日本経済新聞社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新聞社らしい 中国バブル崩壊の 概括的な解説。
新書が 週刊誌のような時代になったことを痛感。
バブルが終焉して、ソフトランディングするのか?
ハードランディングするのか?
日本のようなバブル崩壊するのか?
中国のバブル崩壊が どのような影響がまわりに与えるのか?
というような 編集がしてある。
不動産バブルの終焉。
たしかに ゴーストタウンや灯りのともらないマンション
建設中止となった マンションなどがある。
不動産バブルが 終焉したが、
さて、ローンが返せなくなるような不況が生まれているのか?
と言えば、そうではない。
給料の上昇とローンの金利が同じくらいであれば、
まだ 払うことがで -
Posted by ブクログ
ネタバレ実に興味深い内容ですねぇ。
技術力のあるシャープ。しかし、営業力が弱く長年二流とされてきた同社が液晶テレビで一躍超一流企業となり、そして人事抗争により地に落ちる。
マジでドラマにしてほしいような内容です。
設備投資はキャッシュフローの中で済ませ、売上高の1割を超えない、というのがシャープの基本的な財務のルールだったそうな。しかし、そこは経営という仕事の難しいところ。失敗したから「身の丈にあった経営ができなかった」と言うが、成功してたら「イチかばちかの勝負に出た」となるんだろうし。
まぁ、でも俗に言われているように1本足打法的経営は無理があったんでしょうね。同じ産業が延々花形であることは世の中 -
Posted by ブクログ
シャープ売却の記事は毎日のように出ているけど、こうなるまでの過程がここに記されていた。個人的な意見として、日本が真のグローバル社会になるためにはホンハイへの売却は間違ってなかったと思う。弱い企業は強い企業に食われるのはビジネスの世界では当たり前だ。それが当たり前のように国境を越えて買われ、売られすることが本来のマーケットの形だ。一方で日本の技術が流出したことについては残念だが、間接的には高い技術力がマーケットと合致できなかった技術者たちの責任でもあると思う。これから、シャープがどうなるのかは分からないが、また復活し、強い日本の企業として世界で戦えるようになれば嬉しい。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んだ2016年3月の時点で(本の出版は2016年2月)、シャープの行く末は鴻海に委ねられたが、偶発債務が出てきたことで、まだ確定していないという状況にある。本書は、シャープが経営に失敗して内部から崩れていく様子を取材によって明らかにしたものである。会社が傾いた原因は、一時は成功のシンボルとなっていた液晶事業の不振、ことに堺工場などの過剰投資、にあるが、その判断に至る経営層の駆け引きが描かれている。
もちろん、ここに書かれた人物評価は一面的なものではあるだろう。また、その行動評価は結果を見た後付けの評価であるかもしれない。それでも、その結果に対する責任は問われるべきではあるだろう。片 -
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日経新聞電子版に掲載されていた「お悩み解決!就活探偵団」が元ネタの本。「「電通が第1志望」って正直に答えても博報堂に入れる?」といった就活についての素朴な疑問を、日経新聞記者が「就活探偵団」として解き明かすという設定。
経済報道のプロである日経新聞記者が取材してるだけあって、採用担当者たちのホンネをうまく引き出していると感じた。違法インターンシップや「就活塾」、就活に介入する親の問題、採用代行業者など、就活の「闇」の部分にも切り込んでおり、最近の就活事情を知るうえでよくできた構成になっていると思う。
「採用面接、こんな学生は嫌われる」というテーマが特に興味深かった。 -
Posted by ブクログ
リクルートのDNA以来、久しぶりのR本。書店で眼に飛び込み、ふと外から見るリクルートは今、どうなんだろうと思い立ち手にとった。
書かれてあるだいたいのことは知っているつもりだが、こうして編集されて一つの読み物としてリクルートという会社を見つめると、手前味噌だがつくづく“この会社が好き”だと思う。
こんなことは入社した頃には考えもしなかった。8年近く鍛えてもらっている今、この会社で学ぶこと、得た機会はどれもかけがえがなく、そしてこれからも大変楽しみに思っている。
新橋の学生ベンチャーからリクルート事件を経て多額の借金を負い、ネット化の遅れで散々転げまわりながらも上場して世界に羽ばたこうとしてい -
Posted by ブクログ
民営化してすっかり商売の色気がついているJR。そんなJRが各地で展開しているのが駅の中に様々な飲食店などを誘致して、駅の中でも買い物をしてもらい収益を上げようとしているのがいわゆる「エキナカ」だ。
いつ頃から使い始めたのか、日経の校閲記者が調べてみたとある。「日経MJ」という日経よりももっと専門的な記事が掲載されている新聞の記事をもとに調査したとあり、2003年3月18日に初登場。
「就活」、「婚活」など何とか活と名のつくものが目立つ今日この頃。そんなに「活」が必要なほど、今の時代はへなへなと萎れているのかとふと思ってしまう。モクモク羊場合、「豚活」と「甘活」だな。前者は、「豚カツに限 -
Posted by ブクログ
最新の日本経済、業界のトレンド、政治、医療、過疎対策、財政問題、世界の動向等ニュース全般をわかりやすく振り返り、流れを把握するには、これ一冊があればいい。
しかも、日本経済新聞社が出版しているため、データや記述に信頼がおける。
とはいえ、興味のわかない分野、基礎知識の少ない分野も多く、読み流してしまう項目も多かった。
高齢者である自分が一番関心があった年金について、2024年度の所得代替率が61.2%というのは、ピンとこなかった。実感は、もっと低い。これが、将来は50%台になってしまうという悲しい現実が身にしみた。
他に、外国人受け入れに必要な日本語指導ができる教室の空白率の高さ、汚職疑惑のあ