森泉岳土のレビュー一覧

  • 耳は忘れない
    水で描いて墨を落とし、爪楊枝で描くという目眩がしそうな手法で漫画を描く作家さんの短編集。表題作、下北沢が出てくる話が特に好きです。想像の余白がある物語たち。これを片手にお酒を飲んで語り合いたい。
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    「一九八四年」がマンガに?!
    それは読みたくなるではないか。シンプルな線がこのお話によく似合う。
    そしてまた原作を読みたくなった。
  • モーニング 2023年1号 [2022年12月1日発売]

    最近のモーニングは、、、、

    もうこれ以上新連載を増やさないでほしい
    核となる作品を(ジャイキリや宇宙兄弟など)をしっかり掲載してくれ!
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    村上春樹の『蛍』とG・オーウェルの『1984年』をコミカライズした作品。著者・森泉岳土(もりいずみ たけひと)氏の描画法が「水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝や割り箸を使ってマンガを描く」と紹介されており、物語の筋より"絵"の方が気になってそちらをじっくり見てしまった。もっとも、『蛍』...続きを読む
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    森泉岳土が、一冊の中で、村上春樹と、ジョージ・オーウェルを、対にして描く。
    この名前三つが並んだときの納得感よ。
    いい企画だし、内容も見合っている、いい本だ。
  • 報いは報い、罰は罰 下

    イマイチ

    これは面白そうだと期待して読んだんですが、正直ちょっと肩透かしでした。
    絵柄と演出に強烈な作者さんだけの個性を感じましたが、それだけでした。
    肝心のストーリーがイマイチ。
  • 報いは報い、罰は罰 上

    つまらなくも面白くもない

    試し読みを読んで、一気に上下巻買ってしまいました。
    つまらなくはなかったですが、期待したほどには面白くもなかったなという印象の作品です。
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    1984年にポイントを置いて、1984年を予言的に描いたジョージオーウェルの1984。そして奇しくも同じ1984年に刊行され、ノルウェーの森につながっていく短編の蛍。これをなぜか結びつけて、漫画で描くという企画。確かに、愛がテーマになっていて、超監視社会の中で、自由を求めた主人公を描く1984、そし...続きを読む
  • 爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇
    作者買いしているが、初期の作品のような日常系の話はぱっとしない印象。
    絵柄もあるかもしれないが、セリー(SF)や報いは~(ホラー)のようなほの暗い話が好きだ。

    面白かったのは「ムルの顔」。
    当人が新婚旅行で訪れたボルネオ島でふくらませた話でリアル。
    あなたのなにを知っているの?
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    何となく村上春樹っぽいんだよな~と思っていたら村上春樹のコミカライズが発表されて納得した一冊。

    収録作品ではしかしオーウェルの「一九八四年」の方が好みだった。
  • ハルはめぐりて
    目下のところジェラシー度ナンバーワンの作家。
    だってイラスト描けて漫画描けて文学的素養があって大林宣彦の義理息子になって、そのうえ旅にもふらっと出られるんだよ!
    とジェラシー度増してしまった。
    前髪3本の(達観した)JCが各地へ。風物、人、と出会い、別れ、旅とは本のようだ……という考え方にも共感。
    ...続きを読む
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    この評価3は、自己の読解力の未熟さにたいしてだ。

    元は長編SFである「オーウェルの1984」が、このように表現されたことについて、怒りも喜びも感じなく、
    ただ、薄いグレーのインクが脳内に広がって、漫然として落とし所が見つからないまま、いまも、漂っている。

    時として、漫画という表現は、他のどの手段...続きを読む
  • 祈りと署名
    絵の雰囲気とオリジナリティーはある。ストリーに魅力は感じなかった。自分の読解力不足か、雰囲気のみなのかは判断できず。
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
    村上春樹は・・・
    さすがの1984。シュールに未来を予言している。資本主義の向かう方向への危惧とsynchronizeして、笑えない。
  • 耳は忘れない
    「耳は忘れない」
    「四季も日々も」
    「森のマリー」
    「葡萄の記憶」
    「盗賊は砂漠を走る」
    「小夜子、かけるかける」

    ・技法ありきではない内容の追及もうかがえる。
    ・最近柴崎友香と親しくしているらしいが、納得できる作風。
    ・身近な生活のベクトルと、極端な文芸寄りのベクトルがあり、後者が好み。
  • 報いは報い、罰は罰 上
    本筋は嫁いだ先で行方不明になった唯一の肉親である妹を探しに来た姉、と言う設定の、密室ミステリだが、達者で雰囲気のある画力はまるで映画の世界。
  • 耳は忘れない
    絵の描き方が、墨を水で落とし、割り箸と爪楊枝をつかうという独特の画風。それだけでなく、描かれている世界観がおもしろい。
  • 祈りと署名
    先に「夜よる傍に」「耳は忘れない」を読んでしまったこともあり、それと比較すると全体的に難しい話が多い印象。けれども、この作者さんの世界観や感性は好きだ。
  • 祈りと署名
    タイトルになっている「祈りと署名」は難しくて、何が言いたい作品なのかちゃんと分かることができなかった。

    でも、この作家が好きになった。
    それは、「ハルはきにけり」という一緒に入っている連作短編を読んだから。
    ハルは小学生で(とてもかわいらしい)、
    自分のやり方で世界を観ることができる女の子で、
    ...続きを読む
  • 報いは報い、罰は罰 上

    あんまり

    作者に対する評価が高かったので、そのぶん期待も高く持ってしまった。お金を出して読む価値は、ないかなぁ……