日本経済新聞社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ果たして、この本から何を学んだのか。
この本が出版された時期は、2018年11月。一年近く前。
の消費税増税まで、一か月を切ったタイミングで読んだので、予想のように書かれていることが現実となっているので不思議な感じがした。
「インボイス」という言葉の意味がわかった。
また、なぜ、そんなカタカナ語が採用されているのかもわかった。
でも、「税額票」でいいのでは?
インボイスに書かなければならない項目は、7つ。
(1)インボイスを発行した事業者の名前
(2)事業者に割り当てられている事業者番号
(3)取引した年月日
(4)取引した商品やサービスの名前(軽減税率の対象品と非対象品の区別)
(5)税 -
Posted by ブクログ
1.銀行が今までどのような経営をしてきたのか、簡単に歴史を振り返りたかったので購入しました。
2.本書は日経新聞で取り上げられた地銀についての施策や不祥事、地銀の現状について書かれています。かつてはエリート企業と言われていた地銀が、今となっては就職したくない企業の上位5位に入っています。なぜこのようなことになったのか、そして地銀の問題点はなんなのかを取材された本です。
3.地銀だけではなく、銀行業界は今まで楽をしてきたのだと思いました。昔は外に出れば契約が取れる時代でした。そのため、どれだけ働かせても結果が比例して出てきたのが昔の構図です。その名残が今でも残っており、スルガのようなパワハラ -
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日経新聞で連載されてた記事をまとめた本。地方銀行の現状と危機を描いている。
実際に地方銀行で働いている身としてはあまりにリアルでゾッとするような内容。
・個人融資への新たなビジネスモデルとして賞賛されていたスルガ銀行の凋落。
・公正取引委員会とケンカしてでも生き残りのために合併を進める十八銀行とFFG。
・モラトリアム法でゾンビ化した中小企業と育ってない銀行員の目利き力。
・マイナス金利で稼ぎ口を見つけられない地銀が手を出してしまうよくわからない金融商品のリスク。
・就職したくない業種なので優秀な若手が入らない。行員レベルの低下。
などなどがデータに基づいてリアルに書かれている。怖い。
地方銀 -
Posted by ブクログ
人口減トレンドなのに,どうしてこんなにタワマンが建設されているんだろう?というような疑問に,すべてではないけれど,よく答えてくれる一冊.
本書は日経新聞で連載されていた「限界都市」シリーズの書籍化版で,記事も拾い読みをしていたが,書籍となったことで,よりストーリーとして頭にはいってきやすい形になっていると思う.
第1章ではタワマンことタワーマンションをめぐる地域の現状と予測を紹介した上で,制度上の問題を指摘する.第2章ではマンションと住民の老齢化の問題,第3章ではコンパクトシティ施策の理想と現実をとりあげる.第4章では,第3章までに紹介した「限界都市」問題を克服するためのアイディアとして国 -
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働き方改革に対する政労使の動きや読者アンケート、事例、コラム、インタビューなど豊富な内容で飽きさせない良著だと思う。
働き方改革は制度設計やマインドの改革とセットで考えるべきで、経営層がその重要性を認識していなければ進まないように感じる。
家族を顧みなかった事を自慢気に語る年配社員を良く見ることからしても、高度経済成長期の考え方から抜け切れていないのが実態だろう。
テレワークでチャットツールや電話会議システムなどを利用したコミュニケーションが一般的になると、ITリテラシーの低い人は残念ながら淘汰されてしまう可能性が高い。
また、自分で仕事を創り出したり工夫が出来ない人も残念ながら高い評価は -
購入済み
話題の抗がん剤オプジーボ
近ごろニュースで取り上げられているオプジーボとは何ぞやという人におすすめの本。
実際にオプジーボを投与された患者の話をはじめ、どれだけ有効性の高い新薬なのかということが分かる本。ニュースでは非常に薬価の高い抗がん剤として報道されているがそれだけ価値の高いものであるというのも納得した。もちろん、価格がなぜ高騰しているのかということも詳しく説明されている。
オプジーボの適用範囲は今後ますます広がっていき、更に効果の高い併用療法が見つかれば本当に癌が不治の病でなくなる日がくるかもしれない。
癌と申告された方やそのご家族、または医療関係者には是非読んでほしい一冊である。 -
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未だに危機から脱しきれない株式会社シャープ。複数回のリストラ、本社売却、鴻海との提携を経たものの、明るい兆しは少しも見えない。ロボホンなんぞ作っとる場合か。
ここまで悪化する事態が長引いている理由は本書を読んでよくわかった。ズバリ、シャープには創業一族を除いて、まともな経営トップが現れていない。リーダー不在、そのことに尽きる。
「液晶のシャープ」と呼ばれた全盛期からすでにその徴候はあった。社長、副社長、前社長の3人が思い思いに経営し、投資する。それは3本の首からビームを出す怪獣キングギドラに例えられた。彼らキングギドラが互いに疲れて、退くも、その後はビームを出す能力すらないワンポイント社長