【感想・ネタバレ】澄江堂主人 中篇のレビュー

あらすじ

文豪・芥川龍之介の生涯を、独自の視点から描き出す話題作。夏目漱石、宇野浩二、室生犀星、萩原朔太郎、内田百間など、燦めく才能たちとの交流を通して、大正から昭和という激動の時代を生きる魂の孤独を活写する、待望の単行本第2弾。巻末に、『澄江堂主人』全三巻全体の「索引」を付す。

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Posted by ブクログ

芥川が長編を一本も書かなかったのはなぜだろう
書かなかったのか、それとも書けなかったのか
いずれにせよ、そこにはある種のニヒリズム…すなわち
「大きな物語」への不信が影を落としているように思える

(ひょっとするとそれは、山川直人さんの抱えている問題意識と
重なるものであるかもしれない)

しかし芥川の晩年を追いかけることで、
このような長編が一本できあがってしまった
そこには確実に、ひとつの「大きな物語」が
軸として存在しているように思う

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2012年10月29日

Posted by ブクログ

「マンガ家」芥川龍之介の晩年を描くという
異色の設定にそろそろ慣れてきたと思ったら、
突如作中に登場したパソコンのおかげで
作品世界がさらに不思議なものになった(@@)。

現実世界の異なった解釈のようでもあり、
どこか別の世界の話のようでもあり、
何とも不思議な感覚を覚える作品。

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2012年12月09日

Posted by ブクログ

第十二話 漫画の鬼
第十三話 漫画的な、余りに漫画的な
第十四話 安寧秩序
第十五話 お金の話
第十六話 人生のとなり
第十七話 パイプの会
第十八話 晩春売画日記
第十九話 百間先生来訪
第二十話 震災四年
第二十一話 宣伝映画
第二十二話 講演旅行

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2016年02月07日

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