田崎健太のレビュー一覧

  • 電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~

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    東京五輪に関連して電通の存在がクローズアップされる中でタイトルを目にして面白そうだなと思い、本書を手に取った。
    本書には電通やFIFAの他にアディダスが重要な存在として登場する。アディダスは電通と共同出資でISLという会社を立ち上げスポーツビジネスに切り込んできた。電通が嫌う汚れ仕事(お金配り)の部分を担ってきたのがアディダスである。このアディダスおよびISLの体質がIOCやFIFAの腐敗体質および放映権の高騰を助長してきたものといえる。本書ではこれらの組織における腐敗を描いてはいるものの、やはり取材が難しいのだろう、表層的な一面を描くのみで、その裏で本当に何が行われていたのかというジャーナリ

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    2021年08月17日
  • 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男

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    丹念な取材。
    今まで前田派だったので、
    佐山からの視点は新鮮でした。
    将来教科書になる人かもしれませんね。

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    2021年03月27日
  • 電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~

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    日本のスポーツの美談や美学とは全く違う世界なので、その時点でアレルギーを起こす人もいるかもしれません。
    事実としてそういう世界があるということが、長い取材の賜物として分かりやすく書かれている本だと思います。

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    2021年03月23日
  • スポーツ・アイデンティティ どのスポーツを選ぶかで人生は決まる

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    スポーツと人格形成の関係について、独自の切り口で分析した本。著者は学者ではなくノンフィクション作家なので、インタビューを元にアスリートの性格を掘り下げていく様子は読みごたえがある。「あの選手が活躍できたのは、そういう性格の持ち主だったからなのか」という発見が沢山あった。

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    2020年08月14日
  • スポーツ・アイデンティティ どのスポーツを選ぶかで人生は決まる

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    表紙に大きく「SID」と書いてあるが、もちろん本を開くまでなんのことか分からない。
    これはタイトルとして良いのだろうか、と思わざるを得ないが、それ故に手にとった自分もいるわけで、逆説的に成功なのかな。

    それぞれのスポーツで、成功するのに必要な性格・性向は異なっているということが種々のインタビューを通じて積み上げられていくが、話はスポーツに留まらず、政治や子育て・教育論まで。
    著者のいうSID(スポーツ・アイデンティティ)は、学術として高めるというよりは、人を見る上で、その人が若い頃に取り組んだスポーツ、ポジションを予め知っておき、ある程度の傾向を掴むために利用する、みたいなのが良いのかな、と

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    2020年06月28日
  • 球童 伊良部秀輝伝

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    田崎さんの作品は、本当にどれもよく取材されていて、単に話を聞いた、関係者の話を集めた、というレベルを大きく超えています。

    一人の人の生き方、生き様が、重みと厚みを込めて読み手に伝わってきます。なかなか、こんな描き方ができる書き手はほかにいません。

    あまりにも特異な才能に、精神の強さがバランスできていないとどんなことがおきるのかがこれでもか、と描かれています。
    読んでいて苦しくなりました。

    もうちょっと気楽に、
    もうちょっとほどほどに、
    気持ちを落ち着けることができたら。

    好きな野球、好きなピッチングを続けてくれたら、どんな名勝負がもっとみられただろう、と思わずにはいられません。

    伊良

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    2019年04月16日
  • 全身芸人――本物(レジェンド)たちの狂気、老い、そして芸のすべて

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    田崎健太が月亭可朝、松鶴家千とせ、毒蝮三太夫、世志凡太&浅香光代、こまどり姉妹の5組についてインタビューした本。

    どの芸人もコクがあって面白かったが、惜しむらくは自分が彼らの往年の姿を知らないこと。

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    2019年04月11日
  • 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男

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    UWF離脱以降の修斗の話は興味深かったなあ。

    新日を辞めた理由がA猪木の借金問題、修斗を辞めることになるのも膨大な負債。
    UWFを変えようとして失敗し、打投極の理想はグレーシー登場でやっぱり変化。
    結局もてはやされるのはプロレス方向のUWFか立ち技のK-1、極め技のグレーシー。佐山一人が仇花になっていく印象。

    uwf時代の前田日明が若手選手・フロント間の関係を上手く築けなかったのと同じく佐山サトルも孤立していくのが興味深い。

    佐山サトルが作りたいのが格闘技団体じゃないのは分かるけど、理想の高さと興行を打たないと成り立たない構造が矛盾。

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    2019年02月26日
  • 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男

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    プロレス・格闘技界に大きな礎を気づいた佐山サトルについての一冊。

    特筆すべき内容はなかったものの、彼の足跡を改めて知ることができた。

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    2019年02月21日
  • 真説・長州力 1951‐2015

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    「小力」さんではなく、元祖、本物の長州力さんそのものが、長期間にわたり、冷静かつ多面的に描かれています。

    きっと、本人が書く自伝よりもずっと、吉田光雄さんと長州力さん自身が読み手に理解できるでしょう。
    それが田崎さんの描写力によるものなのは明らかです。でも、その田崎さんでさえ、何が本当で何が筋のあるドラマなのかわからなくなるような場面が何度かでてきます。

    プロレスには、魔力がある。

    プロレスをみてこなかった人、これからもきっと見ない人でも、その言葉が実感できるはずです。

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    2018年12月23日
  • 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男

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    「最強」というビジョンを誘蛾灯に人を集める職業が「プロレス」なのだとしたら、それは観客だけでなくレスラーになりたい若者の心も吸い寄せることになります。その光が最高のルクスを放っていたのが70年代後半の「新日本プロレス」で、アントニオ猪木というリアルな肉体と挑戦的言語が眩いファンタジーを発散していたのでありました。その「最強」という夢まっしぐらに突っ込んでいったのが佐山聡少年です。大概は「最強」はプロレスというビジネスのための営業ツールだ、と知ることがレスラーとしての「大人の階段」なのですが佐山はその階段を拒否、ずっと少年としての人生を歩むことになりました。その記録が本書になります。新日の隆盛と

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    2018年10月18日
  • 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男

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    初代タイガーマスクとして日本全体を熱狂の渦に巻き込んだ佐山サトルさんが、人生を通じて何をしたかったのか、を膨大なインタビューを元にひもといたドキュメンタリー本。読み終わって「なるほど、佐山サトルは求道者であったのか」と悟ったと同時に、「何でも簡単にできてしまう天才は、どこに行っても異端者になるんだよな」と非常に切ない気持ちになった。ある意味、吉田松陰と似たような純粋さと狂気を感じたし、こういう人だからこそ時代を切り開く事が出来たんだな、とある意味納得出来た。
    佐山さん以外の部分では、アントンハイセルに端を発した新日の混乱の件が割と詳しく書いてあり、そちらも興味深く読めた。正直、読後感はあまり良

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    2018年10月02日
  • 電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~

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    うわー。悪人ばっかり。

    とも言えますし、

    歴史って必然なんだなぁ、、、。

    とも言えます。

    スポーツには、明るい面と暗黒面が両方ある、とよく言われます。中でもサッカーは、中田選手が移籍するときの本などからも、その「半端ない」感が強いスポーツです。

    こんな題名で今、出版して大丈夫なの?と思いますが、中身は至って中立的です。誰が悪いとも決めつけず、当事者への取材と、事実を元にかかれています。

    なのに、まるでよくできた物語のように、登場人物がみな「エッジのたった」ひとたちなので、歴史小説を読むかのような感覚になれます。

    思惑はどうあれ、マラドーナが世界ユースのアルゼンチン代表として日本で

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    2018年09月24日
  • 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男

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    ネタバレ

    初代タイガーマスクとして一世を風靡した
    佐山サトルの評伝。著者の田崎健太とは、あの「真説・長
    州力」を書いたノンフィクション作家。あの本の好き・嫌
    いはともかく、取材力に関しては確実に信用出来る仕事人
    であることは間違い無い。

    ・・・いやぁ、凄かった。
    まずハードカバーの単行本で500ページを超える物量だけ
    でも凄い。これに加え、佐山本人や周辺の人々に丁寧に取
    材がなされており、いい加減な記述・断定的な記述の類い
    が一切無い。内容に関しては、これまでいろいろなところ
    で書かれてきた初代タイガーや佐山のエピソードとほぼ相
    違なく、誤解を恐れずに言うのなら、壮大な「まとめ」を
    読んでいる気分。だ

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    2018年08月24日
  • 球童 伊良部秀輝伝

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    私自身は実物を見たことがない。しかし、本書の登場人物(証言者)には馴染みのある人たちが多い。ここの証言者以外でも、接点が少しでもあった人たちと話せば、(プラス・マイナス入り混じった)それぞれの強烈な思い入れが感じられる。特異な野球人であったことは間違いない。「ブーブーな。こうやってちゃんと残る形にしてもらえたことは良かったんと違うかな」。証言者の一人となった元チームメートは、遠くを見るようにしてそう言っていた。本書は伊良部秀輝の真実を描くことを目的としたノンフィクションというよりも、伊良部秀輝に関わった人たちからのレクイエムだと思う。

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    2017年07月16日
  • 電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~

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    FIFAの腐敗を語るのかと思ったが、それよりスポーツビジネスの歴史それへの電通の関わってうくプロセスが興味深かった。

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    2016年06月19日
  • 電通とFIFA~サッカーに群がる男たち~

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    現在、日経新聞に連載中の釜本邦茂さんの「私の履歴書」が日本とサッカーの出会いの陽のあたる歴史だとしたら、本書は本来だったら陽の射し込まない歴史なのかもしれません。まだまだ書かれていないこともあるのでしょうが、著者はよくぞインタビューを重ねたものだ、と思いました。たまたまこの前に読んだ小林至「スポーツの経済学」でIOCとFIFAの巨大ビジネス化にISLと電通の関与したことが指摘されていて、日本の広告会社が巨大スポーツビジネスに「入った」のではなく「作った」ことに不思議な感覚を覚えていたのですが今回の読書によって、なるほど!がいっぱい得られました。

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    2016年02月26日
  • 真説・長州力 1951‐2015

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    プロレスに夢中だった頃、彗星の如く現れ、サソリ固めという必殺技を駆使する長州力にわくわくしたことを思い出した。
    その陰では多くの苦労があったという事がよくわかった。

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    2016年02月06日
  • 偶然完全 勝新太郎伝

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    勝新太郎の映画と私生活のエピソードを書けば面白くないわけがない、と思われるのは著者にとって損なことだろう。そんな予断を持って読み始めたが、やっぱり面白い。日本映画ファンを自称する自分としては、勝新太郎映画をあまり見ていないのはお恥ずかしいのだが、それに加えて、テレビをほとんど見ていないので、晩年のテレビ映画の傑作と言われるものを何とか見なくてはと反省している。
    映画俳優の伝記としては、著者と勝新太郎との私的な関係のこともあってか、少し思い入れ過剰だと思われるのが残念である
    と言いつつも次は山城新伍の「おこりんぼ さびしんぼ」(積ん読状態だった)を読んでみようと思っている。

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    2015年11月14日
  • 真説・長州力 1951‐2015

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    まず取材力が違う。多くの関係者から取材を行い、協力者の過去の発言と今回の取材での矛盾点を突いて1つずつ真実を裏付ける確認作業が丁寧である。

    自分は三銃士世代の為、デビューから移籍や出戻りの経緯を詳しく知れたのは良かった。

    ただページ半分でやっとジャパンプロレスとややテンポに遅さを感じ、新日現場監督時代の話はスッポリと抜けてある。長州が売り出したかった選手やそのギミックや、逆に選手から提案されて却下した案など聞きたかった。

    現在もトレーニングに新日道場を使ってる手前その辺はNGなのか、代わりにWJの話が解禁になったのは新鮮だった。今回で最後との事だが次があるように感じた。

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    2015年10月30日