日本経済新聞社のレビュー一覧
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鮮度が大事なニュース。それだけならネットや新聞で事足りるのだが、通覧する事で時代のトレンドや雰囲気が分かる。淡白な感じだが、そうした観点で有益な本。
ー 希少な鉱物の産出国では、規制や税制により資源を囲い込む「資源ナショナリズム」が活発だ。インドネシアは2020年、世界生産の約半分のシェアを持つニッケル(Ni)の未加工品の輸出を禁止した。精製工場への投資を促し、利益を得るのが狙いだ。銅(Cu)の大産地であるチリは生産企業に高い税率を課し、資源からの利益を国民に還元する。こうした動きは材料不足や価格高騰により消費国を悩ますことになる。
ー 23年の国内の外国人労働者数は204万人で過去最高を -
Posted by ブクログ
良くも悪くもドキュメンタリー番組を見ているような印象。
◇良い点
AIがどのように使われているかなどを知りたい場合は便利。実際の企業や研究者などのリアルな声が記載されているので、AIについて知りたいが技術書みたいなものは無理…という人や、興味を持った際にとりあえずの最初の一歩としてはよさそう。
少なくとも、超初心者の自分にとっては学び始める前のモチベーション維持に役立ったし、なんというか憧れというかワクワクした気持ちになった。
◇イマイチな点
ドキュメンタリー番組のように、全体的にサラッと読めるぶん、何かを学べたか…というと微妙。
また、取材形式によるものなのか、編集の都合なのか内容の重複 -
Posted by ブクログ
2024年後半の状況から今後の世相を予想すること、次年度2025年の世の中について各論者が語られています。毎年恒例ではありますが、この2024年も多くの種がまかれていることを知ることができます。
テクノロジーの進捗、中ロはじめとする戦争の気配、日本の円安の今後、景気、日本国内、世界情勢の面からの今後を考察されています。
多くの方面で問題があり、解決を待たれている状態ですが、そのどれもが簡単ではなく、時間のかかるものだと思います。すでに手遅れとなっていること、まだ間に合うが恐らく間に合わないだろうこと。いままでのやり方では難しいし、やれてもそれはいけないことになっている世相であること。考えさせら -
Posted by ブクログ
日本の経済で、からくりが分からないのが「日経平均株価」と「円ドル為替レート」。
高度成長期と違って日本製品の世界的優位性はなく、景気の良さも感じないのにどんどん株価が上がる。
そして日経平均株価が4万円を越えたり、1日で10%も乱高下する。
実体経済を反映した値でないから、エコノミストと称する人も先が見通せないなどと言う。
私は経済には疎いので、日経平均株価は1万5000円、為替レートは1ドル100円くらいなら、そんな程度だろうと思う。
行き過ぎた円安はアベノミクスの副作用だと思っているし、株価が高いのはバブルだからいつか弾けると思っている。
まあ、これは全く根拠の無い勝手な個人の意見なん -
Posted by ブクログ
タイトルは「2023年版」だが、出版が2022年9月で、データの多くは2021年度のもの。
2020年2021年とコロナ禍で過ごした2年で経済にどんな影響があったかがわかる。
コロナの正体が不明のため、もっぱら自粛を強いられた2020年は需要も供給も(賃金も)下がっている。
自粛で貯め込んだストレス発散の反動も加わり、2021年度は2019年度と同等なくらいに回復している。
企業の損益を見ると2021年度は過去最高になっている。
為替レートは1ドル110円程なので、円安による輸出価格増が原因ではない。
原材料や部品不足が深刻化する中で、値引きを抑えて製品が売れたのが大きな要因のようだ。
我 -
Posted by ブクログ
経済の基礎知識と、時事について理解を深めるには読みやすくて良い本だと感じた。
ただ、基礎知識については高校社会科に毛が生えたレベルのものなので、あまり役には立たない。
また時事についても、社会科を真面目に勉強し、日経やニュースを毎日見るような人間であれば、特にこの本から得られるような情報はないと考えられる。
私はそうではなかったので、その点ではある程度参考になった。
5,500円で資格試験も受けられるらしいが、問題集の内容を鑑みると、ITパスポートのようなものではないだろうか。
金融の人間が履歴書や自己紹介欄にかけるレベルのものではないと考えられる。 -
Posted by ブクログ
残念なのは本著で語るのがどんなリーダーでどのような決断をしたのかよく分からない人も多い事。そのため紹介される本の面白さ、期待感そのものに目が行くので、それはそれでアリか。「この人が読んだなら読みたい」を擽るのではなく、単に面白そうとか、世界観が違うから読んでみようかを引き出す本。
考えれば、日頃は自らの嗜好性の範囲で閉じた領域、興味の届く比較的近い関係性に影響を受けているのだ。だからこそ〝よく知らない人“こそ、未知の世界観の案内人になるのかも知れない。とポジティブに捉えて、読んでみた。すると、見えてきた、新たに読んでみたい本。いつもは見逃していた本。
『曼陀羅の人』や塩野七生の著作、『サッ