木崎ちあきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
木崎ちあき『DOPE 麻薬取引部特捜課 アナザー・ヴェノム』角川文庫。
シリーズ第2弾。第1弾にも唸らせられたが、このこの第2弾も非常に面白かった。そして、最後の最後に主人公の陣内鉄平の抱える大きな秘密の一端が明らかになる。
第1弾同様、摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ『DOPE』が蔓延る近未来の日本が舞台である。麻薬取締部特捜課のメンバーで、異常なまでの視力を持つ陣内鉄平が、第六感が働き、直ぐ先の未来の映像を見ることが出来る特殊能力を持つ新人の才木優人の教育係を務めながら、『DOPE』に関連する不審事件の解決に挑む。
今回は、幽陀恒星と名乗る人物の予言動画通りに麻薬犯罪者が次々殺される事件が発生する。陣内と才木が捜査に乗り出すと、麻薬犯罪者による被害に遭った1人の男性に辿り着く。しかし、男性は『ヴェノム』という謎の言葉を残し、死亡する。それを切っ掛けに次々と麻薬常用犯罪者の不審死が発生し、陣内と才木の同僚の柴原、綿貫が追う事件にも幽陀恒星の予言が繋がっていく。
本体価格720円
★★★★★ -
Posted by ブクログ
木崎ちあき『DOPE 麻薬取締部特捜課』角川文庫。
先に読んだ『アンエンド 確定死刑囚捜査班』が面白かったので、ラノベチックなイラスト表紙に少し躊躇したものの、勇気を出して購入。
なかなか面白い設定に思い切りの良いストーリーに驚いた。ちまちまと小賢しい小説ではなく、これまで余りお目に掛かったことのない非常に面白い小説に仕上がっている。
この作品はテレビドラマ化が決定し、7月にはシリーズ第2弾が刊行されるようだ。
摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ『DOPE』が蔓延る近未来の日本が舞台である。第六感が働き、直ぐ先の未来の映像を見ることが出来る特殊能力を持つ才木優人は、その能力を買われ、麻薬取締部特捜課に異動する。才木の教育係となったのは、忌まわしい過去を持つ、異常なまでの視力を持つ陣内鉄平だった。2人は、バディを組み、次々と起きる『DOPE』に関連する不審事件の解決に挑むが……
本体価格760円
★★★★★ -
Posted by ブクログ
13巻の衝撃のラストを迎えてからのこの最終巻。生きていてくれ馬場!と林ちゃんと一緒に願いながらもそうは都合よくいかない。逮捕されたのは嗣渋ではなく馬場だろう、と読者は何となく予想はついていたはずだが、真実は最後に描かれる「始球式」までははっきりとしない。みんなが笑ってのハッピーエンド、とはならなかったのかもしれないが、馬場探偵事務所に届いた贈り物によって最後にわずかな光が差したような気もする。
そして今回はなによりも榎田の行動力に感動した!あれだけ実家を倦厭していた彼が豚骨ナインを守るために殻を破ったという事実にスタンディングオベーションです。
最後に、ここまでの10年間お疲れ様でした&楽しい読書所間をありがとうございました!読み始めた当初はまだ学生だったのに、いつの間にか社会人になっていました(笑)豚骨ナインのキャラクター性が大好きで、読みながらいつも彼らが頭の中で博多の街を飛び回っていました。
偶然にも今年初めて博多に行く用事ができて、きっと馬場や林ちゃんたちはここで暮らしてるんだ~!とワクワクしながら歩くんだと思います。そんな楽しみをくれた博多豚骨ラーメンズに改めてお礼をしたいと思います!そして、完結おめでとうございます!