藤岡換太郎のレビュー一覧

  • フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体

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    フォッサマグナとは、日本列島の真ん中にある構造のこと。6000m以上の深さの地溝がありその上は堆積物が積み重なっている。世界でも珍しい構造で、それがなぜできたかを、前提から少しずつ説明して、最後に持論を展開する。
    内容は非常に興味深くおもしろいが、肝のところはかなり難しい。

    この本で示された試論は、北でオラーコジンができて日本海が拡大、南でフィリピン海プレートができて伊豆小笠原弧が衝突、それが同時期におきたから。
    両者が同時期におきたのはスーパープルームによる。

    オラーコジンは、餅を焼いてふくらませたときに3つに裂けるようなこと。そのうち2つは発達する。

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    2018年12月13日
  • フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体

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    ネタバレ

     日本人として普通に地理で習った「フォッサマグナ」。それがこれほど珍しい地形だとは。
     日本列島は二つに分断していたものが観音開きの戸が閉まるように合わさるようにできたのではないか、背後に日本海ができたのもその余波、と。
     「日本海その深層で起きていること」を読んで日本海に興味を持っていたがここでつながるとは。

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    2018年10月04日
  • 三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち

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    マントルを構成する橄欖岩、海洋プレートを構成する玄武岩、大陸プレートを構成する花崗岩の3つに焦点を当て、地球の成り立ちやそれぞれの岩石の関係などについて分かりやすく解説される。この分かりやすさが本書のポイントで、専門性を多少犠牲にしても、一般向けに理解しやすいように書かれている。それでいて、造岩鉱物の組成とかシリカの配列・原子ベースで見たシリカどうしの結合形態など、かなり突っ込んだ物理・化学的な話にも読者を誘導していて、全くの一般向けというよりは、「ブルーバックスの読者」向けの内容になっていて、知的な刺激も多い。
    著者の本はブルーバックスで色々と読んでいるが、本書も中々面白かった。

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    2017年06月12日
  • 海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史

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    水の惑星と言われる地球。その水の大部分は海にあるが、本書では、その海の地球史的な変遷と、プレートテクトニクスを基本とする海洋地形の形成について大きなスケールで描かれている。原初の海に発生したシアノバクテリアが当時の生物にとっては有害な廃棄物であった酸素を生産し、その活動によって現在のような窒素と酸素を中心とする大気を形成したなど、偶然のようなできごとを著者は共進化と呼んで、現在の地球へと至る道筋を示してみせる。また、後半では、10億年後におとずれるという海の消滅という仮説を描いてみせる。海洋の水がプレート境界の海溝からマントルに吸い込まれてしまうというちょっと信じられないような話だが、46億年

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    2016年08月30日
  • 海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史

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    同じブルーバックスの『地球進化 46億年の物語』が難しかったので、そのガイドブック的なことを期待して読みました。期待通りでした。

    海がどのようにできたかは、地球がどのようにできたかに関することなので、その点についても興味のあるある方は是非。

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    2016年03月19日
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

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    プレートテクトニクスの平易な説明を含むマクロな観点と、山を構成する岩石というミクロな観点を程よく取り混ぜて、山ができる仕組みが解説されている。
    それにしても、今では常識となっているマントル対流や大陸移動説が確立してきたのが、ほんの半世紀前だということには驚かされる。逆に言えば、これらは歴史的に見れば最先端の知見ということになる。同じ科学の世界でも、量子物理学などは最先端は専門家以外にはとても分かりにくいが、地球物理学は、それらに比べるとはるかに理解しやすい。それだけ、地球物理学の研究が遅れているとか、観察・実験が難しいということかもしれないが、いずれにせよ、素人でも十分楽しめる分野であることは

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    2015年10月15日
  • 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

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    奥トレで交換してもらった一冊。奥多摩から青梅まで多摩川沿いを下ってくる奥トレにはとても相性のいい本でした。川の不思議、超大陸から受け継がれた超大河、そして国内に無数にある川の中から多摩川が取り上げられて多摩川の赤ちゃんから海に下るまでが書かれていたり、とても楽しく読めた一冊でした。特に、超大河の話は夢があってワクワクしました。まさかそんなところに、大陸をつなげるヒントがあったなんて。旅が好きな人にぜひ読んでみてほしい一冊です。

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    2015年06月09日
  • 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

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    川についての雑学がたくさん楽しめる。山が先か、川が先か。昔は流れが逆だった。など普通では思いつかない川の長期的な構造を知ることができた。

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    2015年02月02日
  • 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

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    「なぜヒマラヤを乗り越える川がある?」とか、「なぜ黄河と揚子江は流路がどんどん離れていく?」とかといった「謎」をもとにして隆起とかプレートとか断層や中央構造線とかといった重要なキーワードを教えていくつくりは、なかなか良い。「目に見えるもの」を出発点にするのは分かり易いし、「謎」をとっかかりにするのも、興味を喚起しやすいのだろう。

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    2015年01月21日
  • 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

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    大陸に大きな川は3つできる?というのは、証明できる科学とは言えないが、面白い。その他、ヒマラヤを越える川、シャングリラに集まる川など興味深いテーマがいっぱい。

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    2018年10月14日
  • 川はどうしてできるのか 地形のミステリーツアーへようこそ

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    「地球はどうしてできたのか」を読んだ後、この本をたまたま本屋で見かけたので、続いて読んでみたくなりました。
    この本のタイトルは「どうしてできるのか」となっていますが、内容的には「川の不思議」について幅広く暑かった本といったところで、「川」を巡る実に様々な雑学的知識がたっぷりと詰まっていて楽しめます。
    鍾乳洞内を流れる川や多摩川の水源、河岸段丘など、日本のいろいろおもしろそうな場所を紹介してくれているので、機会があれば実際に行って見てみたいと思いました。

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    2014年11月10日
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

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    この本を読んだ理由は二つ。
    ウエゲナーの評伝劇の資料として。もう一つは、山登りの楽しみのため。プレートテクニクスのとても分かりやすい解説。ウエゲナーについての新事実もわかった!

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    2014年02月22日
  • 海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史

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     同著者による『山はどうしてできるのか』と併読しました。どちらも、山や海を語りながら、地球の歴史を紐解いていく作りになっています。それだけに、飽きずに楽しく読むことが出来ました。
     初めて知ったのが、第4部「海のゆくえ」に書かれていることです。まさか、このあと海がなくなっていくかも知れないというシナリオがあるなんてしりませんでした。

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    2013年12月07日
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

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     プレートテクトニクスに行き着く前の理論には,水成論,火成論,一斉説があり,そのご,地球収縮説や地向斜造山運動論などと呼ばれるものがあったなんて,初耳。
     現代の〈行き着いた理論〉だけではなく,歴史をさかのぼりながら,山を登るようにして,「山はどうしてできるのか」を説明してくれる辺りの編集は,なかなかです。読んでいて楽しいです。
     9合目には「日本の山のなりたち」がまとめられているし,10合目には,もう一度,本書のまとめがあります。
     最後に,君が代にある「さざれ石」をわざわざ出してきた意味は,わからなくもないけど,「だから日本の歌にふさわしい」というのは,本書にとっては蛇足でしかない。

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    2013年11月24日
  • 海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史

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    海の歴史、現在の姿から未来の予測まで。第一部と第二部は四十六億年を一年に換算して歴史を概観、第三部は海を鍋に例えて海水の変化を見て、最後にはこれから海がどうなっていくのかを予想する構成になっています。海にテーマを絞っていますが、結局それは地球の歴史そのものなんだなあと実感しました。

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    2013年08月07日
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

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    「山はどうしてできるのか」・・・言われてみれば何でだろう? まぁ、今や中学生くらいでも知っている「プレートテクトニクス」によって、プレート同士がぶつかり合った結果ではあるんですが、この本では、それをもう少し深く掘り下げて、というか地球の深いところで起こっている「プルームテクトニクス」って説で説明してます(この言葉も最近はチラホラ聞きますが)。 他に、プレートテクトニクス以前にどんな説が唱えられていたか?なんてのも書かれていて、前半は結構面白かった。

    後半は山の形成過程や日本に当てはめた具体例についての話ですが、少々羅列気味で読むスピードも失速。 拙者が地理苦手なのもあるかもしれないけど、地名

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    2013年05月14日
  • 海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史

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    GWなので海の本。海がどうしてできたか、どのようにしてできたか、海と生物の関係、これからの海など。語り口もわかりやすく、知っているようで知らなかったことが多かった。

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    2013年05月02日
  • 海はどうしてできたのか 壮大なスケールの地球進化史

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    地球がどうしてできたのか、そして海はどうしてできたのか。たくさんの仮説があって、そしていま支持されているのはこういう説だ、という本。現在のような海が、いかについ最近できたものなのか、ということが、そしてそれ以前はどんな世界だったのか、知っていたつもりでも知らなかったことばかり、あるいは想像を至らせなかったことがたくさんある。海とは鍋である。一冊で46億年分楽しめる、とても愉快な本。

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    2013年04月04日
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

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    突然、この山はこの岩からできていて・・・と語り始めるわけじゃなく、近い視点、遠い視点から、地球科学の歴史も掘り下げつつプレートテクトニクスとプルームテクトニクスを丁寧に説明し、地球に山ができたわけを解説する。後半は素人にはちょっと難しいけれど、良い本。

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    2012年09月16日
  • 山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門

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    Google Earthを見ながら読むと最高!昔、プレートをホットミルクの上のタンパク質の膜にたとえた本があったけど、改めてなるほどなと感じた。私達は膜の上で暮らしている。

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    2012年05月05日