日本経済新聞社のレビュー一覧

  • 地銀波乱

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     日本経済新聞の記事を再構成したものなので、日経を日頃読んでいる人にとって特別な新鮮味はない。ただ、その総括としてのものである。
     足下、地銀が置かれている状況の報告である。スルガ銀行から見える苦しさは普く地銀に共通するものだと言えるだろう。
     以前、地銀に籍を置いていたものとして、現在の苦境がこれほどのところにまで至るとは驚きと心配の思いがある。個人的には、地銀と信金の業務、マーケットが統合されていくことが今後の地域金融の生きる道だと考えている。地銀は行き場を失ったが、コミュニティ金融は必ず必要である。上場会社である必要があるのだろうか。
     銀行の組織能力と信金の草の根営業力を統合して、新し

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    2019年04月29日
  • 地銀波乱

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    前半はやや煽り過ぎで、地銀を責め過ぎの感が否めないが、程度の差こそあれ、その辺りを割り引いて読めば、地銀が置かれている苦境をおさらいするには役立つ本。

    最終章などの事例が面白かった。

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    2019年04月22日
  • 日本経済時事ドリル 2018-2019

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    知識の整理のために目を通してみたが、表紙にあるとおり、就活用という感じで、それ以上でもそれ以下でもない印象。一応高校生の息子にも目を通させた。

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    2019年04月15日
  • シャープ崩壊--名門企業を壊したのは誰か

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    ネタバレ

    大きな成功体験が企業を、人々を変えてしまった。驕れるものは久しからずということか。
    シャープ贔屓だったこと、自身に近い業界の話であることから手に取りました

    さっと読む限り、4代町田社長、5代片山社長の責任が大きいと
    勿論、経営者としての責任は重大で当時の液晶偏重過剰投資が致命の失策なんでしょうが…
    (しかし、そもそも4代5代にて液晶で一山当てなければ、この時代に生き残れたんかね?)

    そこからの人事抗争の話は一面的な見方なのではないのかな~
    新聞社らしいコメント切り取りの浅薄な本にも感じさせてしまうね
    結局のところ経営者の器を持つ者が現れなかった(居なかった)ということだろう

    自由闊達に面

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    2019年05月04日
  • コンフィデンシャル あの会社の真実

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    アメリカのカルテル摘発の話にゾッとしました。
    一章丸ごとで扱われたヤフーは「痛恨の3つのミス」に失礼ながらワクワクしてしまいました…

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    2019年02月08日
  • これからの日本の論点 日経大予測2019

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    日本を取り巻く環境として「経済・金融」「産業・企業」「政治・国際情勢・世界経済」という3つの大きな観点において、日経関連の識者らが2019年の見通しをそれぞれ論じている。合計で22テーマから構成されており、ビジネスパーソンとして知っておきたい上記の各カテゴリの情報を、浅く広くざっと目を通したいという目的ならば丁度いい一冊。普段新聞は読まないが、ネットでニュースを拾い読みしているような人が体系的に情報や知識を整理する場合にもこの手の本は都合が良い。大多数の人が目を通す日経新聞のまとめとして一読の価値はある。

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    2019年01月20日
  • 価格でわかる日本経済

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    良くも悪くも新聞記事の寄せ集め。なじみのない分野にも触れられるので、その点で視野が膨らむ。ビジネスのヒントが探れるかも…。

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    2019年01月11日
  • シャープ崩壊--名門企業を壊したのは誰か

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    日経お得意の内実ドキュメンタリー記事をまとめて書籍化したもの。
    いつもながら、よくもまあ実際その場にいたかのようなしたり顔の文章を書けるもんだ、と半ば感心、半ば呆れてしまうが。

    今年(2016年)2月くらいまでの時点での出版なので、ちょうどホンハイの出資を受けて傘下に入るか、産業再生機構の支援を受けて実質国有化されるかの決断を迫られているタイミングで本は終わっている。
    その後すったもんだの挙句、ようやく先日ホンハイからの株式代金払込みも完了して新経営体制がスタートしたのは衆知の通り。

    副題に「名門企業を壊したのは誰か」とあるが、シャープが傾いた原因として、液晶事業への過剰投資とそれに続く経

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    2019年01月06日
  • AI 2045

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    ★3.5(3.12) 2018年6月発行。AIについて日経新聞の取材班が最近の動きを纏めたもの。さすが文系の記者がまとめただけあって、非常に分り易いが、中身は表面的。シンギュラリティを迎える2045年には、社会がどのようになっているかを、今の動きから考えるが、それにしても日本の動きは遅く、かつAIに関する教育意識もかなり低い。このままでは再先端をいくアメリカ、中国に日本が追い付けならないか懸念される。それにしても、イランが理系大国とは意外だった。これからはAIを駆使できる若者が社会をリードしていくのかも。

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    2018年12月02日
  • これからの日本の論点 日経大予測2019

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    日経のコメンテーターと編集者の方々によって、次年度2019年にかけての課題と問題点について論じられています。今まで2018年までを振り返る意味もあり、いま何に注目の視線があったているのかを整理することもできます。経済、企業、政治と3点に絞ってのおさらい的な内容ですので、あくまで復習という意味で読んでいくのが良いと思います。自身のあまり得意でない分野もわかるなど、振り返りのための一冊だと思います。

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    2018年12月01日
  • 謎だらけの日本語

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    日経新聞編集部が編集の立場から見た日本語の誤用や誤解など
    ・弱冠の本来の意味は20歳男子
    ・師走の語源には諸説あり。「風馳す」など。
    ・オートバイが単車と呼ばれる理由…戦後サイドカーが一般的だった
    ・「大統領」という言葉は江戸時代にpresidentを訳すのに棟梁という言葉から作った
    ・墨田区は本来は隅田区としたかったが「隅」が当用漢字から外れていた
    ・「全然いい」が誤用であるというのは学者の間ではよく知られた迷信

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    2018年11月23日
  • AI 2045

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    レイ・カーツワイル博士のシンギュラリティ2045をテーマにした本。実際に人間を超えるのか超えないのか、メリットがあるのかないのか、さまざまな意見があるようだ。結局は使う側である人間次第ということだろう。悪用する天才的な人物が現れてしまったら怖いことになる。

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    2018年10月14日
  • 2030年からの警告 社会保障 砂上の安心網

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    日経新聞2016.12-17.12の連載を再構成。2030年に視点を置いて現状を取材、多数の記者たちによる様々な地域、医療や介護の現場、先端医療、政治、年金、官僚、ビジネス、海外などのルポ、記者の経験、インタビュー、統計値などなど。

    あまりに細かくたくさんのことが詰め込まれていて、大変で無理がきていてこのままじゃ持たない、というのだけは感じましたが。

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    2018年10月13日
  • 検証 働き方改革 問われる「本気度」

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    働き方改革は働かなくてもいいということではない。働くことに甘えが出てはいけない。自分の能力を生かし、自己責任で自己実現を図るのが本筋。仕事を選んだら最大限の努力をして専門性を高め、成果を出す。
    そのためには企業も対応が必要。社員に一年間の職務内容や数値目標を示す。社員は会社からどんな働きを求められているのかわかり、成果を出せば評価されると納得できる。そのうえで働く時間、場所を決めればよい。

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    2018年09月13日
  • AI 2045

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    ネタバレ

    欧州合同原子核研究機関
    AIが暗黒物質に検出を目指す。

    結論までの途中の計算が複雑すぎて、人が理由を明らかにするのが困難。
    新たなブラックボックス。
    大量の論文を読み、仮説を作成、論証を続ける。

    ノーベル賞をAIで取る。

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    2019年02月10日
  • リーダーの本棚 決断を支えた一冊

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    結構ひとりひとりは急ぎ足気味です。端折っている部分がありそう?
    何冊か読んでみたい本を見つけましたので、読んで悪いわけではなかったです。

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    2018年07月08日
  • これからの日本の論点 日経大予測2018

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    ○同社は今、生産拠点を母国ドイツなどの先進国、かつ大消費地に移しつつある。ロボットを使って生産コストを抑える一方、IOTで消費者のきめ細かな需要に応じた製品を作り、在庫も管理できるようにした結果だ。(132p)(梶原 誠)

    ○マスプロダクションは、あるところまでは製造コストを大幅に抑える効果があるが、それを超えると規模が大きいゆえに生じる品質関連や研究開発の費用、人件費が急激に上昇すると言われている。(200p)(中山 淳史)

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    2018年05月30日
  • 仮想通貨バブル

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     2018年1月末までのところでの仮想通貨の状況を、主に時系列的な動きに沿って解説している。新聞記者の取材をもとにしたテーマから様々な動きの一端を知ることができる。
     これ一冊を読んでみてそれなりの情報を得ることはできる。ただ、まだなにかぼんやりとして目の前が晴れない感覚が残った。
     日本では「仮想通貨」と呼んでいるいるものを、英語圏では「暗号通貨」と呼んでいる。この呼び名の差異は何なのか、そういう点にも意識を向けてほしい。少しの表現の違いと言えばそれまでだが、このような黎明期にあっては無視できないことではないか。定義が定まっていないものを対象にしているからである。
     これらの通貨と呼ばれるも

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    2018年05月13日
  • 仮想通貨バブル

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    580億円もの不正流出事件に見舞われたコインチェック。投機マネーに煽られ、わずか3年で100倍に急騰したビットコイン…。日本経済新聞社の取材記者が「仮想通貨」の実態に迫る。

    何人かの記者で分担して書いているから仕方ないのだけれど、内容や表現の重複は気になった。でもとりあえず「現在の」仮想通貨を取り巻く実態はつかめる。米金融大手の両雄JPモルガンとゴールドマンサックスで仮想通貨についての見解、取り扱いの方針が分かれているのは興味深い。
    (Ⅽ)

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    2018年04月29日
  • 宅配クライシス

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    ヤマト運輸の利益無き繁忙の結果としての宅急便値上げの背景を描くルポ。
    荷物が増えて利益が下がるとか経営の失敗と言うしか無い。ドライバーのサービス残業で支えられてたシステムが崩れ去り、真っ当な人件費と労働環境が整えられるまでの道標になれば。

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    2018年04月16日