日本経済新聞社のレビュー一覧
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人材派遣を祖業として様々なマッチングビジネスを展開し、まだ、ここにない、出会いを提供して続ける日本を代表する企業リクルート社について緻密な取材をもとに2014年の上場からさらなる飛躍を目指す同社の軌跡と展望を書いた一冊。
創業者江副浩正氏が起業した第1創業期リクルート事件からダイエー傘下となり、そこからの復活劇を描いた第2創業期、そしてダイエー資本から脱却し、ITの普及や日本の人口減少により当初のビジネスモデルが過渡期になり、海外戦略など新たな可能性を模索する第3創業期と同社が経験してきた3つの時代を描いただけでなく、同社での戦略やOGOBなど出身者の後の活躍までを多くの取材による生の声が掲 -
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液晶などで業界で確固たる地位を手にしたSHARPの凋落や迷走を多数の関係者の取材で明らかにした一冊。
本書を読んで、SHARPの内情を深く知ることが出来ました。
シャープペンシル電卓、太陽電池、液晶モニターなど大衆の生活に変革をもたらす開発を行い、液晶モニターやカメラ付き携帯などその後も色々な商品を生み出した同社が液晶事業の成功による慢心、不毛な権力闘争、キングギドラ経営、サムスンと鴻海との関係など人間や他社との関係で堕ちていく様には色々と考えさせられるものがありました。
また、創業者の早川徳二氏の模倣される商品を作って次の製品にすぐ取りかかる精神や7代目高橋社長のJALを再建した稲盛さんの -
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平易で簡潔な本だったので一日で一気に読んだ。企業経営上、大変参考になるというか、つくづく冷や汗の出る本だった。まだ進行中の事態なので詳細な記述は避けるが、とにかく、1、経営は絶頂期のときに綻びが埋め込まれたり生じたりするので絶頂期の時にこそ経営全般の点検をすべし。2、1つの事業に過度に利益を寄せない、過剰に投資をしない。出来る限り事業の柱を複数本化させる。財政の健全を保つ。3、実り多くしてますます頭を垂れる稲穂になる。奢らない。という3点が企業や事業の大崩壊を防ぐ方法かなと深く思いました。他山の石としたい。「創業者の精神は語り付けても受け継げない」これも覚えておきたい。
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ネタバレ日本経済新聞社によるもの。
感想。
昔のシャープの印象は、他の電機が苦戦している中、液晶絶好調で選択と集中ってこういうことだというもの。そこから今に至る経緯を簡潔に整理・説明してもらえたのはよかった。
中身は分析というよりは取材の組み合わせで、週刊誌チックな文章。あくまでいち読み物として捉えておきたい。
備忘録。
・シャープは人事抗争の末に悲劇が起きた。堺に工場に代表される液晶事業への巨額投資失敗、経営危機に陥った後の内紛劇化とか。
⇒人事抗争の記載は豊富で細かい。というかそればっかり。
・液晶に成功した後に、その次を目指すべきだったが、あまりの過剰投資に余裕がなくなった。
⇒本質はきっと -
Posted by ブクログ
2015.12.2
リーマン後の4兆元の財政政策げ尾を引いてるな。生産過剰な状態を作って、それが今ボディブローのように効いてる。
さらに対策として、人民元の切り上げ。なりふり構わない中国の様子が垣間見えますな。
株価も政府が買い支えているし。
と、ここまで書いたら、日本も年金使って株買ってるし、日銀も国際買ってるし、やってることあんまり変わらんなあ、と思った。
メディア規制の無い点、選挙がある点が中国との違いか。
大国意識、中国の夢。
今までは、経済力で周辺国を黙らせてきたが、今の経済情勢ではそれが難しくなってきたのか。
銅の需要、五割が中国。
最後は過度に中国に依存するとマズイって話。じゃあ -
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ネタバレさすが日経の本だけあり、投資に関する基礎知識が網羅されている。はじめの一冊になりうる本。
<メモ>
・バフェット運用術。 アニュアルレポートを精読する。
・バフェット投資方針①事業内容はだれでも知っている。②米国籍がほとんど③世界1位、業界1位がほとんど④業績はもちろん株主還元に積極的
・バフェット流日本株銘柄選び①自分で事業内容を理解でき、将来を展望できる②日本国籍③業界1位、ASEAN1位④キャッシュフローと総還元性向
・逆指値の活用。①逆指値買いで、上値を超えたところでかい、ブレイクに備える。②逆指値売りで下限を超えたところで自動的に売られるようにし、損失限定。