東方雅美のレビュー一覧
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中国の経済発展プロセスの全体像がわかる。おもしろくはないけどよかった。マクロ目線。この本を読むと、中国経済はそうそう簡単には壊れないなと思う。
香港在住欧州人の目線。中国で活動してるから中国批判は書きにくいというバイアスはあるかも。Posted by ブクログ -
イノベーションをどんどんと生み出す人間、イノベーターの特徴やそういった人間が活躍するためにはどんなマネジメントが必要かについて書かれている。
イノベーションを生み出したいと思う人間にとって、シリアルイノベーターとはどんな人間かを知ることは重要と思った。Posted by ブクログ -
中国は経済と政治がそれぞれ、またひとつになって大きな転機にあり、その状況を結果として踏まえることになったような記述で「中国を知る」なかなか他にはない一冊である。
ただし、気を付けなければいけないのは、この本で中国に対する認識が深まったとしても、それを理解することとはまた別物であろう。その線引きを...続きを読むPosted by ブクログ -
今年の上半期に読んだ中でいちばん良い内容だった。
極度に「自分化」された生活、支払いはあとまわしにして欲しいものを今すぐ手に入れる決済手段を得たことでパワーを増した(ように感じられる)消費者、倫理観なくオンラインで転がされる企業の株式、市場化する政治……
近視眼的で他者を顧みないマネー・ゲーム的社...続きを読むPosted by ブクログ -
「衝動」に支配される世界 ということで、アメリカにおいては金融資本主義が消費者を巻き込み、次々と商品・サービスを購入させてしまう「市場」を政府も取り込み創ってしまった。
古き良き時代の市民・消費者が保有していたキャラクターはパーソナリティへと変質してしまった。
行きつくところまで、社会関係資本は破壊...続きを読むPosted by ブクログ -
実ビジネスやコンサルタントとしての経験も持つ大学教授3名が、成熟企業においてブレークスルーを連続的に生み出すことに成功している「シリアル・イノベーター」に着目・分析し、その特性や行動のメカニズムを「MP5モデル」と名付けてフレームワーク化したビジネス書。
著者によると、シリアル・イノベーターは、こ...続きを読むPosted by ブクログ -
金融業とて間違いなくイノベーションは必要なので、本書の定義するシリアルイノベーターの存在及び発見及びその存在を最大限生かす組織作りは不可欠。
自分がシリアルイノベーターだと声高らかには言うことができないものの、彼らが持つ特性のいくつかは持っている。
だとしてどのように会社に還元していくかということに...続きを読むPosted by ブクログ -
非定型的なFuzzy Front-End(FFE)の段階で、テクノロジーサイドとマーケティングサイドの双方が関与できる仕組みを持っていないのが、日本の大企業の共通課題。カタチだけ真似しても、上手くいかないでしょう。Posted by ブクログ
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早い段階から専門に特化して学んだ者よりも、専門を絞らず色んな勉強や経験をした者の方が結果として成功しやすいという話。仕事で色んな部署を転々としてる自分としては勇気のもらえるテーマ。仕事に無関係なことを積極的に行う免罪符になる。
「ヒントを使った練習は、一見習得が早いように見えて実は忘れるのも早く、...続きを読むPosted by ブクログ -
早期教育の効果が過大評価されていること、早々に専門を絞るのではなく、遅めに専門を決めた人の方が成功している人が多いと。
これを言うのに事例を多数あげて説明しているが、日本人の自分にとっては結論が中々見えず、少しイラついてしまった。Posted by ブクログ -
本文の内容は自分が過去に読んだ本の内容の寄せ集めだった。
チェスのラズロ一家の話。
カーネマンとクラインの「経験が専門的な能力の向上につながるかどうか」の共著の話など
AIシステムはサパンに似ている
なぜなら、安定した構造と狭い世界が必要だから
フリン効果は単純なIQの増加を表すものではない。...続きを読むPosted by ブクログ -
新しい事例が多く、読み物としては面白い。ただ、理論構造がシンプルすぎて、もう少し詳細なモデルがあるとよかった。Posted by ブクログ
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先ず「LEAP」と「ディスラプション」ってどんな意味だっけ?っと思って直ぐに調べたのですが其々、「跳躍」と「破壊」って意味でした。本の概要なのですが、後発の企業がいかに業界のリーディング企業に追いつき追い越したか、既存の事業で行き詰ってきた企業がどの様に新規事業に進出し成功・失敗したか、人工知能の進...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルにある「非シリコンバレー型」に興味を持ち購入。想定では、社会起業家や地域資本主義のような事例かと思ったが、内容は大企業におけるイントレプレナーだった。大きな組織でイノベーションを起こすために必要な取り組み姿勢や政治力、物事を進めるプロセスなどが解説されている。「複眼思考」「顧客主義」「価値の...続きを読むPosted by ブクログ
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シリアル•イノベーター自身、その候補は自分を鍛える指針を知ることができる。また、その周りの人々、特にイノベーションを求める企業にとって価値のある本である。
結局のところ、人材をどうするかが会社経営でもプロジェクトでも成否を決する大きな要因である。そこでシリアル•イノベーターという存在を明らかにしてい...続きを読むPosted by ブクログ