他の学者との対談で、第4章がまとめとなっている。全体的に読みやすく、分かりやすい。
     第1章の部分は、ソーンダイクとかアンダーマイニング効果、とか教育心理学で学んだ内容が復習できるので良いし、第3章の対談の中でも述べられているが、こういった基礎的な研究を知っておくことはとても大事だと思った。第2章の対談は、学者同士の言った言わないの喧嘩を見ているような感じがないこともないが、著者

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    2011年12月20日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    頭の中での推論がどんな風に行われているか、ということを、各種事例をもとに、くだいて解説しています。どんなところで推論にバイアスがかかるのか(人間がいかに適当か)、ということも興味深いものです。そして、そういう研究を通じて人間がより合理性を獲得できるように、という心理学者からの答弁に拍手。

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    2011年12月07日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    ネタバレ

    学ぶ動機について。動物から子ども大人まで。
    学習の二要因モデル。外発要因、内発要因。その学習効果の違いは?
    どちらかだけに分類できるわけではなく、学んでいく過程で後者にだんだんとシフトしていくんじゃないだろうかという考え。キッカケとしての外発要因の必要性。
    人間は刺激がないと精神が不安定になっていくという過去の実験に驚くとともに恐怖を覚えた。

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    2011年07月07日
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    高校生向けなので対象ではなかったけど、ためになる部分もあった。

    もっと早くこの本読んでたら、人生少しは変わったかなぁ・・・
    と読みながら思ったり。

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    2011年05月10日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    大事なところが太字になっていて、とてもわかりやすくなっていたのでよかった。この本は、精神科医の和田秀樹氏と教育社会学者の苅谷剛彦氏の討論を本にしたものである。学ぶ意欲=やる気をだすにはどうすればいいのか?新しく2人が考えだし、やる気を引き出すヒントをもらうことができる。今の人はやる気がないと言っているのを、よく耳にするが、この本を読んで、是非、勉強することに対する意欲をだす、ヒントを得てほしいと思う。

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    2009年11月12日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    これを読んだからといって学習意欲を自己コントロールしバリバリ勉強に励める、というわけではない。
    中身は薄い感じがした。
    私がひきこもり・ニート生活を脱し受験勉強を始めたのは自尊志向からか。

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    2009年10月04日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    かなり前に読んだ。勉強に意欲を失ったときだった。
    内容のほうは教育心理学等で教わるようなものだが、結局どうすべきなのが良いという結論にまでは達していない(というか達せるはずもないが)。著者と苅谷氏の対談は良かった。教師−生徒間のミクロな視点を重視する「教育心理学」と社会構造全体を考慮する「教育社会学」の折り合い等について論じている。
    …まぁこれ読んでも意欲はわかない。

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    2009年10月04日