アーロン・エルキンズのレビュー一覧

  • 騙す骨

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    スケルトン探偵のシリーズ最新作。といっても購入したのが昨年の秋であり、その後半年以上読まなかったことになる。以前は読書の大半がミステリー(しかも海外)だったのに比べて、最近はエッセイや評論が増えており、そのことに自分自身慣れていたが、謎解きのストーリーを久々に堪能しました。次作が出れば、また必ず買うと思います。

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    2012年07月28日
  • 騙す骨

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    スケルトン探偵こと人類学教授のギデオン・オリヴァーのシリーズ。
    今回の舞台はメキシコ。

    愛妻ジュリーがいとこに留守中の代役を頼まれ、休暇をかねてついて行くことに。
    いとこアニーはアメリカ人ですが、支配人をしているエンカンターダ農場は欧米人向けの観光農場で、家族経営。
    今のオーナーはアニーの伯父トニー・ギャラガーで、わがままだが豪放な男。
    アニーの父カールは乗用馬係主任をしていて、ちょっとゲーリー・クーパーのような枯れたハンサム。
    ただ、カールの妻つまりアニーの母(トニーの妹)はだいぶ前に家出したきり。
    ジュリーは学生時代にその農場でバイトをしたこともあるのでした。

    行ってみると料理人は愛想

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    2012年02月18日
  • 騙す骨

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    積読消化。
    南米だなんてすっかり私得な舞台。スケルトン探偵では南米が比較的多く舞台となっている気がしていたけど、実は2回目なんですね。
    今回の犯人は許されないことをしたんだけども、その動機を聞いて、彼の歩んできた道と彼の回りの人たちを思ってなんだかしんみりしてしまった。でもやっちゃいけないことだ。
    これを読んでるとメキシカン・コーヒーが飲みたくなりました。

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    2011年10月27日
  • 古い骨

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    ギデオンシリーズの中では最もおもしろいと思う。

    何度も読んでいるが、先日はモンサンミシェルに行った直後に読んだので非常に興味深かった。

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    2011年03月09日
  • 密林の骨

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    いつになくあっさり終わるのかと思ったら、ちゃんとひっくり返してくれた。でもやっぱり、すこしばかり薄味かなー。

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    2011年01月21日
  • 騙す骨

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    スケルトン探偵シリーズ。このシリーズを読むのは初めてだけど、特に困ることはなく。
    メキシコののどかな田舎町でミイラ化した死体が見つかった。この町を妻と訪れていた主人公は、その死体の調査に協力することになって……。
    のどかな田舎町といいつつ、少女の白骨化死体も発見されてたりして、全然のどかじゃなねーよとツッコんだけどね(゜д゜)
    身元が最初から判明してるミイラ化死体はともかく、少女の白骨化死体が実は……というところはビックリポイントかな。後半に関しては自分の予想が当たったこともあり、「やられた!」感は少なめ。で、星4つ。
    主人公含む登場人物に好感持てたから、スルスル読めた。メキシコいいよメキシコ

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    2011年01月13日
  • 騙す骨

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    スケルトン探偵シリーズ。相変わらずのギデオンとジュリー夫妻がいい味出してる。骨についてのうんちくと謎解きがおもしろい。
    この本のあとは新作が出ていないということで心配。

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    2010年12月31日
  • 原始の骨

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    やはりスケルトン探偵は面白い。しっかりとした本格ミステリーなのは勿論、奥さまが知的でチャーミングな女性で、彼女とのやりとりがストーリーのよいスパイスになっている。

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    2010年12月24日
  • 原始の骨

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    スケルトン探偵として有名になった人類学教授のギデオン・オリヴァー。
    担当編集者のレスターがうった本を出す前の派手な宣伝文句「科学上のペテンのもっともセンセーショナルな暴露」に困惑する。
    そういう趣旨の本ではないのだが…レスターの思惑では、本が出る頃にはうっすらと名前は覚えているが詳細は皆忘れている頃合いというのだ。
    ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨が発掘された現場のジブラルタル。
    子を抱く母のような姿の二組の骨で、ファースト・ファミリーとかジブラルタル・ボーイと呼ばれている。
    この大発見の5周年記念行事に、ギデオンは妻のジュリーと夫婦で出向くことに。
    会合には知った顔も多い

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    2010年10月03日
  • 古い骨

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    なぜか今まで手を出さなかったスケルトン探偵シリーズの日本紹介第1作に手を伸ばした。シリーズとしては第4作だが、MWA賞受賞ということで、これが最初に翻訳されたらしい。結構そういうことって多いみたい。第1作は未だに未訳らしい。
    過去の殺人と現在の事件がうまくきれいにおさまって、おあとがよろしいようで。フランスのナチ占領という深刻なネタを扱いながら、書きぶりは非常にライトで読みやすい。スケルトン探偵ギデオン・オリヴァーはいやみのないキャラ。
    モンサンミッシェルだけでなく、ディナンとか近隣の町にも行きたくなります。

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    2010年07月06日
  • 水底の骨

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    今回の舞台はハワイの牧場。
    犯人や過去の真相よりもハワイの眩しい太陽の下で思惑を抱えて蠢く家族がなんだか怖い。
    いつもと違って家族に深く入り込まず、ちょっと離れた位置に立つスケルトン探偵というのも面白い。

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    2010年01月06日
  • 骨の城

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    ハヤカワミステリ文庫で出し直しているエルキンズの作品、8冊目。ギデオン物の新作です。古城で行われる学会に出席するジュリーのお供で参加したギデオン。自然保護がテーマだが、2年前の学会では過激なメンバーが対立、さらに女性関係で大揉めになったことを知る。博物館に保存された遺物の中から、近年の骨を発見したギデオンは…イギリスならではの中世の城を舞台に、遺体探索犬の活躍など、面白く読める要素を入れています。円熟の味?

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    2009年10月07日
  • 骨の城

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    博物館に持ち込まれた骨片の鑑定をしていたギデオンは、バラバラ殺人の可能性に気づく。「スケルトン探偵」の異名をとる人類形質学者ギデオンの活躍を描くシリーズ、最新作(たぶん)。前作(たぶん)がイマイチだったので「このシリーズももうだめかな…」と思っていたが、何とか大丈夫そうだ(たぶん)。以下はネタバレの可能性を含むのだが、中盤で第2の事件が起こる。ギデオンの調査が進むことを恐れた人物が口封じの殺人を犯すのであるが、…ギデオンを殺したほうがよかったんじゃないかなあ。

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    2009年10月04日
  • 密林の骨

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    アガサ・クリスティのトミー&タペンスに始まり、海外ドラマのハート&ハートなど、夫婦の探偵にずっとあこがれていました。それにしては普通の人と結婚しましたが・・・
    このエルキンズの「スケルトン探偵」シリーズがなぜこうも息長く続いているのか。その秘密は「骨」というよくわからない世界を紐解いてくれるシリーズ独自の味付けに加え、ジュリーというすてきな奥さんとのやりとりがハートウォーミングだからだと思います。
    ハヤカワのミステリアス文庫がエルキンズの本を出版しなくなったときにはどうしようかと思いましたが、無事にハヤカワ・ミステリで継続されるようになって、胸をなでおろしました。
    ほんと、ずっと続けてほしいで

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    2009年10月07日
  • 古い骨

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    前回(死体は語る)の骨つながり?ということで、監察医ではないのですが、骨を扱う人類学者が活躍するミステリー(フィクション)をご紹介♪
    「アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞」受賞作品です。

    〜壮大な「モン・サン・ミシェル」の干潟で、一人の老人が貝の収集中に溺れ死んだ。
    彼は地元の富豪で親戚一同を各地から集めており、親族会議を行う前の出来事だった。
    ちょうど集まっていた親族に弁護士から遺言が開示されるが、それに異を唱える者もあった。
    同時期に、配水管工事の為に屋敷の地下を掘り起こしたところ、第二次世界大戦中のものと思われる「人骨」が発見される。
    亡くなった彼が親族会議を開こうとした目的は?

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    2009年10月04日
  • 骨の島

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    2005年発行のギデオン・オリヴァーもの。発端は1960年、イタリア貴族グラツィア家の当主ドメニコは跡継ぎに悩み、姪に出産を依頼。後々、成長して事業家として成功した後継ぎだが、ある日息子を誘拐される。
    グラツィア家の遠縁に当たる友人のツアーに参加してイタリアに来ていたギデオンは事件に関わる事に。
    ある程度予想はつきますが〜満足出来てなかなか面白かったです。原題はGood Blood,骨ばかりじゃないのですね〜。

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    2009年10月07日
  • 水底の骨

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    懐かしい気がするアーロン・エルキンズ。初期の物は大好きだったのだが、途中から熱が入らなくなった…これはなかなか佳作です。
    ハワイで成功した牧場主一家で起きた謎の死と失踪。スケルトン探偵の異名をとるギデオンは、ハワイ出身の親友ジョンと休暇を過ごしに訪れた先で、発見された骨を鑑定する事になります。ほどほどに上手くできていて後味もよく読みやすい。

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    2009年10月07日
  • 水底の骨

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    楽しめますな。主人公ギデオンを始めとするおなじみのメンバーの会話が楽しい。
    スペンサーは今や会話主体で慣れないと辛いものがあると思います。

    このシリーズはそんなことは無く軽い感じで会話を楽しめます。
    ひねりも利いていて軽い感じで始めての方にもおすすめ。
    このシリーズ私は全部読んでいるはずですが初期のものは今でも買えるのでしょうか。
    できれば最初から読んだ方が楽しみも深まります。

    生物系の好きな私には骨に関する蘊蓄も楽しめます。

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    2009年10月04日
  • 古い骨

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    スケルトン探偵の学者らしいボケと、まわりの魅力的な登場人物と、美しい景色と、身寄りのない骨!というのが考えうる最高の環境化もね、という気にさせられてしまう。特筆すべきは青木女史の自然で読みやすい翻訳。

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    2009年10月04日
  • 古い骨

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    【スケルトン探偵】ギデオン・オリバーシリーズの4作め。シリーズ探偵もののわりに、おしつけがましい感じがしない。しっかりした雰囲気とサッパリ好感度の高い読後感。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。

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    2009年10月04日