小池一夫のレビュー一覧
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典型的劇画
戦国末期から江戸時代初期という時代設定と言い、武士や忍者を主役とする登場人物設定と言い、粗い劇画タッチと言い、全てが二昔前の典型的劇画ということができる作品である。ありがちではあるが安定したストーリーの運び方は、ある意味ありきたりではあるが安心して読むことができる。
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視点の異なる解釈があるのも面白
本格的な歴史物劇画で時代考証がしっかりしている。非常に類書の多い戦国末期を描いているだが、他の本とやや視点の異なる解釈があるのも面白い。問題は絵柄である。典型的な劇画でありタッチがやや粗めなのはいいとしても、人物のバランスがどれも美しくない。当時の人々が胴長短足であったといえばそれまでだが。
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ゴツい絵柄が
ボクシング漫画のはずであるが、冒頭からいきなり北極圏のエスキモー(今はイヌイットというのかな)との共同生活の話から始まるのでずいぶんと驚く。ずいぶんと無理のある荒唐無稽とも思えるストーリー展開であるが、主人公がどうにも魅力的だし、ゴツい絵柄がストーリーや主人公と大変によくマッチしている。
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無料版購入済み
心理テストが面白い。白牙扇が大げさな「いかにも」イライラキャラでも戦いの後で落ち着いたみたいでなにより。日野絵霧がナイス刺繍案。キッチェが頭いい作戦働いたのにこうも早く敗れて殺されたのちょっと残念。
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象徴的な題名が今後を予想させる
半世紀近くも前の劇画全盛期の作品である。今改めて見ると劇画独特のタッチがやや煩わしくも感じるが、逆に「時代劇」という雰囲気を大いに盛り上げていることは否めない。ストーリー内容は「忠義」や「慣習」に囚われて人生の多くの時間を無為に過ごした二人の老人の話である。なんだか身につまされるものがあるな。象徴的な題名が今後を予想させる。
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文字通りの純愛
半世紀も前の作品である。小池一夫 / 小島剛夕 の組み合わせというと、まず「子連れ狼 萬屋錦之介」を連想してしまう。子連れ狼と同じ劇画風の粗くて太いタッチであるが、描かれている内容は今から半世紀もでも珍しかっと思われる純愛ものである。
哀しいまでの主人公の純愛と殺伐とした画風が妙にマッチしている。 -
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女傭兵たち
南西アフリカのアンゴラがポルトガルの植民地だった時代を舞台としたお話である。女傭兵たちを主役としたハードボイルド 戦争ものである。戦闘シーンが数多く描かれているが、それほどの残虐性は感じられない。物語の基調はシニカルなハードボイルドであり、安易な西欧風ヒューマニズムは、むしろ破壊されるものとして描かれている。絵柄はかなりしっかりと描かれていて、殺伐たる雰囲気とよくマッチしている。
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Posted by ブクログ
ネタバレ故人の小池一夫さんがTwitterで呟いていた名言を集めたもの。
人間関係、仕事等々、マインドリセットのきっかけになる本。
目新しいことというよりも、誰もが読んで、そうだよなあって思う言葉たち。
だけどやっぱりそれを一言で的確に、そして話しかけてもらっているかのような口調で記されているので、心へ入ってくるハードルがいい意味で低い。だから一瞬で読めるしたくさんメモしちゃう。
_φ(・_・
・人を責めない
・引き受けたことには愚痴を言わない。
言うなら引き受ける前。
★正しさと優しさを天秤にかけたときに、優しさを優先したい
・縁があったらまた会おう、くらいでいい
・人付き合いの一番の武器は想像 -
Posted by ブクログ
小池さんは、以前からTwitterをフォローさせていただいていて、その言葉に色々なものを感じさせてもらいました。
本著作でも、暖かみのある言葉と、心に刺さる言葉と、多くのものを頂きました。
自虐の甘さに慣れてしまうと本当に終わってしまう。
これ、昔似たような言葉を読んだことがあり、気をつけてはいたんですけれど、分かっていなかったです。
他にも、「実際の自分の実力以上のことを自分の妄想で補っても、何一つ自分を成長させる事はできません。むしろ自分をおとしめていくことなのです。」
と言った、言葉など本当に芯をつく言葉が多く綴られています。
ちゃんと覚えておいて、日頃から気にしていこうと思いま -
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流浪の旅
なぜ拝一刀.大五郎 父子が流浪の旅に出なければいけなかったのか、真相が明かされる巻である。舞台設定の時代が江戸時代初期のため、まだまだ血なまぐさい戦国の気風が残っている状態が感じられる。読み進めてゆくと半世紀も前のカップラーメンのCMを思い出してしまう。
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大時代的な作品
小池一夫の原作らしい良い意味でも悪い意味でも 大時代的な作品である。真正面からなんのケレン味も迷いもなく、儒学的朱子学的な忠義に生きる主人公を描きあげている。近代的現代的な心境からは、もっと心の迷い 暗い欲望などが描かれてしかるべきではあるが、この作品はとにかくまっすぐに描いている。絵柄は劇画調ではあるがごちゃごちゃした感じが少なく、読みやすい。
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