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プロレス界最大のアンタッチャブル―― 総合格闘技を創ったタイガーマスクの真実! 1980年代前半、全国のちびっ子を魅了し、アントニオ猪木を凌ぐ新日本プロレスのドル箱レスラーとなったタイガーマスクは、なぜ人気絶頂のまま2年4ヵ月で引退したのか? UWFにおける前田日明との“不穏試合”では何が起きていたのか? 自身が創設した総合格闘技「修斗」と訣別した理由は? 現在も「21世紀の精神武道」へのあくなき追求を続ける佐山サトルは、その先進性ゆえに周囲との軋轢を生み、誤解されることも多かった。謎多きその素顔に『真説・長州力』の田崎健太が迫る。佐山サトル本人への長期取材に加え、前田日明、長州力、藤原喜明、中井祐樹、朝日昇ら多数のプロレスラー、格闘家、関係者の証言で綴る超重厚ノンフィクション。“孤高の虎”の真実が今、明かされる!
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年09月21日
佐山サトルという一人の天才がいて。
その類稀なる運動能力に魅せらた人はプロレスを求め、先見性のある明晰な頭脳に触発された人々は本物の格闘技の創設を望み、礼儀正しく謙虚な人柄に惹かれた人たちがお金を出す。
そうして様々な人が集まり去って行き、多くのものを生み出したはずなのに最後に残ったのは虎の布切れだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月08日
「正当なノンフィクション作品は、取材対象を傷つける可能性を内部に孕んでいる。取材とは心の中へ踏み込んで、触れられたくない記憶を掘り起こす作業でもあるからだ」(プロローグ 佐山サトルへの挑戦状)
昭和の新日本プロレス絶頂時のスーパーヒーロー タイガーマスク。
第1次UWFの象徴 スーパータイガー...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月26日
UWF離脱以降の修斗の話は興味深かったなあ。
新日を辞めた理由がA猪木の借金問題、修斗を辞めることになるのも膨大な負債。
UWFを変えようとして失敗し、打投極の理想はグレーシー登場でやっぱり変化。
結局もてはやされるのはプロレス方向のUWFか立ち技のK-1、極め技のグレーシー。佐山一人が仇花になっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月18日
「最強」というビジョンを誘蛾灯に人を集める職業が「プロレス」なのだとしたら、それは観客だけでなくレスラーになりたい若者の心も吸い寄せることになります。その光が最高のルクスを放っていたのが70年代後半の「新日本プロレス」で、アントニオ猪木というリアルな肉体と挑戦的言語が眩いファンタジーを発散していたの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月02日
初代タイガーマスクとして日本全体を熱狂の渦に巻き込んだ佐山サトルさんが、人生を通じて何をしたかったのか、を膨大なインタビューを元にひもといたドキュメンタリー本。読み終わって「なるほど、佐山サトルは求道者であったのか」と悟ったと同時に、「何でも簡単にできてしまう天才は、どこに行っても異端者になるんだよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月01日
佐山はいい人。自説のコア部分は頑固。細かい部分は鷹揚。他人に頼み事できないタイプ。誤解を招く。格闘技への先見性はすごい。
佐山は修斗などではボトムアップ型の普及を目指したが、それでは時間がかかるし、第一世代の選手にはライトが当たらない。その辺で頓挫、追放となった感じ。
UFC、プライドなどはトッ...続きを読む
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