あらすじ
摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ“DOPE”が流通する近未来の日本。
人より第六感が鋭く、未来予知のような力を持つ才木優人は、その能力を買われ、麻薬取締部特捜課に異動。
しかも教育係として、常識外れでおそろしく目がいい男・陣内鉄平とバディを組まされることに。
「特捜課へようこそ、新人くん」
――まったく正反対の二人が、DOPEにより【ドーパ―】となった異能力者の引き起こす不審事件の解決に挑む!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「『博多豚骨ラーメンズ』の木崎先生の新作、絶対面白い!」と期待した通りに面白かった。新型ドラッグ“DOPE”が流通する近未来の日本が舞台だけど、先生が後書きで書かれている通り、なんだか今の世界が小説で描かれている世界に近づいている気もしてソワッとする。それぞれが特殊能力を持った麻薬取締部特捜課の面々が個性的で、これから掘り下げられていくのかなと思うと楽しみ。陣内の今後も、気になる
Posted by ブクログ
木崎ちあき『DOPE 麻薬取締部特捜課』角川文庫。
先に読んだ『アンエンド 確定死刑囚捜査班』が面白かったので、ラノベチックなイラスト表紙に少し躊躇したものの、勇気を出して購入。
なかなか面白い設定に思い切りの良いストーリーに驚いた。ちまちまと小賢しい小説ではなく、これまで余りお目に掛かったことのない非常に面白い小説に仕上がっている。
この作品はテレビドラマ化が決定し、7月にはシリーズ第2弾が刊行されるようだ。
摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ『DOPE』が蔓延る近未来の日本が舞台である。第六感が働き、直ぐ先の未来の映像を見ることが出来る特殊能力を持つ才木優人は、その能力を買われ、麻薬取締部特捜課に異動する。才木の教育係となったのは、忌まわしい過去を持つ、異常なまでの視力を持つ陣内鉄平だった。2人は、バディを組み、次々と起きる『DOPE』に関連する不審事件の解決に挑むが……
本体価格760円
★★★★★
Posted by ブクログ
ドラックが流行する日本を想像しながら、読み進めていました。
まずは、そんな未来が来ないでほしいという思いを抱きました。
今まで、マトリの本は、読んだことがなく、読めるか不安でした。
しかし、とてもクセの強いキャラたちが集まる麻薬取締部特捜課のメンバーたちが面白くて、読み始めると手が止まりませんでした!
これは、ドラマは確実に面白いはず。
7月期に見ることは確実に、決まったなと思いつつ、続編も読んでみたいので、続編が発売されることを楽しみにしています!
Posted by ブクログ
ジャケットだったり薄い外見とか積極的に手に取らない類いの本でも、読書仲間に薦められたら読まずに居られない性癖。・・・でも読んで正解!文章に澱みがなくまったく引っかかる事なし。つられてドラマをチラ見しましたが、陣内キャスティングに唖然。
Posted by ブクログ
麻薬が蔓延した近未来を描くクライムサスペンス。
ドラマも同時に放送中。
ドラマのほうの才木はまだまだあまちゃんで
実力に見合わない理想を追っているけれど、
小説版は早い段階で現実と折り合いをつけていく。
というより、展開全体が早くて
どんどん話が進んでいく。
展開に意外さは特に感じないけれど、
入れ替わり立ち替わりでそれぞれの見せ場があって
がっつり読ませてくれる作品。
Posted by ブクログ
近未来の設定で課員が全員普通の人より優れた特殊能力を持つ特捜課に配属された新人の奮闘を中心に描かれていました……最後はちょっと切ない感じで終わってしまいましたが他の課員の活躍も含め続編に期待したいです
Posted by ブクログ
同じようなテーマの小説より読書初心者に優しい読みやすさで、ライトノベルより重厚感が感じられる。特殊能力を持つキャラ達ってみんな好きな設定じゃん。
ドラマ化してたけど、アニメ化の方が向いてると思う。
Posted by ブクログ
ドラマの原作本
ドラマを見て読みたくなったら一冊
DOPEという麻薬を摂取して異能力に目覚め暴れる人間を取締りつつ、売り捌く犯罪組織に立ち向かうというざっくりといえばそんなストーリー
DOPE犯罪者は殺しても構わないという陣内と、捕まえて更生すべきという才木がバディを組む
相いれない2人だが徐々に距離が縮まり…
筆力は今ひとつだが伸びしろとして期待する作家
Posted by ブクログ
初読みの作者さん。
こんなカバー絵の本、普段は手を出すことがないのだが、フォローしている方でいつもは辛口の方が珍しく「面白い」と書かれていたので手を出してみた。
摂取した者の能力を著しく増大させる新型ドラッグ“DOPE”が流通する近未来の日本が舞台。
第六感が鋭く未来予知のような力を持つ才木が、その能力を買われ麻薬取締部特捜課に配属され、こちらは超人的な動体視力を持った変わり者の陣内と組まされることになったところから始まるお話。
帯にはTVドラマのキャストが写っており、DOPEにより【ドーパ―】となった異能力者が引き起こす事件を同じく【ドーパー】の特捜課の面々が解決していくという設定は、TVは観ないのでドラマがどんなかは知らないが、確かにTVに向いているような。
特捜課の面々の個性的な能力も漫画みたいで楽しく、章立て毎に日常的に起こる事件を重ねる内にプロローグで語られた陣内の妻が殺された事件につながる筋書きはスピーディーでまずまず面白く読めた。
とは言いつつ、なんだか、こう、好みの範囲からは少し外れていて、続編があるような終わり方だったが、次は読まないと思う。