阿久津聡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブランドの重要性と構築手法が数多く論理的に説明されていた。
ブランド構築は個別的戦術的課題ではなく、全体的かつ戦略的課題である。
社内と顧客の両方に熱意と共感を持ってもらえるブランドビジョンを設定し、ブランドイメージは顧客への約束であると捉えて確実に実行できるような経営資源の構築と組織体制の整備を行い、長期的に一貫したビジョンを訴求する。
顧客や市場が熱意や関心を持つ領域の活動により、競合から突出した信頼とロイヤルティを獲得できる。
放置すると同一企業内でブランドは乱立するし、組織のサイロ化によってブランド構築の努力も分散したり干渉しあったり最悪の場合妨害しあったりする。これを防ぐためには、ブ -
Posted by ブクログ
本書にいわく、「ソーシャルメディアによって人の集まり方が変わり、日本でも価値観と消費の在り方が、大きな変革期へと来ている」のだそうですが、個人的に『諸刃の剣』だと思っておりますので運用には注意を。
本書は献本にて御礼申し上げます。
AKB48、B-1グランプリ、初音ミク、ニコニコ超会議……。ここではさまざまな事例を取り上げながら、ソーシャルメディアが変えていった経済。ここでいうところの『ソーシャルエコノミー』というものについて論が展開されております。実を言うとソーシャルメディアというものを僕は『諸刃の剣』ではあるまいかと最近は考えていて、『正しい』使い方をすれば自分に限りない恩恵が帰ってく -
Posted by ブクログ
2012/9/18 初版
AKB48、初音ミク、B-1グランプリなど、それまでのマスコミュニケーション主導消費では考えられなかった消費のトレンドと、その背景にあるコミュニティ構造の変化の因果を読み説いた一冊。
なんとなくもやもやと、新しい事例だと思っていた消費動向を、
日本におけるコミュニティのあり方の時代変遷から読み解いているので、
それぞれの事例に参画する一般消費者のインサイトまで見通せて、
いろいろ勉強になりました。
ただ、構造的に整理されていて、
それこそ企画書的には使いやすいのかもしれないけど、
・こんなものは設計して出来るものではない。
(実施責任者は相当な腹のくくり方で