森泉岳土のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレついにジョージ・オーウェルの1984を読んだ。いや、厳密には読んでいないが、森泉岳土による漫画版「オーウェルの一九八四年」を読んだ(オーウェルの、と付くところが良い)。
救いがないとは聞いていたが、本当に。
でも何より救いがないのは、読み終わったときに「ああ良かった、怖い話は終わった、"あんなんとは無縁の"現実へ戻ろう」と心から思えないところだ。
あとは備忘メモ。(ネタバレもあり)
・舞台はロンドン、ただしイギリスではなく「オセアニア」という国。オセアニアを率いるイングソック党の党首ビッグブラザー(BB)がすべてを監視し、好ましくない兆候があれば「思想警察」に連 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「文藝」で春樹やカフカを漫画化していた人。
僕が好きな安永知澄も参加する同人誌「ランバーロール」の人。
柴崎友香「寝ても覚めても」の表紙絵の人。
と、ニアミスを続けてきたが、初めて漫画を手にした。
ら、手法も内容もすごい!
「祈りと署名」〔イリーナ〕シリーズ。スヴェトラーナお嬢様をご主人に擁した屋敷。に恋人として入り込んだイリーナは首絞めセックスを。上の階には婿養子がいて、イリーナはそいつを。そして犬を。
「惜しまず与えよ」〔イリーナ〕シリーズ。スヴェトラーナの妊娠、父は? 執事? 庭師? 首絞めの指の跡=署名。
「灯は消えてイリーナは」〔イリーナ〕シリーズ。スヴェトラーナは去り、残されたイ -
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購入済み
イマイチ
これは面白そうだと期待して読んだんですが、正直ちょっと肩透かしでした。
絵柄と演出に強烈な作者さんだけの個性を感じましたが、それだけでした。
肝心のストーリーがイマイチ。 -
購入済み
つまらなくも面白くもない
試し読みを読んで、一気に上下巻買ってしまいました。
つまらなくはなかったですが、期待したほどには面白くもなかったなという印象の作品です。 -
Posted by ブクログ
1984年にポイントを置いて、1984年を予言的に描いたジョージオーウェルの1984。そして奇しくも同じ1984年に刊行され、ノルウェーの森につながっていく短編の蛍。これをなぜか結びつけて、漫画で描くという企画。確かに、愛がテーマになっていて、超監視社会の中で、自由を求めた主人公を描く1984、そして本作をモジュールにパラレルワールドを舞台にした愛を主とし1Q84を描いた村上春樹。根源は、何を考えているのかわからない不思議な女性、退廃的でもなく、ただ不思議で、つかんでも掴みきれず、ふわっと消えてしまった話。
そして、1984は、ビッグブラザーに支配され、自由を求めていた中で、愛を見つけてしまう -
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