小池一夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2019年4月、小池さんが亡くなった。どこで出会ったのかわからない。ツイッターはフォローしていた。逃げて惑って弱っていた時に流れてきた穏やかな言葉に救われたのだ。
『「曖昧な態度や言葉」は、トラブルの元になる。はっきりと言い切ってしまうと相手を失望させてしまうという気遣いや、やさしさからくるものでも、結局はそのあいまいさが相手に希望を持たせてしまい、いい結果には終わらない。はっきりとした態度というのは、冷たく見えるときもあるけれど「誠実」だ。』
2018年5月にツイートされた言葉だ。私はそれに初めて返信していた。反応を期待してではなかった。
密かに心掛けていることがある。人の好意を断る時はな -
ネタバレ 購入済み
ラストサムライinスペイン
全巻読んだ感想です。
原作&作画のコンビが同じせいなのか、主人公のキャラクターが先に読んだ『男弐』の土方歳三に似ていると思いました(多分本作のほうが先に描かれたと思いますが)。
主人公の超人的な活躍を堪能しつつ、キャパ、ピカソといった実在の人物を登場させることで、戦争の残虐性やいかなる大義を訴えても人殺しに変わりはないという、戦争に対する疑問を投げかけられているような気持ちになりました。
歴史的事実とはいえ、最後はやるせなくなります。
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Posted by ブクログ
「濃い」でなく、あえて、「濃ゆい」と表現したくなるほど
絵柄も、ストーリーも、キャラの個性も濃密すぎる。ヤンキーばりの当て字、本来はカタカナで振るべき、ルビに平仮名を使っているのも、作品を濃くするのに拍車をかけているのだろう
小池一夫先生と、岡田芽武先生が手を組んで、作品を生みだしゃ、濃くなるのは当然
しかし、驚くべきはそこじゃない
見た目が胸焼けしそうなほど、ギトギトに濃い漫画なのに、読んでみると、思った以上に、アッサリとしているのだ
つまらないって意味でアッサリしているわけじゃなく、読み進めやすく、世界観に潜る際の抵抗が少ないって意味である
他作品に登場する料理を挙げるのは、少し気が咎める -
Posted by ブクログ
I used to think that growing old simply meant becoming weaker, and I often wondered how older people look back on their lives. Even though I’m still in my late twenties, I hadn’t felt very positive about the idea of aging.
But this book gave me courage. It made me want to stay curious and grow into -
購入済み
絵がとても華麗
叶精作の絵の華麗さは相変わらずである。美術界の真作贋作をテーマとしたこのシリーズは、ストーリー展開が随分と凝っていて読み応えがある。読者側にある程度の西洋美術史の知識が要求されるが、それはそれで興味深い。
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