アンデシュルースルンドのレビュー一覧
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ホフマンの妻であるソフィアも、過去に性的な虐待を受けた過去があるのか…でも今後それが語られることは無さそうではあるが。
今作は、小児愛集団の最後の1人の正体がかなり意外な人物だった。
スウェーデン人がスウェーデン語で話し、デンマーク人がデンマーク語で話し、それで会話が成り立つのか?と疑問だったが、スウェーデン語とデンマーク語(とノルウェー語)は文脈次第で通じることがあるという程度には似ているそうで、これまた新たな発見だった。
もう「3」シリーズは本書「3年間」で終わりかと思いきや、続作も本国では刊行済みのようで、どんなタイトルになるか楽しみ…ではなくて、ますます老いが進んだグレーンス警部の体調 -
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グレーンス警部と潜入捜査員ピート・ホフマンのシリーズ。
病院の遺体安置所に身元不明の遺体がひょっこり現れたのを機に、警察犬に臭いを辿らせて着いた港でコンテナを調べると、中には遺体が68体詰められていた…という幕開け。
前作でグレーンス警部はピート・ホフマンを窮地からスウェーデンに連れて帰ってきたのだが、今回は西アフリカの不法入国ビジネス組織への潜入捜査を強要する…そのおかげで、グレーンス警部はピート・ホフマンの妻ソフィアにブチ切れられてビンタされるのだが。
上巻が終わるのが事前想定よりもかなり早く、「まだまだ起承転結の『承』の序盤じゃないか」という印象で下巻へ続く。 -
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Posted by ブクログ
前作でスウェーデン警察上層部から見放された潜入捜査員ホフマンが、今作ではアメリカ政府から見放されて、アメリカの殺害対象リストに載ってしまうが、ゲリラに拉致されたアメリカ下院議長を救出して見返りに殺害対象リストから除外してもらおうとするものの、やっぱりアメリカ政府からは見放されてしまう…という薄幸物語。
ホフマンが生き延びて家族ともどもスウェーデンに帰還するために、グレーンス警部もパシリ役で奮闘する。
アメリカ下院議長の救出に向かうあたりから話が駆け足っぽい印象を受けるが、過去作同様、今回も読み応えがあって楽しめた。
けれど、世間の暗部を炙り出す社会派ミステリを読んだという印象ではなく、ショーン -
Posted by ブクログ
グレーンス警部シリーズ。
前作「三秒間の死角」でピート・ホフマンはポーランドマフィアに潜入捜査をしていて刑務所から命がけで脱出したが、今作の冒頭ではいきなりアメリカ政府の潜入捜査員としてコロンビア麻薬ゲリラと行動を共にしているというスピード展開。
麻薬のせいで娘が命を落としたというアメリカ下院議長が、麻薬を憎むあまりコロンビアの麻薬組織を部隊に襲撃させ、成果を確認しようと現地の視察に行ったところ、逆にゲリラに誘拐されてしまうというアホっぷり。
その余波でアメリカ政府の殺害リストにホフマンが載ってしまって大ピンチ…というところで下巻に続く。 -
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スウェーデンの作家アンデシュ・ルースルンドの長篇ミステリ作品『三時間の導線〈上〉〈下〉(原題:Tre timmar)』を読みました。
アンデシュ・ルースルンドの作品は、先日読んだベリエ・ヘルストレムとの共著『ボックス21』以来ですね。
-----story-------------
難民の大量死事件に迫る北欧ミステリ
遺体安置所に現れた「あるはずのない」死体。
グレーンス警部がその謎を追うが……傑作『三分間の空隙』から続くシリーズ新作登場
〈上〉
ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。
死体の調査を進めるグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が見つか -
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スウェーデンの作家アンデシュ・ルースルンドの長篇ミステリ作品『三時間の導線〈上〉〈下〉(原題:Tre timmar)』を読みました。
アンデシュ・ルースルンドの作品は、先日読んだベリエ・ヘルストレムとの共著『ボックス21』以来ですね。
-----story-------------
難民の大量死事件に迫る北欧ミステリ
遺体安置所に現れた「あるはずのない」死体。
グレーンス警部がその謎を追うが……傑作『三分間の空隙』から続くシリーズ新作登場
〈上〉
ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。
死体の調査を進めるグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が見つか -
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ネタバレストックホルム市警シリーズ第4弾。
このシリーズはグレーンス警部たちの活躍ぶりを楽しむものではなく、「(スウェーデンの)社会はこんな問題を抱えていますよね」と提起するもので、今回のテーマはストリートチルドレン。
家出した少女が、自分を探しに来た母親を刺し殺し、その死体を遺棄しに行く時に母の死体へ唾を吐く…というシーンは、読んでいて非常に胸が痛む。
ルーマニアからバスで運ばれてきた43人の子供がストックホルム市内で置き去りにされるという集団捨て子事件も並行して発生し、その顛末も痛ましいが、グレーンス警部のプライベートにも前作から一変して不幸が訪れたり、もうお腹いっぱいと言うか、さすがに詰め込み過 -
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ネタバレ2024年に読みたい本リストの本だったが、ギリギリセーフ。来年はもっと余裕を持って読みたい。
今回はぺドフィリア(小児性愛者)の犯罪組織が舞台。こういう人たちへの嫌悪感をものすごく感じたし共感もした。前作でもう潜入は最後と言いながらも続編が出たからにはやるんだろうなー、3年も?としたら酷すぎると思っていましたがそんな長さでなくてよかった。潜入の場面がやはり読み応えがありました。不本意ながらもその状況に生きている実感を得ているホフマンもいましたね。
最後の最後に判明した黒幕の正体は衝撃的でした。グレーンズが墓地で出会った女性は幻覚ってこと?それもすごい。次回作も楽しみだが邦題はどうなるのか? -
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