東方雅美のレビュー一覧

  • ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論
     一般に非合理的活動とされてきた「家族経営=ファミリービジネス(FB)」ですが、これが経営の合理性とどう交叉し、特有の価値を生むのかということを記した本。FB関連の国産本は「実証的なようでいて脇が甘い」、対するこの本は「ふわっとしているようで視角が良い」という感想を持ちました。

     ファミリー/オー...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    ◯まとめ
    ①幅広な学び、他領域の経験を重ねることで、優れた結果、成績を残すことができる(スポーツから学術領域まで)
    ②専門に特化すると、得意な領域に関する知識、経験のみで判断する近視眼的思考に陥りやすくなる。結果、誤った結論が導かれることがある。別領域の観点から物事を俯瞰するアナロジー思考によりたど...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    現在の仕事では目まぐるしく働く部署が変わり必要なスキルが変わるため、一つ一つのスキルでプロフェッショナルになるための十分な時間がなく、焦ってしまっていた。しかし本書を読み、必ずしも結果はすぐ出ないことや幅広い知識をつけることで後に大きな成果につながることを学べたため、自信をもって様々なことに挑戦して...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    はじめに タイガー・ウッズvsロジャー・フェデラー

    第1章 早期教育に意味はあるか
     2009年に、カーネマンとクラインは通常はあまり見られない手段を取った。それは、論文を共著し、それぞれの見解を述べて、意見が一致する点を探るという方法だった。そして二人は、「経験が専門的な能力につながるかどうかは...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    ひとつの事に専門特化するよりも
    長期的には幅広くやっている人の方が有利
    ということが分かる本

    短期的には役立つスキルを効率的に求めがちですが
    変化が激しい世界においてはスキルの価値も変動が激しいので
    改めて幅広くやることの意義を理解出来るのがいいですね
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    専門性に特化した教育vs多様性の教育

    経験が役に立つ分野では
    専門性に偏る意味はあるかもしれないが、
    世界のほとんどは急速に変化していて
    新しいアイデアを結びつけたりする必要がある。
    経験が役に立たないから多様性の方が大切。

    やり抜く力が強すぎると
    多様性は身につかず専門性だけ高くなる。
    選択肢...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
     「知識の幅が最強の武器になる」というキャッチコピーに惹かれて手にした本。幅広いあらゆる経験が自分の中で消化される、経験値を貯めていくような感覚の裏付けになるような論旨であり、まさに期待していた内容だった。スポーツ選手や芸術家から色んな分野の研究まで、根拠としてあげるエピソードの多種多様さにも驚いた...続きを読む
  • LEAP――ディスラプションを味方につける絶対王者の5原則
    読みやすく主張もわかりやすかったです。著者はスイスのビジネススクールIMDの若手教授として企業のエグゼクティブ向けプログラムにも携わっているとのこと。ハーバード大学でDBA(経営博士号)を取得していることからわかるように、本書もデータ分析というよりは、企業の事例を紹介するハーバード流ケースメソッドに...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    早期に専門特化するのではなく、分野関係なく興味のあることを様々寄り道した方が、最終的に市場価値が高く課題解決能力が高くなる。
    専門特化しすぎると、狭い思考に囚われ、課題を解決出来なくなってしまう。また、専門特化で効果があるのはスポーツ等の特定のルールがあるものであり、社会のような特定のルールが無い環...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    感想
    知識とは金型のようなもの。あまりにも不定形な現実を処理し説明するための道具。多数の種類を揃えておく。知識と思考の二律背反を乗り越える止揚。
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    専門特化より幅広い総合力の方が画期的な力を発揮する。早期に目が出なくても諦める必要はない。組織論としても柔軟な対応が効果を表す。ビジネス書ということもあるのか、訳もこなれていて、400ページほどの大著であるもサラッと読めた。
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    「社会人として、何か自分の強みを見つけなきゃ、、、」

    と思うことって、多々ありますよね。

    不安に駆られるけど、何をすれば良いか分からない。

    こんなことを考えたことがある人は、是非、この本を読むことをオススメします!!!


    ◆専門分野だけをずっと極めることが必ずしも正解ではないことがままある。...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    アメリカっぽい具体例をたくさんあげているタイプ。
    自分の方向に自信をつけてくれるという意味ではよかった。
  • シリアル・イノベーター ─ 「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀
    『マッキンゼー ホッケースティック戦略』をよんでいるところだが、"戦略策定に社内政治が影響し始める"というくだりで、こちらのシリアル・イノベーターのスキルにも政治的手腕が必要とされていることを思い出しました。
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    人の幅、知識の幅を広げるとは
    世の中には生まれつきの「天才」もいるが大凡人は時間をかけ、さまざまな経験と時間を基にスキルを磨き上達、人生の「成功」へと進む。ここにある「幅を広げる」は「寄り道しながら試行錯誤し、体感していく」まさに次の3つがキャリア・スキルアップのポイントなると思う。 
    1、好奇心:...続きを読む
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
    複合領域にまたがった、一見して解があるようには見えなかったり、どの方向に進めば最適解に近づくのかすら定説がないような問題に対しては、大域的・マクロ・多方面に常識以上の知見を備えて鼻が利く人がリーダーシップを取る位置にいないといけない。さもなければ、自分の専門領域には長けていても無批判にそれを他分野に...続きを読む
  • セキュアベース・リーダーシップ
    セキュアベースの「ベース」はセキュアに基づいた、リーダーシップ
    って意味かと思ったけど


    安全な基地として戻ってくるべき場所という安心を与え、
    そのうえで外に出してリスクを取らせる、限界を越えさせるという話。


    セキュアベースを持ってない人はだれかのセキュアベースにはなれない
    大好きな友人だと...続きを読む
  • LEAP――ディスラプションを味方につける絶対王者の5原則
    3つのレバレッジ・ポイント
    1.ユビキタスなネットワーク環境の出現
    2.知的なマシンの止めようのない進歩
    3.人間の仕事の仕方の変化
  • チャイナ・エコノミー 複雑で不透明な超大国 その見取り図と地政学へのインパクト
    おそらく現時点で一番中立的で客観的でかよくまとまっている中国経済入門。
    中国が一段高い経済を目指すには自らイノベーションを生み出す力が必要。
  • セキュアベース・リーダーシップ
    わかりやすい例は、ロッククライミングの際、「安全」が保障されれば、さらに上を目指すことができるということである。

    何かに挑戦する際、それがビジネスであっても、安心材料があれば、挑戦しやすい。つまり、リーダーはその安心材料になるべきで、相談しやすい、いつも冷静でいる、受け入れてくれる、目標を示してく...続きを読む