山川直人のレビュー一覧

  • 珈琲色に夜は更けて シリーズ小さな喫茶店

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    とても理不尽な、嫌なおもいにあったとき
    先行きの不安なとき
    自分が何を望んでいるのかよくわからなくなったとき
    コーヒーアロマが心を癒やす
    エビデンスの必要なんかぶっ飛ばしてしまうんだ
    だから逆にいえば
    ペテン師がお人好しをだまそうと思ったとき
    本音を吐かせようと思ったとき
    コーヒーを嗅がすのに限るわけだよ
    ロックンロール

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    2017年04月30日
  • シアワセ行進曲

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    同棲中のかわいいカップルのほのぼのとした物語。机とステレオ、カラーボックス、ちゃぶ台しかない畳敷きのアパート。駅の改札は自動改札機じゃなくて、駅員さんがはさみをいれる。話のタイトルは歌の題名。この本読んで、つぼたたもつ君夫妻のことを思っていた。つぼた君の家庭のことはよく知らないのにね!

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    2016年09月04日
  • 道草日和 1

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    歩いている描写、足音の描写が目立つ一冊。
    「道草」「寄り道」「散歩」
    そんな、本筋とは一見ズレている道筋が、
    いつか本筋をしっかり彩るものになってるんだなぁと。
    大事ですね、ちょっと外れてみること、
    そして戻っていくこと。

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    2014年05月09日
  • 澄江堂主人 後篇

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    ああ、終わってしまった。
    迷って、翻弄されて、不安に苛まれて、
    時に懸命に時に流されるまま生きて
    そしてある日ふと逝ってしまう…。

    読み終わった後の何とも言えない虚脱感に
    自分の年齢的なものをちょっと感じました。

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    2012年12月09日
  • 澄江堂主人 中篇

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    「マンガ家」芥川龍之介の晩年を描くという
    異色の設定にそろそろ慣れてきたと思ったら、
    突如作中に登場したパソコンのおかげで
    作品世界がさらに不思議なものになった(@@)。

    現実世界の異なった解釈のようでもあり、
    どこか別の世界の話のようでもあり、
    何とも不思議な感覚を覚える作品。

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    2012年12月09日
  • 澄江堂主人 前篇

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    山川直人さんの、版画のような独特のタッチと
    芥川龍之介はじめ、当時の文豪たちが全員マンガ家という
    異色の設定によって綴られる芥川龍之介伝。
    何とも言えない異色さだけど、何となく納得してしまう世界です。

    あの頃の文壇って、マンガみたいだったのかなぁ。

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    2012年11月26日
  • 澄江堂主人 後篇

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    ある種の主義者が貧乏に憧れるように
    芥川はイエスの苦しみに憧れたのかもしれない
    いや、単にやや過剰な自意識をイエスに重ねただけかもしれないし
    あるいは、母親たちにマリアを重ねたため
    自らもまたイエスである必要に駆られたのだと考えることもできよう
    結局はよくわからないのだ
    しかしとにかく彼は、その薄ぼんやりした不安ただよう己の一生に
    そのぬるま湯のような物語に
    神ではなく自らの意思でもって劇的に幕を下ろしてみせた
    それによって生じたインパクトが、芥川龍之介の名前を
    「超人」ならぬ「超阿呆」として今に残しているのは確かなことである

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    2012年10月31日
  • コーヒーもう一杯I

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    喫茶店のマスターが「おもしろい」「わざわざヴィレッジヴァンガードまで買いに行く」と言っていたので、読んでみました。
    アダム&イブミートが衝撃的。

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    2012年08月01日
  • 口笛小曲集

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    山川直人の短編集。昔から「コーヒーもう一杯」のテイストがしっかりとあるのなー。藤子F感のある「すこしフシギ」なお話から、叙情的な作品まで、一定の幅をとってしっかり描いている。食後に読むとなんだかイイ。

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    2014年09月06日
  • 澄江堂主人 前篇

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    芥川龍之介の晩年を丁寧に描いている。事実と違うのは、出てくる小説家が皆、漫画家という設定になっている事くらいか。必然的に重苦しい話だけどデフォルメの利いた絵が不思議と調和して、滑稽ですらある。

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    2011年04月17日
  • コーヒーもう一杯II

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    1話簡潔のほのぼの物語。コーヒーを入れる描写に割くコマがタイミングといい、ゆったりした長さといい絶妙。読んでいるとコーヒーを淹れたくなる、麻薬のようなマンガ。

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    2010年12月19日
  • あかい他人(全)

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    20年も前にこんな作品を書いているとは思いませんでした。
    変わらずほのぼのしてます。
    「家族の肖像」にはニヤニヤしてしまいましたw

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    2010年05月07日
  • ナルミさん愛してる その他の短篇

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    ナルミさんが大切にしているカエルの縫いぐるみ「ドミノ」が主人公。喋ったり動いたりは出来ないが主人公視点で常に接しているナルミさんととも生活をしていく。ただそばにいるだけで寂しさ、悲しさ、怒りを紛らわしてくれる。そんな存在を女性が男性に求めているのかもしれませんね。

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    2010年03月24日
  • コーヒーもう一杯I

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    コーヒーをテーマにしたマンガ連作集。
    山川直人のマンガは、ゆっくりちびちびと読みたい。読み終わるのが惜しい。
    とても穏やかな気分になる。

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    2010年03月06日
  • コーヒーもう一杯IV

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    コク豊か。

    味のあるSTORY。

    コーヒーを巡るエピソード。

    緻密な線描でえがかれた絵も、
    いいかんじです。

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    2009年10月04日
  • ナルミさん愛してる その他の短篇

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    時間をかけてじっくりと、静かな部屋でひっそりと味わいたい連作短編集。日常からはみ出すことなく淡々と続く日々を描くだけ、というかむしろだからこそにじみ出てくる淡い感情の数々。山川氏の才能は貴重です。長らく絶版で入手困難だっただけにビーム編集部GJですよ!

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    2010年05月19日
  • 口笛小曲集

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    意外に毒が多いんですね。それでもスンナリ読めます。
    死生観って言うんですかね。ホッとするんですが、ちょっと怖くもなります。

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    2009年10月04日
  • コーヒーもう一杯II

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    1巻目より各話とコーヒーとの関わりは薄くなったものの、ほろりとさせられるストーリーがいっぱい。買って損はないです。きっと心にしみ渡るはず。

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    2009年10月04日
  • コーヒーもう一杯V

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    ようやくコンプリート!
    絶版本?なのかな?
    こういう世界観が
    遠くなったなあと思う
    小洒落たカフェでなく
    個人経営の「喫茶店」も
    だいぶん減った...
    「長い冬」
    冬眠法導入して欲しい
    寒くなったらずっと籠ってたい

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    2024年04月20日
  • コーヒーもう一杯II

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    ネタバレ

    ・冬の道
    町工場?
    町工場?
    こうじょう?こうば?
    どっちにしろ、
    経営が厳しいイメージしかない。
    たまに、
    こういう出会いが描かれることがあるけど、
    思い立ったらすぐに行動が吉やで!


    ・恋する喫茶店
    豆太さん。。。
    喫茶店で働く女の子に惚れるってことかな?かな?
    しかも眺めてるだけ。。。
    ここは、
    勇気を出してでも声をかけるべきだね。
    意外にうまくいったりするんですよ実際。
    何もしない豆太はアカン!


    ・かわいい女
    かぐりん的には止めてほしい。
    こういうのをかわいいと思わない。。。
    素で関わったほうが後々にためにもいいと思うのですけどね。。。
    と、
    こういうちょっとちゃらんぽらんな感じ

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    2020年05月07日