アンデシュルースルンドのレビュー一覧
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暴力事件で逮捕されたカナダ国籍の男。グレーンス警部たちは、彼が米国の死刑囚であることを突き止める。死刑制度に対する国家間の考え方の隔たりなど、忌憚なく問いかけられる。読後感は良いとは言えないが、珍しい形の骨太ミステリーである。Posted by ブクログ
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ガラスの鍵賞受賞とのことだったので、本格推理ものかと思い読み始めたが、想定外のストーリーだった。
日本は世界でも数少ない死刑制度存置国なので、フレドリックへの反応はスウェーデン以上になるのかなと思った。
それにしてもスウェーデンの刑務所の自由さ、驚かされる。Posted by ブクログ -
前半は面白そうだけど読み終えた瞬間は面白くなかったな、と思った。雰囲気は好きだったんだけどミステリや物語としては内容が薄い。
子供のホームレス問題やルーマニアの孤児問題など、そういう事実があることを伝えたかったのかも。Posted by ブクログ -
あまりにホフマン家族への脅迫の度が過ぎる。キレない妻のソフィアにさえ苛立ちを覚えるのは、私が女性目線で読んでいるからか。実情を知らされないまま子供達を守る心細さに同情する。Posted by ブクログ
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暴力に支配された兄弟が成長し、銀行強盗団となる。犯罪自体は許されないものであるが、彼らの精一杯の生き様に、悲しく切ない気持ちになる。スェーデン社会の闇も垣間見られる重厚な作品。Posted by ブクログ
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CL 2022.1.30-2022.1.31
グレーンス警部のシリーズを、そうと知らずに何冊か読んでいるらしい。
三秒間の死角も読んだけどほとんど覚えていない。
それくらいわたしには合わなかったみたい。
ホフマンを家に帰れないようにしたのは自分なのに
息子のことで説教垂れるとは。Posted by ブクログ -
コロンビアマフィアの潜入捜査員で、スウェーデン人の元囚人が自らの命と家族を守るために必死の抵抗を行う。三秒間の・・・に続くシリーズ2作目です。海外作品にありがちな、カタカナ登場人物の多さや難解な言い回し等が無く軽快に読み進めます。翻訳も素晴らしく微に入り細に入り解りやすい。Posted by ブクログ
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暗く重い…
真実が土台のなっているがそれ以外は小説なので当然でっち上げだ…と著者は書いているが、その真実の部分が、なんと哀しくても辛くやるせないモヤモヤした気持ちが残り、読後感は悪い…。
しかし私はこういう小説は決して嫌いでは無く、むしろ好物である。Posted by ブクログ