日本経済新聞社のレビュー一覧
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テレビ東京で朝放送している「モーニングサテライト」(モーサテ)で、中国の話題を取り上げていた。
現在の中国は買い手市場で、企業側が学生に求める要求も上がっている。
企業の中には「博士」あるいは「修士」限定の募集をしている所もある。
日本はどうかというと、学部卒の方が院卒よりも好まれる。
少子高齢化が問題になっているが、教育も様々な問題を抱えていて、放置していると日本が「オワコン化」する可能性がある。
教育制度自体、時代に合わないのに文部科学省、学校で変化を好まない人たちがいるので変わらない。
優秀な人材はいても、理系だと医学部に流れてしまう。
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日本経済新聞の2020年夏からスタートした、北海道の未来に関する連載記事を再構成した一冊。
2019年末から流行したコロナを逆バネにして、北海道・札幌が持っている現実のメリットとデメリットを丁寧に洗いだしている。
また過去も振り返りながら、現在北海道内外で活躍する政治家や財界人といったキーパーソンにインタビューをし、北海道・札幌の未来に対する提言をまとめている。
教育から開発、観光、2030札幌オリンピックまで現状を踏まえ、日本経済新聞らしく北海道内の有力企業にも取材し、これからの開発計画も含めた前向きで夢のある一冊になっている。
最近札幌市がオリンピックの招致活動に急ブレーキをかけた -
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目下の国際情勢の中で、日本では賃金が上がらない、社会保険料は上がる、物価は上がる、後期高齢者は増える、子供は減るという状況が続く。世論は、政府の失策だというが、他責ばかり言い募って給付やバラマキばかり求めることが、賢明な行動であるとはいえない。自分の首をますます締めることになるのは自明。俯瞰でみれば、年齢別人口ピラミッドの宿痾、国家戦略として活用できるような有望な資源を国内に産しないこと、歴史的、地政学的に、米中露の間で絶妙なバランスを要求され、ときに忖度を余儀なくされるがゆえに、一貫した合理的な政策をなかなか維持できないことなど、境界条件として厳しいものがもともとある。政府部門だけの責任とは
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シャープが液晶への大型投資を始めるのは2000年代前半である。2004年1月に亀山第一工場が稼働する。続けて2006年8月には亀山第二工場を稼働させる。大型投資は、これで終わらず、2009年10月には堺工場を稼働させる。
この投資は、はじめはうまくいった。亀山第一工場稼働前の2003年度のシャープの連結営業利益は、1,217億円。それが、以降、1,510億円、1,637億円、1,865億円、1,837億円と成長していく。ところが、液晶の需要が落ち込んでいった、2011年度の営業利益はマイナス376億円、12年度はマイナス1,463億円。2013年度は一息つくが、14年度はマイナス481億円、1 -
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「逆境の資本主義」
1.購読目的
2020年から2022年にかけて、コロナそして政治情勢の大きな変化が発生している。
過去、現在そして未来の資本主義を学ぶことにより、大局/マクロの流れを押さえたかったため。
2.この書籍の魅力
FRB元議長のグリーンスパン氏をはじめとして、多くの見識に触れることができること。
3.改めて学習できたこと
①ダノン
食品のダノンは、地域社会ならびに環境に配慮した目標設定、運営を行っている。
結果として、そうした認証の冠でもある「Bコープ」銘柄として採用されている。
②グリーンスパン氏
資本主義の停滞は、社会保障費の増加により、投資にまわる資本が衰退している -
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経済誌かなんかの書評で読んで知ってから積読。
2016年にシャープが鴻海に買収された直前まで、シャープの転落の様子を日経の番記者が描く。
大叔父がシャープの電器屋だったし、仕事でも多少絡んだこともあるので、比較的好きな家電メーカーではあったシャープ。でも、書かれている内容はまるで日曜劇場のドラマに出てくるようなドロドロ話。こりゃダメだな。
途中出てくるJDIや東芝が今でも迷走しているのを見ると、鴻海に買われてよかったんだろうなと思う。確かに日本人としては微妙な気もするけど、海外で仕事をしている身からすると、資本の国籍で今更選り好みしてもって気もするし。 -
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ネタバレ変化に向けて、仲間づくりを大切に挑戦を続ける。
世界のマーケットに向けては、各地域に根付いて勝負。
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【過去〜今の状況変化】
車をつくって80年。
97年にエンジンとモーターを併用するハイブリッド車プリウスを発売。
エコカー市場を牽引してきたが、EV(電気自動車)、完全自動運転、ライドシェアなど競合が多くなってきている。しかも今日は Google や Apple など異業種の巨人。
【戦い方 深まるアライアンス】
今までは単純にルールに適合させていく戦いから、ルール作りまで関与して戦う、と変わってきた。日本は出遅れている。
よって、トヨタは日本の自動車メーカーとの協業、提携、 -
購入済み
ニュース理解のベース
主要トピックを広くカバーしており、それらの復習や整理の用途としては手頃な本。普段ニュースを見聞きする際のベースとして非常に重要な情報や背景がまとめられていて、今後の最新ニュース理解に役立ちそう。自分が弱いトピックについては新たに知ることもあったが、基本的には広く浅く今後のニュース理解を深めるための知識を確認するような本なので、その点に期待値のずれがなければ良書と言える。
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学生時代から文学や哲学に没頭する日々が続いたが、実業社会に投げ込まれて以後、次第に目の前の現実がどんな構造なのか、関心が生まれる。その関心の中には、新聞報道へのそれもあるし、医療もそうだし、そしてさらに強い関心としてビジネスもある。ビジネスの学習面においては、書店をうろついて参考文献を発見するという、大いに己の眼力を頼りにしていたため、ビジネス教養の偏りは否めないだろう。そうした中、私が楽しみにするのが、毎年発行の業界地図だ。自身の業界を超えて、さまざまな業界を覗く楽しみは他に代え難いものがある。別に学習を気合いで進める風合いではなく、楽しみで続けている格好である。今回も実に興味深かった。
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MaaSやマッチングサービスなど、世界の経済の中心となりつつある無形資産の現状を解説している1冊。実際に起こっている事例を紹介しながらも、世界の現状、そして世界各国と比べた時の日本の強みや弱みも説明されている。
どの分野においても、テクノロジーによって変化する生活に、旧体制を前提とした制度や仕組みが追いついていないことが問題点として上がっていた。サービスとしては聞いたことがあったり、知っているものが多く、生活の中で浸透しているけれども、定義から外れているために実際に経済状況を正確に把握できていない状況を考えると、今の経済状況と旧体制の仕組みをどうフィットさせていくのかが大きい課題だと思った。