あらすじ
『私がこの男を、呪い殺して見せましょう』
幽陀恒星と名乗る人物の予言動画通りに麻薬犯罪者が次々殺される事件が発生。
才木と陣内は捜査に乗り出すなかで、麻薬犯罪者による被害に遭った一人の男性にたどり着く。
だが「ヴェノム」と謎の言葉を残し、男は死亡。
そしてそれは、全ての幕開けに過ぎなかった――。
さらに柴原、綿貫が追う事件にも【幽陀の予言】が繋がっていき……!?
特捜課それぞれの活躍を描いたアナザーストーリー!
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Posted by ブクログ
浄禊教会。
日本から麻薬をなくし、
日本を浄化することを教義とする。
1巻では影の薄かった柴原(嗅覚)が活躍。
連なる復讐の連鎖。
ドラマ版とはもうまったく別の話なんだけれど
登場人物名が同じものを使っているせいで、
ドラマ版と小説版のどちらの関係性だったか
読んでいて紛らわしくなってくる。
Posted by ブクログ
続編かと思っていたら、間の話だった。
陣内と才木以外のメンバーのことも掘り下げられててよかった。
色々と考えるとこはあったけど、才木は才木のままでいてほしいし、そうあってくれると思う。
Posted by ブクログ
木崎ちあき『DOPE 麻薬取引部特捜課 アナザー・ヴェノム』角川文庫。
シリーズ第2弾。第1弾にも唸らせられたが、このこの第2弾も非常に面白かった。そして、最後の最後に主人公の陣内鉄平の抱える大きな秘密の一端が明らかになる。
第1弾同様、摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ『DOPE』が蔓延る近未来の日本が舞台である。麻薬取締部特捜課のメンバーで、異常なまでの視力を持つ陣内鉄平が、第六感が働き、直ぐ先の未来の映像を見ることが出来る特殊能力を持つ新人の才木優人の教育係を務めながら、『DOPE』に関連する不審事件の解決に挑む。
今回は、幽陀恒星と名乗る人物の予言動画通りに麻薬犯罪者が次々殺される事件が発生する。陣内と才木が捜査に乗り出すと、麻薬犯罪者による被害に遭った1人の男性に辿り着く。しかし、男性は『ヴェノム』という謎の言葉を残し、死亡する。それを切っ掛けに次々と麻薬常用犯罪者の不審死が発生し、陣内と才木の同僚の柴原、綿貫が追う事件にも幽陀恒星の予言が繋がっていく。
本体価格720円
★★★★★
Posted by ブクログ
前作のDOPEと現在放送しているドラマが面白いので、読んでみました!
この国の法律は、麻薬の使用者に対して甘すぎる。
たしかに、それはそうかもしれないと思う瞬間はある。
しかし、麻薬犯罪者をゼロにするため、麻薬をやめられない愚かな人間を殺すというのは、よくないことである。
どんな人であれ、殺してはいけないと私は思う。
もう少し違う方法で、麻薬犯罪者を減らす方法はないのかということを、考えながら、作品を読みました。
かなり、サクサク読めるので、オススメです♪
Posted by ブクログ
ドラマは陣内を観て、録画全て消した。
小説読み終えてまず感じたのは、とても魅力的な筋であり展開なのに一冊の本として短く端折りすぎな点。願わくばもっと濃密にして欲しかったが、でも角川だしなぁ、で落ち着いた。