市川伸一のレビュー一覧

  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    高校生を読者に想定している「勉強法」に関する本。
    奇をてらわずに、オーソドックスな学習法の中から優れた学習方法を科学的に推奨している。
    焦らず、基本的な学習法を大切にして、しっかり身に付けることを第一に取り組んでいくことの大切さを改めて認識した。

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    2012年10月01日
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    中学・高校生のための勉強指南書なので書かれている具体的な勉強の内容は、今の自分には当てはまらない事が多いですが、学習という行為を認知心理学的な側面から解説していてなかなか面白い本でした。

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    2012年09月19日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    ネタバレ

    動機づけ理論の歴史・基礎を振り返って、最近の日本の教育について和田秀樹氏、苅谷剛彦氏と討論しています。外発から内発への移行・ヒドゥンカリキュラム・学習動機の2要因モデルが参考になりました。
    学ぶ意味は「なりたい自己」と「なれる自己」を広げること、という考え方は良いと思いました。また、「大人が勉強するような社会になれば、子どもも多少は勉強してくれるんじゃないかと」(P131)いう和田氏の発言に納得してしまいました。

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    2012年08月05日
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    心理学の成果をもとに、高校生に向けて勉強法のアドバイスがされている。勉強してるのに成績が伸びない、そんな悩みを持った生徒は多い。ではなぜ伸びないのか。今の勉強法にどんな問題があるのか。そこをまずは考えてみよう。結果主義、暗記主義、物量主義に陥ってはいないか?普段の学習生活と絡めて読み進めることができるので理解しやすい。心理学に興味のある高校生にもオススメだ。「勉強法はコレだ!」という胡散臭さが無いので、良い。

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    2012年05月26日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    教育心理学の権威といわれ、中教審の委員などを務められる市川伸一先生の著書です。

    教育心理学の観点から、現代の教育を考察しています。
    本の冒頭で、教育心理学の基礎知識、市川先生が提唱する「二要因モデル」などを概説しているので、無知な人でも学習しながら読むことができます。

    最終章では、やる気や学習意欲を出すためのアプローチ法、環境づくり、意識改革について、さまざまな方法・理論を述べられ、試してみたいものばかりでした。
    もちろん、学校の授業で実践できそうなものもあります。

    本書のなかで、「東大教授の意見も疑ってかかれ」という節では、なるほど、と思わされました。
    私は、この本を読んで、「心理学か

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    2012年02月28日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    認知心理学関連本3冊目。「心と脳」「問題解決の心理学」とつながるところが多く、私たち人間が、如何に確率・統計的な世界を生きているか、「問題解決」と意識しなくとも、瞬間瞬間推論しているかを改めて学んだ。学術用語もふんだんに使われて、夜読むとうつらうつらしそうにもなるが、読んでいてしっくりきた。

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    2011年11月01日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    人間の推論について、心理学の立場から眺める書。推論に関しては、論理学、確率論、推測統計学という規範的な科学と呼ばれる領域からの見方と、心理学は、実際に人間がどのように推論しているかについての知見や理論を提供することから記述的な科学ということになっている。
    本書は、人間は論理的に推論するのか、確率的な世界に対する推論、推論を方向付ける知識、感情、他者といった、それぞれ論理、確立、日常推論とある程度独立した角度からの”人の推論”に対する考察がなされている。
    全般的に、それぞれの推論、思考過程に対する実例に基づいて記されており非常にわかりやすい。人の思考過程について探索するには、領域を広くカバーして

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    2011年10月23日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    定期的に読み返したい。
    頭の中でうすぼんやりとしていたことに名前がつくとすっきりする、ことがわかった。

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    2011年06月23日
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    勉強をする際、頭のなかをどのように働かせればいいか。そのヒントが書かれてある本。読むと、自分の学習観を見つめ直すいい機会になる。

    小学校や中学校で、勉強する内容は教えられることがあっても、勉強法そのものは、あまり教えられなかったのではないだろうか。人それぞれ自分の勉強の仕方を自分で見つけて、勉強してきたはずだ。

    ひとくちに勉強と言っても、記憶すること、理解すること、問題を解くこと、文章を書くこと、などの要素がある。そのそれぞれで、頭の働かせ方は違う。

    たいていの人は、この本に書かれてあるような頭の働かせ方をしている。ただ、多くの人は半ば無意識的に行なっているはずだ。この本を読めば、それを

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    2011年04月29日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    日常生活での思考は推論の連続といえる。
    その多くは論理形式に従うより、文脈情報に応じた知識を使ったり、心の中のモデルを操作してなされる。
    現実世界はまた、不確定要素に満ちているので、可能性の高さを直観的に判断して行動を決めている。
    推論はさらに、その人の信念や感情、他者にも影響される。
    推論の認知心理学は、これら人間の知的能力の長所と短所とをみつめ直すことによって、それを改善するためのヒントを与えてくれる。

    [ 目次 ]
    1 人間は論理的に推論するか(形式論理と日常的推論 論理的推論の認知モデル 帰納的推論―一を聞いて、十を知って、三誤る)
    2 確率的な世界の推論(確率・統計的

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    2011年04月01日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    認知心理学の中で、人間の認知過程、推論に焦点をあてた入門者向けの本。

    私たちが推論する過程において、どのような処理があるのか、またどのような誤りをおかしやすいのかということを、論理てきにわかりやすい文章で説明してくれる。

    私たちが普段している「考える」という行為に興味がある方にはおすすめの一冊。

    おもしろかったです。

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    2011年03月21日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    認知屋と自ら称する市川伸一氏の書。

    論理学、認知心理学の入門書として最適。簡単な言葉で、本質的を付くあたりが素晴らしい。
    内容としては、認知心理学の事例の紹介と、人間の論理的な特徴を述べている所が面白い。下記を見て興味を持ったら読んでもみてもいいかもね。

    人間の特徴
    ・ベイズの定理が難しいのは、人間にとって納得し難い答えがでること
    ・「仮に」と前置きしても、それを事実のように扱う
    ・暫定的な間違った事を答えとする
    ・記憶を圧縮し、解凍できないまま忘れる
    ・故障原因を探る時、原因の確率高いものとして①と②があるけど、①ばかり調べること
     ①典型的な稀な現象
     ②典型的ではないが、よくあること

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    2011年01月23日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    推理・推論の誤り、思考回路をつまびらかにする学問。それが認知心理学。4枚カード、ペイズの理論、三囚人の問題、ギャブラーの誤り、ヒューリスティックスという曖昧な判断。具体例を用いながら、分かりやすく解説する、入門書、導入的な新書。人間の思考というのは、おもしろい!これが認知心理学の神髄だろう。

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    2010年11月01日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    [ 内容 ]
    子どもの自主性を尊重する日本の教育は世界の潮流に逆行しているのか?
    教育心理学が「自律的な個人」をモデルにすることで、社会階層差の拡大などマクロな問題が見過ごされてしまうのか?
    本書では、心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れを踏まえ、最近の教育改革をめぐる論点を、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏と徹底討論。
    人間の「やる気」を考えるための新しい枠組みを提示する。
    学ぶ意欲、働く意欲など、私たち一人一人の「やる気」を引き出すヒントも見つかる一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 動機づけの心理学を展望する(職場における動機づけ 基礎心理学での古典的研究 動機づけ研究の展開

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    2010年06月30日
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス

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    [ 内容 ]
    「いくら勉強してもわかるようにならない」「ちょっとした問題でも間違えてしまう」としたら、勉強法に問題がないかな?
    心理学の成果をもとに、数学、英語、国語などの問題にそって、なぜつまずいてしまうのか、もっとよいやり方はないか、具体的にアドバイスします。
    自分にあった効果的な勉強法をみつけよう。

    [ 目次 ]
    1 学習観を見直す(勉強法の問題点を探る 学習のしかたに目を向ける 勉強方の背後にある学習観)
    2 記憶する(英単語の学習の工夫から 記憶理論から見た勉強法 記憶のモデルを考える)
    3 理解する(用語が理解できないのはなぜか 図、公式、手続きの理解のために 文章を理解する)

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    2010年06月28日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    学習心理学の基本的な理論から作者の提唱するモデルまでが丁寧に解説されています。また、さまざまな学者との対談を通じて学力低下問題にも切り込んでいます。

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    2009年10月04日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    人間の考える能力がいかに合理的で素晴らしく、いかに曖昧でいい加減なのか、がよく分かる。ちょっと難しいところもあるけど、最後までかなり楽しく読めた。紹介されていた本も読みたい。

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    2020年11月12日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    教育心理学の立場から「動機づけ」にかんする研究成果をわかりやすく解説するとともに、教育問題について活発に発言をおこなっている精神科医の和田秀樹や、教育社会学の観点から教育問題についての議論を展開している苅谷剛彦との対談が収録されています。

    主として初等・中等教育が念頭に置かれて議論がなされていますが、大学生や大人がみずからの勉強のしかたを見なおすためのヒントも引き出すことが可能です。また、アカデミックな心理学の研究と、現実の社会における教育制度とのあいだにはかなりのギャップがあることにもあらためて気づかされました。

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    2018年12月15日
  • 考えることの科学 推論の認知心理学への招待

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    私たちは「考える」という行為についてどれくらい考えているだろうか?日々さまざまなことを判断し、決定し、理由づけし、予測しているが、毎回毎回プロセスの妥当性を検証している時間がないことは明らかである。

    本書は3部構成の1部2部において、論理的推論、確率的推論のような、正解がある推論について間違いやすい有名な例を上げるとともに、なぜ間違いやすいのかについていろいろな学説ともに筆者の自説も紹介する。3部では、私たちの日常における認知、記憶について、どういう仕組みで行っているのかを議論する。

    論理パラドックス、経験則バイアス、ベイズ確率など、それぞれの分野の本はいろいろあるが、この本のように推論全

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    2016年05月13日
  • 学ぶ意欲の心理学

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    動機に関する研究者による書。組織心理学等の紹介から、自身の理論の説明、反対の立場をとる研究者とのバシバシの議論など、とても興味深い内容と行動が並んでいる。マクレランドの動機理論が含まれていなかったのは残念。

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    2016年04月27日