木崎ちあきのレビュー一覧
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木崎ちあき『DOPE 麻薬取引部特捜課 アナザー・ヴェノム』角川文庫。
シリーズ第2弾。第1弾にも唸らせられたが、このこの第2弾も非常に面白かった。そして、最後の最後に主人公の陣内鉄平の抱える大きな秘密の一端が明らかになる。
第1弾同様、摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ『DOPE』が蔓延る近未来の日本が舞台である。麻薬取締部特捜課のメンバーで、異常なまでの視力を持つ陣内鉄平が、第六感が働き、直ぐ先の未来の映像を見ることが出来る特殊能力を持つ新人の才木優人の教育係を務めながら、『DOPE』に関連する不審事件の解決に挑む。
今回は、幽陀恒星と名乗る人物の予言動画通りに麻薬犯罪 -
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木崎ちあき『DOPE 麻薬取締部特捜課』角川文庫。
先に読んだ『アンエンド 確定死刑囚捜査班』が面白かったので、ラノベチックなイラスト表紙に少し躊躇したものの、勇気を出して購入。
なかなか面白い設定に思い切りの良いストーリーに驚いた。ちまちまと小賢しい小説ではなく、これまで余りお目に掛かったことのない非常に面白い小説に仕上がっている。
この作品はテレビドラマ化が決定し、7月にはシリーズ第2弾が刊行されるようだ。
摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ『DOPE』が蔓延る近未来の日本が舞台である。第六感が働き、直ぐ先の未来の映像を見ることが出来る特殊能力を持つ才木優人は、その能 -
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13巻の衝撃のラストを迎えてからのこの最終巻。生きていてくれ馬場!と林ちゃんと一緒に願いながらもそうは都合よくいかない。逮捕されたのは嗣渋ではなく馬場だろう、と読者は何となく予想はついていたはずだが、真実は最後に描かれる「始球式」までははっきりとしない。みんなが笑ってのハッピーエンド、とはならなかったのかもしれないが、馬場探偵事務所に届いた贈り物によって最後にわずかな光が差したような気もする。
そして今回はなによりも榎田の行動力に感動した!あれだけ実家を倦厭していた彼が豚骨ナインを守るために殻を破ったという事実にスタンディングオベーションです。
最後に、ここまでの10年間お疲れ様でした&楽し -
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ネタバレ大団円!とはいかないけれど、前向きな終わり方でほっとしました。
二度と会えないのは変わらないので寂しさはあるけれど、変わらないことなんてないから。。
大切な人のために受け継ぎ、続けていく人、大切な人のために辞める人、それぞれ人生の方向転換をしていく。最後の仕事ではひと暴れ…不謹慎な寸劇に笑ってしまいました。
最終巻でようやく斎藤くんの仕事が見つかってほんと良かった。猿っちと新田くんまたバディでやってくのかな?
県民としては、前巻の、方言を使うはずのところで標準語だったのを見逃したのがショックでした。それほど、源さんとの別れはわたしもショックでした。
それにしても、お給料のふくやの明太子無着色