無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
人間の判断過程・推論の仕方がどのようなものであるか、を描いた本書。
私たちの推論やものの考え方というのが、統計学や確率論、論理学などに忠実かというと、そうではない(そうではないからこその、この一冊の本なのですね)。
それどころか、人間の推論の仕方は、-この本ではいくつかの実験結果が紹介されていますが-、そういった正当・合理的なやり方と比べると随分プロセスが違ったりするわけです。
「人間は合理的に考える生き物だ」なんというのは、たとえばミクロ経済学などを勉強すると、そんな仮定に出くわすわけですが、上のような事実を踏まえると、「人間は合理的に考える」というのは、どうやら怪しい、ということであります。
(むろん、議論を進める前提として、そのような仮定や擬制を行うのは意味のあることですし、そういった仮定や擬制をすることがミクロ経済学にとってまずいことだ、といっているわけではありませんよ)
かといって別に、断じて私たちの推論の仕方(繰り返しますが、これはしばしば合理的な手法にそぐわないことがあります)というのが、とるにたらぬ、出来損ないの機能かというと、それはそれで極論なんですね。
ヒューリスティックというのは、それはアルゴリズムとは別の意味で、合理的な意味合いがあるのです(脳への負担を軽減するため、とか)。
私たちの思考・判断過程と、合理的な推論・思考の仕方にはギャップがある。
この現状認識は、ぜひ心得ている必要があるとおもいます。
そしてそれこそが、考える葦の面目躍如だと思うのです。
Posted by ブクログ
大分前にふらっと立ち寄った書店で手にとって、待ち合わせ時間にでも読もうと考えたけれど、意外と相手が早く来ちゃったもんで読み損ねて、まんま積ん読になっていた本。
積ん読は無駄などという記事を見かけたけど、『それってどうよ派』である私……とはいえ、積ん読の昇華は出来ればしたいところ(新書は基本、一時間程度で読めるよう配慮されているらしいしね。知らんけど)……ちょこちょこと読み進めておりました。1997年初版ということもあり、おそらく古い部類になると思うし、まだAIが萌芽だったころの著作なので、そのあたりのコンピュータによる認知とか推論とかの記述は素朴だったりする。けれども、古典的な確率論と人間が実際に行う推論との差とかは、わかりやすく書かれていて面白かった。
今のところさらっと通して読んだだけだけれど、時間を作って読み返したい一冊でもある。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用