アンデシュルースルンドのレビュー一覧

  • 熊と踊れ 下

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    緊迫の下巻。
    もう読んでてわかる、結末の感じに胸が締め付けられる。
    破滅への速度は緩まることなく加速していくだけ。
    これが実話を基にしているというのがまた驚きだ。

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    2025年07月21日
  • 三年間の陥穽 下

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    ホフマンの妻であるソフィアも、過去に性的な虐待を受けた過去があるのか…でも今後それが語られることは無さそうではあるが。
    今作は、小児愛集団の最後の1人の正体がかなり意外な人物だった。
    スウェーデン人がスウェーデン語で話し、デンマーク人がデンマーク語で話し、それで会話が成り立つのか?と疑問だったが、スウェーデン語とデンマーク語(とノルウェー語)は文脈次第で通じることがあるという程度には似ているそうで、これまた新たな発見だった。
    もう「3」シリーズは本書「3年間」で終わりかと思いきや、続作も本国では刊行済みのようで、どんなタイトルになるか楽しみ…ではなくて、ますます老いが進んだグレーンス警部の体調

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    2025年04月22日
  • 三日間の隔絶 上

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    ストックホルム市警察のグレーンス警部と元潜入捜査員ピート・ホフマンのシリーズ。
    一家惨殺事件で生き残った少女の資料と潜入捜査員の資料が警察署から紛失していることが判明し、ホフマンに「お前の正体を知っているぞ」と脅迫状が届いてしまう。ホフマンはグレーンス警部に「警察に裏切り者がいるはずだ」と潜入捜査をするよう持ちかけるが…というところで下巻に続く。
    またホフマンの家族が逃亡生活を強いられて不憫だ。

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    2025年04月08日
  • 熊と踊れ 上

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    スウェーデンを舞台にしたクライムサスペンスとでも言うべきだろうか。
    崩壊した家庭を生き抜いた三人の兄弟と
    読むからに危険思想な幼馴染を入れた四人組。
    その四人組がどん底を抜け出すために一世一代の強盗劇を繰り出す。

    実話を元にしていると言うが、これが実話だと言うのなら事実は小説よりも奇なり。
    ここまでぶっ飛んだ計画を立て、実行できるメンタルがすごい。
    上巻は、スピード感溢れる崩壊への序章といったところか。

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    2025年03月21日
  • 三時間の導線 上

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    グレーンス警部と潜入捜査員ピート・ホフマンのシリーズ。
    病院の遺体安置所に身元不明の遺体がひょっこり現れたのを機に、警察犬に臭いを辿らせて着いた港でコンテナを調べると、中には遺体が68体詰められていた…という幕開け。
    前作でグレーンス警部はピート・ホフマンを窮地からスウェーデンに連れて帰ってきたのだが、今回は西アフリカの不法入国ビジネス組織への潜入捜査を強要する…そのおかげで、グレーンス警部はピート・ホフマンの妻ソフィアにブチ切れられてビンタされるのだが。
    上巻が終わるのが事前想定よりもかなり早く、「まだまだ起承転結の『承』の序盤じゃないか」という印象で下巻へ続く。

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    2025年03月08日
  • 熊と踊れ 下

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    少ない登場人物ながらも、それぞれ個性的であり、生きている。
    フィクションを基にしたからこそ生きている気がする作品。再読。

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    2025年02月19日
  • 制裁

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    ネタバレ

    なんともやりきれないストーリーだけど、一気読み。検察官のそれでも殺人は罰さなければならないも分かるし、周りの気持ちも理解できる。フレデリックの行動やその後のどうでもいい気持ちも分かる気がする。救いのない終わりだけど、面白かった。

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    2025年02月17日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    前作でスウェーデン警察上層部から見放された潜入捜査員ホフマンが、今作ではアメリカ政府から見放されて、アメリカの殺害対象リストに載ってしまうが、ゲリラに拉致されたアメリカ下院議長を救出して見返りに殺害対象リストから除外してもらおうとするものの、やっぱりアメリカ政府からは見放されてしまう…という薄幸物語。
    ホフマンが生き延びて家族ともどもスウェーデンに帰還するために、グレーンス警部もパシリ役で奮闘する。
    アメリカ下院議長の救出に向かうあたりから話が駆け足っぽい印象を受けるが、過去作同様、今回も読み応えがあって楽しめた。
    けれど、世間の暗部を炙り出す社会派ミステリを読んだという印象ではなく、ショーン

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    2025年02月16日
  • 三分間の空隙【くうげき】 上

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    グレーンス警部シリーズ。
    前作「三秒間の死角」でピート・ホフマンはポーランドマフィアに潜入捜査をしていて刑務所から命がけで脱出したが、今作の冒頭ではいきなりアメリカ政府の潜入捜査員としてコロンビア麻薬ゲリラと行動を共にしているというスピード展開。
    麻薬のせいで娘が命を落としたというアメリカ下院議長が、麻薬を憎むあまりコロンビアの麻薬組織を部隊に襲撃させ、成果を確認しようと現地の視察に行ったところ、逆にゲリラに誘拐されてしまうというアホっぷり。
    その余波でアメリカ政府の殺害リストにホフマンが載ってしまって大ピンチ…というところで下巻に続く。

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    2025年02月15日
  • 三時間の導線 下

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    スウェーデンの作家アンデシュ・ルースルンドの長篇ミステリ作品『三時間の導線〈上〉〈下〉(原題:Tre timmar)』を読みました。
    アンデシュ・ルースルンドの作品は、先日読んだベリエ・ヘルストレムとの共著『ボックス21』以来ですね。

    -----story-------------
    難民の大量死事件に迫る北欧ミステリ
    遺体安置所に現れた「あるはずのない」死体。
    グレーンス警部がその謎を追うが……傑作『三分間の空隙』から続くシリーズ新作登場

    〈上〉
    ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。
    死体の調査を進めるグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が見つか

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    2025年02月12日
  • 三時間の導線 上

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    スウェーデンの作家アンデシュ・ルースルンドの長篇ミステリ作品『三時間の導線〈上〉〈下〉(原題:Tre timmar)』を読みました。
    アンデシュ・ルースルンドの作品は、先日読んだベリエ・ヘルストレムとの共著『ボックス21』以来ですね。

    -----story-------------
    難民の大量死事件に迫る北欧ミステリ
    遺体安置所に現れた「あるはずのない」死体。
    グレーンス警部がその謎を追うが……傑作『三分間の空隙』から続くシリーズ新作登場

    〈上〉
    ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。
    死体の調査を進めるグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が見つか

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    2025年02月12日
  • 地下道の少女

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    ネタバレ

    ストックホルム市警シリーズ第4弾。
    このシリーズはグレーンス警部たちの活躍ぶりを楽しむものではなく、「(スウェーデンの)社会はこんな問題を抱えていますよね」と提起するもので、今回のテーマはストリートチルドレン。
    家出した少女が、自分を探しに来た母親を刺し殺し、その死体を遺棄しに行く時に母の死体へ唾を吐く…というシーンは、読んでいて非常に胸が痛む。
    ルーマニアからバスで運ばれてきた43人の子供がストックホルム市内で置き去りにされるという集団捨て子事件も並行して発生し、その顛末も痛ましいが、グレーンス警部のプライベートにも前作から一変して不幸が訪れたり、もうお腹いっぱいと言うか、さすがに詰め込み過

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    2025年02月02日
  • 三年間の陥穽 下

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    ネタバレ

    2024年に読みたい本リストの本だったが、ギリギリセーフ。来年はもっと余裕を持って読みたい。
    今回はぺドフィリア(小児性愛者)の犯罪組織が舞台。こういう人たちへの嫌悪感をものすごく感じたし共感もした。前作でもう潜入は最後と言いながらも続編が出たからにはやるんだろうなー、3年も?としたら酷すぎると思っていましたがそんな長さでなくてよかった。潜入の場面がやはり読み応えがありました。不本意ながらもその状況に生きている実感を得ているホフマンもいましたね。
    最後の最後に判明した黒幕の正体は衝撃的でした。グレーンズが墓地で出会った女性は幻覚ってこと?それもすごい。次回作も楽しみだが邦題はどうなるのか?

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    2024年12月10日
  • 三日間の隔絶 上

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    グレーンス警部シリーズ。今回は、ピート・ホフマンが西アフリカの難民ビジネスに潜入する。日本人には馴染みの浅い難民問題だが、善と悪が交差し、社会の矛盾に切り込む。ただ平凡な幸せを願うだけの人々の悲しいストーリーだ。グレーンス警部とホフマンの息子たちの温かい交流に癒される。

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    2024年11月13日
  • 熊と踊れ 上

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    スウェーデンの話は初めて読みました。スウェーデンも靴を脱いで家に入るんだなあ。なんて話の筋とは関係ないところで関心したり・・・。実際にあった話を元に作られているそうで本当にドキドキします。下巻も楽しみです。

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    2024年09月20日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    グレーンス警部シリーズ。前作「三秒間の死角」から続く。米国に雇われた潜入捜査官ピート・ホフマンが、下院議長の誘拐事件により、コロンビア・対麻薬最終戦争に巻き込まれる。政治家の狡猾や麻薬組織の残酷さ、ホフマンの勇気と強かさが見事に描かれている。グレーンス警部は、その繋ぎ役として物語に味わいをもたらす。スケールの大きな作品だ。

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    2024年09月19日
  • 熊と踊れ 下

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    クライム系で結構スピード感もあり兄弟の絆とかもいい

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)最後のオチが悲しい

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]実話をもとにしてるから仕方ねえだろ

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    2024年08月29日
  • 熊と踊れ 上

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    クライム系で結構スピード感もあり兄弟の絆とかもいい

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)最後のオチが悲しい

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]実話をもとにしてるから仕方ねえだろ

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    2024年08月29日
  • 制裁

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    プロローグからおぞましい。あまりのおぞましさに不意打ちで引き込まれてしまった。途中でもしかして別人を制裁した?と思ったけど、そんなことはなく。
    正義という名の下に市民によるリンチがどんどん増していく。
    死刑制度と社会と人間について考えさせられた。

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    2024年08月22日
  • 熊と踊れ 下

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    ネタバレ

    幕切れは呆気ないが、とても面白かった。
    最悪の親父だが子供への愛は本物だったね。
    チクリ野郎という言葉が最後までレオの鎖となっていたんだね。

    お母さんがどんな心境だったのか知りたかったな。

    これだけの犯罪を犯した三兄弟が刑期を終え釈放されて普通に暮らしているというのがまた…

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    2024年06月30日