土橋正のレビュー一覧
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定番の文具の歴史とそれに関わった人物や技術を紹介した本。国内外約40種類の文具を取り上げる。
いずれの例でも、開発者の設計方針と弛まぬ技術改良が消費者のニーズに合致した場合に、定番となるようなヒット商品が生まれている。多くの筆記具やメモ・ノートが紹介されているが、海外メーカーの文具はメーカーの考え方を主体として作られているのに対し、日本の文具は消費者視点で作られている印象を受けた。
日本の製品は、創業者が海外の製品に刺激を受けて製品作りを始め、それを徐々に改良して今日の製品に至るパターンが多い。消費者の声を反映したモノつくり。それが日本の定番商品として長く愛用される理由なのだろう。
ちなみに、 -
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ネタバレチェック項目3箇所。いつもと同じペン、そして紙だと自分の内側に降り積もった「癖」が知らず知らずのうちに出てきてしまう、こうなると単一のアイデアになりがちで新しい考えが出にくくなってしまう。「文具は見えないものを見えるようにしてくれるものだと思います。たとえば時間は目に見えません。その時間を見えるようにしてくれるのが手帳です。また頭の中で浮かんだアイデアを形あるものにしてくれるのがペンと紙です。人間というのは見えるようになると、それがきっかけとなって記憶の奥底に眠っていたものを思い出すことができるんです。」。或程度頭の中でイメージが出来ている時は、それを形にしていくのにこのスケッチブックが最適だ
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土橋さんが以前書かれた、「やっぱり欲しい文房具」は、もう何度読み返したかわからない程、大のお気に入りの一冊で、私の本棚のいちばん取り出しやすい段が定位置となっています。
今回の本は、ビジネスシーンをいくつかに分類したシチュエーションごとに、それらにあった文房具を役割ごとに紹介しているもので、中で取り扱われているアイテムは101にのぼるそう。
確かに、本は物語並みにぶ厚いですし、中身はオールカラーで大きめの文具の写真の行進が続き、それらの合間を埋め尽くす文章はぎっしりと。とても、数時間やそこらで読みつくせるものではありません。
今回紹介されている文房具たちは、最近発売された新しいものもふん -
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文房具「お勧め」本としては、すばらしい一冊。
基本一章に一商品。万年筆といってもさまざまなシーンによって使い分け筆者における最適な使い方を示してくれるので、その中から自分にあう商品を選んでいくのがいいと思う。ブランドに左右されず、使い心地・携帯性を具体的に紹介してくれる。
個人的にはファイリング関連の商品が大変参考になった。
丁度、一ヶ月サイクルでさまざまな相手をタイムラグ進行させる仕事を任されるようになったために、資料管理に悩んでいたのでとても素敵な商品を紹介されてうれしかった。
…【リヒトラブ】スケジュール&仕分けファイル
妹が万年筆を使用しているのだが自分が使用しているもの -
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文房具が仕事に生かす術と絡めて紹介。もったいないという気持ちをなくすとうまく行く―ノートはジャンジャン書くことで生かされる。
ステーショナリーハックの著者による文房具好きにはたまらない本。
真似したいこと。いたるところにメモとペンを持つ。
・ニーモシネのメモ帳にロイヒトトゥルム「Pen-loop」という粘着式ペンホルダーを使用し、ラミーピコを挟む。
・お財布に入れるペン「Walkie Pen」
・サイプロダクト「ペンケースH3S」二世帯住宅式ペンケース
・ユルリク「グリーンマーカー」葉っぱの形の付箋。本から飛び出ていても癒される。
・倉敷意匠「fusen」確かに丸型の付箋なら出しゃばらない。