小池一夫のレビュー一覧

  • 半蔵の門2

    購入済み

    典型的劇画

    戦国末期から江戸時代初期という時代設定と言い、武士や忍者を主役とする登場人物設定と言い、粗い劇画タッチと言い、全てが二昔前の典型的劇画ということができる作品である。ありがちではあるが安定したストーリーの運び方は、ある意味ありきたりではあるが安心して読むことができる。

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    2024年06月02日
  • 半蔵の門1

    購入済み

    視点の異なる解釈があるのも面白

    本格的な歴史物劇画で時代考証がしっかりしている。非常に類書の多い戦国末期を描いているだが、他の本とやや視点の異なる解釈があるのも面白い。問題は絵柄である。典型的な劇画でありタッチがやや粗めなのはいいとしても、人物のバランスがどれも美しくない。当時の人々が胴長短足であったといえばそれまでだが。

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    2024年06月02日
  • 拳神 海渡勇次郎伝 1

    購入済み

    ゴツい絵柄が

    ボクシング漫画のはずであるが、冒頭からいきなり北極圏のエスキモー(今はイヌイットというのかな)との共同生活の話から始まるのでずいぶんと驚く。ずいぶんと無理のある荒唐無稽とも思えるストーリー展開であるが、主人公がどうにも魅力的だし、ゴツい絵柄がストーリーや主人公と大変によくマッチしている。

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    2024年06月01日
  • Crying(クライング)フリーマン 3

    無料版購入済み

    心理テストが面白い。白牙扇が大げさな「いかにも」イライラキャラでも戦いの後で落ち着いたみたいでなにより。日野絵霧がナイス刺繍案。キッチェが頭いい作戦働いたのにこうも早く敗れて殺されたのちょっと残念。

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    2024年04月13日
  • 春が来た(1)

    購入済み

    象徴的な題名が今後を予想させる

    半世紀近くも前の劇画全盛期の作品である。今改めて見ると劇画独特のタッチがやや煩わしくも感じるが、逆に「時代劇」という雰囲気を大いに盛り上げていることは否めない。ストーリー内容は「忠義」や「慣習」に囚われて人生の多くの時間を無為に過ごした二人の老人の話である。なんだか身につまされるものがあるな。象徴的な題名が今後を予想させる。

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    2024年04月03日
  • ケイの凄春 大合本1 彷徨・可憐 編

    購入済み

    文字通りの純愛

    半世紀も前の作品である。小池一夫 / 小島剛夕 の組み合わせというと、まず「子連れ狼 萬屋錦之介」を連想してしまう。子連れ狼と同じ劇画風の粗くて太いタッチであるが、描かれている内容は今から半世紀もでも珍しかっと思われる純愛ものである。
    哀しいまでの主人公の純愛と殺伐とした画風が妙にマッチしている。

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    2024年03月01日
  • サハラ【新装合本版】1

    購入済み

    女傭兵たち

    南西アフリカのアンゴラがポルトガルの植民地だった時代を舞台としたお話である。女傭兵たちを主役としたハードボイルド 戦争ものである。戦闘シーンが数多く描かれているが、それほどの残虐性は感じられない。物語の基調はシニカルなハードボイルドであり、安易な西欧風ヒューマニズムは、むしろ破壊されるものとして描かれている。絵柄はかなりしっかりと描かれていて、殺伐たる雰囲気とよくマッチしている。

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    2024年03月01日
  • 自分のせいだと思わない。 小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉

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    ネタバレ

    故人の小池一夫さんがTwitterで呟いていた名言を集めたもの。
    人間関係、仕事等々、マインドリセットのきっかけになる本。
    目新しいことというよりも、誰もが読んで、そうだよなあって思う言葉たち。
    だけどやっぱりそれを一言で的確に、そして話しかけてもらっているかのような口調で記されているので、心へ入ってくるハードルがいい意味で低い。だから一瞬で読めるしたくさんメモしちゃう。

    _φ(・_・
    ・人を責めない
    ・引き受けたことには愚痴を言わない。
     言うなら引き受ける前。
    ★正しさと優しさを天秤にかけたときに、優しさを優先したい
    ・縁があったらまた会おう、くらいでいい
    ・人付き合いの一番の武器は想像

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    2023年07月14日
  • 【追悼】【無料小冊子】小池一夫のキャラクター創造論

    匿名

    購入済み

    無料冊子?なので途中までしか載ってないんでしょうかね?
    短いですが読んで損する者ではないかなと思いました。

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    2023年06月18日
  • ふりまわされない。

    Posted by ブクログ

    小池さんの本を読んで、一番思うことは何事も「バランス」を意識するのが大切ということ。
    考えすぎてもいけないし、考えなさすぎてもいけない。正直はいいけど、バカ正直はダメ。
    中庸という言葉もあるけど、バランスって本当に大切だと思う。

    印象に残った言葉
    ●「優しい気持ちでいる」と覚悟することで、人生はずいぶんと生きやすく豊かなものになる。
    ●何をするときも
    「コレは自分を幸せにするか」
    「コレは人を幸せにするか」
    を基準に考え行動するのが一番いい生き方。

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    2023年04月17日
  • 人生の結論

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    ・今自分のいるところが自分の実力。人生の選択肢を増やすためにお金を稼ぐ。
    ・アドバイスは思考の指定ではなく思考を広げてくれるもの。

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    2023年01月31日
  • 人生の結論

    Posted by ブクログ

    小池さんは、以前からTwitterをフォローさせていただいていて、その言葉に色々なものを感じさせてもらいました。

    本著作でも、暖かみのある言葉と、心に刺さる言葉と、多くのものを頂きました。

    自虐の甘さに慣れてしまうと本当に終わってしまう。
    これ、昔似たような言葉を読んだことがあり、気をつけてはいたんですけれど、分かっていなかったです。

    他にも、「実際の自分の実力以上のことを自分の妄想で補っても、何一つ自分を成長させる事はできません。むしろ自分をおとしめていくことなのです。」
    と言った、言葉など本当に芯をつく言葉が多く綴られています。

    ちゃんと覚えておいて、日頃から気にしていこうと思いま

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    2022年12月15日
  • 自分のせいだと思わない。 小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉

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    ネタバレ

    ハッとしたり、心がふわっと軽くなるような言葉がいくつもあった。
    特に印象的だったこと
    ·「あの日も、あの日も、あの日も乗り越えてきたのだから、今日も大丈夫」ーお守りにしたい言葉

    ·穏やかさ、強くなること、なんでもないことに傷つかない、ということを学ばなければいけない、という話。ー優しい「〜しなければいけない」と出会えた。私自身もまだまだ変わりたい、変われるんだ!と思った。

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    2022年10月23日
  • 自分のせいだと思わない。 小池一夫の人間関係に執着しない233の言葉

    Posted by ブクログ

    自分は未熟なんだなと思う
    でもそれでもいいんだよと言われている気がする

    結局、自分を苦しめてるとすればそれはほとんど他人がじゃなくて、自分が、なんだよね

    はー


    年だけとっても大人には程遠い自分

    いやんなる

    でも

    見捨てないであげよう。

    自分を。

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    2022年10月15日
  • 子連れ狼(1)

    匿名

    購入済み

    圧倒的な渋い画力が、今の時代に読んでも刺さります。さすが名作!としか言いようがないですね。おもしろいです。

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    2022年10月14日
  • 子連れ狼(3)

    購入済み

    流浪の旅

    なぜ拝一刀.大五郎 父子が流浪の旅に出なければいけなかったのか、真相が明かされる巻である。舞台設定の時代が江戸時代初期のため、まだまだ血なまぐさい戦国の気風が残っている状態が感じられる。読み進めてゆくと半世紀も前のカップラーメンのCMを思い出してしまう。

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    2022年10月03日
  • 傷追い人 11

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    ネタバレ

     スピリッツを読み始めた当時が、圭介が復讐鬼になったきっかけをミスティに話すあたりで、それ以前がどんな話なのか知らないままだった。麻薬の0号がすげーと思って読んでいた。

     全体的に大味なのだけど絵のかっこよさでねじ伏せられる。女はみんなすぐに全裸になって大股を開くタイプで、外見と立場が違うだけであまり描き分けができていないのではと思うけど、圭介の好みがそんなタイプなのだろうか。

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    2022年08月09日
  • 【追悼】【無料小冊子】小池一夫のキャラクター創造論

    購入済み

    小池一夫先生が、キャラクターの作り方、ストーリーの作り方について書いている本です。とても分かりやすく新たな発見もあるので読んでいて楽しかったです。

    #タメになる

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    2022年09月29日
  • 片恋さぶろう 1

    購入済み

    大時代的な作品

    小池一夫の原作らしい良い意味でも悪い意味でも 大時代的な作品である。真正面からなんのケレン味も迷いもなく、儒学的朱子学的な忠義に生きる主人公を描きあげている。近代的現代的な心境からは、もっと心の迷い 暗い欲望などが描かれてしかるべきではあるが、この作品はとにかくまっすぐに描いている。絵柄は劇画調ではあるがごちゃごちゃした感じが少なく、読みやすい。

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    2022年07月06日
  • 人生の結論

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    ネタバレ

    私自身が偏った生き方をしてきた人間なので、著者の年齢での境地で至った人生の訓戒はとても参考なる事が多かった。

    また「その歳その歳で経験すべき事を経験しないと〜」というようなところがあったが、これは非常に心に響くものがあった。

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    2022年04月24日