アンデシュルースルンドのレビュー一覧
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シリーズ最初から再読している最中、もちろんタイトルだけで内容を思い出すのは無理なのだが読み始めると記憶がよみがえって二度目ならではの細部の読みも深くなる。それにしても2作目は後味の悪さがどんよりと立ち込めて気持ちが悪い。後でこれも決着がつくのだろうか、楽しみに読み進めたい。Posted by ブクログ
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読み進めるうちに、ハラハラドキドキ感が高まった。昨日、グレーンス警部を老害と書いてごめんなさい。結果はどうであれ命を張ってホフマンとの約束を全うしようとする姿勢に再びファンになった。初の単独著書になったが読み続けると思う。Posted by ブクログ
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ただひたすらに復讐遂行に身を投じていく長兄レオ。練り上げられた奇襲作戦は着々と成功を収め、いよいよ「史上最大の強盗」は最終段階に突入した。そして、レオの協力者の正体を知ったブロンクス警部もまた、警官としての領域の限界へと突き進む。この戦いを終わらせるために…。暴力で繋がれた父と子の、そして流血に縛ら...続きを読むPosted by ブクログ
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獄中で男たちが出会った。ひとりは連続銀行強盗犯。ひとりは終身刑の殺人者。共通点はふたつだ。“兄”であること。そして市警のヨン・ブロンクス警部を心の底から憎んでいること―時を経て、檻の中で育まれた復讐計画は史上最大の略奪作戦としてついに始動する。狙われる「存在しないもの」とは何か。そして彼らの“弟”た...続きを読むPosted by ブクログ
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『熊と踊れ』の続編。
もともと『熊と踊れ』が、実話を下にした作品だったので、ち密ではあるけど、どこかしら小説ではない感じがありましたが、こちらは完全オリジナルですよね?最初から、小説感満載です。
上巻では、レオもヨンも、双方の戦闘態勢が整ったようです。下巻でどうなるかが楽しみ。Posted by ブクログ -
エーヴェルト・グレースン警部シリーズだが、主人公はピート・ホフマン、前作「三秒間の死角」の続編である。
シリーズの特長である圧倒的なリアリズムと物語のテーマである「復讐」は健在。今回もピート・ホフマンが良いように裏切られ、そして生きるために苦闘する。
絶望、命の軽さ、そして麻薬で裏切られた人の悲...続きを読むPosted by ブクログ -
無事に(?)グレーンスのミッションは完了したわけですが、最後の結末をみるとどうなんでしょうね?ピート・ホフマンも、なかなかしたたか。
アメリカ下院議長の役回りが微妙に釈然としませんが、スウェーデン、アメリカ、コロンビアと、世界をまたぐ舞台はスケールが大きかったです。これにアジアが含まれれば、もっと...続きを読むPosted by ブクログ -
北欧の作家でありながら、なぜかアメリカの下院議長が重要なポジションを占める上に、ゲリラ側にスウェーデンの人間がいるという謎の設定。当初、そういう複雑な設定に馴染めず中々読み進まなかったが、読んでいるうちに、不思議の物語にはまってしまいました。
それもしても、①アメリカ下院議長が麻薬戦争のための部隊...続きを読むPosted by ブクログ -
三部作の二作目。『三秒間の死角』に連なる作品なので、前作を読んだいるとより楽しめる。舞台はコロンビア。麻薬戦争の緊迫感をベースに、主人公ふたりの苦悩や政治的駆け引きなども盛り込んだ、厚みのあるクライム・ノヴェル。
麻薬戦争というとウィンズロウの三部作を連想してしまうが、本作品もウィンズロウに負けず...続きを読むPosted by ブクログ -
舞台はスウェーデン。
読後は少し消化不良気味となった。
複数の話が平行して流れるがどちらも未解決で終わる。
フィクションとノンフィクションが絡み合っていて複雑な社会問題を浮き彫りにしている。Posted by ブクログ -
苦労が報われる読書ができる作品。
しかし、ただでさえ中南米及び麻薬は一筋縄でいかないのに、そこに潜入捜査が絡んでくると…なかなかお時間かかります。
来年は三時間らしいです。Posted by ブクログ -
アメリカ下院議長がコロンビアの麻薬ゲリラPCRに拉致された。スウェーデン警察に協力していた凄腕スパイ、ピートが、今はアメリカDEAのスパイとしてPCRに潜入している。アメリカは麻薬戦争で、コロンビアの悪人を殺害リストに挙げているが、ピートの名前がそこに入ってしまった。事態収拾のため白羽の矢が立ったの...続きを読むPosted by ブクログ
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続きが気になって一気読み。
胸糞悪い終わり方は小説ならではなのかな。。。
テレビドラマでは味わえない喪失感。
読み終えて少し立ってから気づいた。
レーナは夫が死んだ翌日に、新しい少女の仕入れに出向いているのでは。。。Posted by ブクログ -
エーベルト・グレーンス警部シリーズ第六作。
だから、潜入捜査ものは好きじゃないと言ったはず。
カリブ海の浜辺でのんびりとモヒートを飲んでいる、とまではいかないが。
華麗なる脱獄をした「バウラ」には、家族と幸せな生活をしていてほしかった。
まさか、より危険な国でより危険な潜入捜査をしているとは。
...続きを読むPosted by ブクログ -
(上巻より)
バウラを無事スェーデンに戻すため、仲の悪い検事にわざと大手柄をあげさせたのは
面白かったが、
検事が刑務所内の殺人を軽い刑にする理屈をひねり出したのは驚きだった。
それと、
麻薬が溶け込んでいるスーツケースをグレーンス警部に預けたのも面白かった。
一番印象的だったのは
バウラが潜入...続きを読むPosted by ブクログ