アンデシュルースルンドのレビュー一覧

  • 地下道の少女

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    今回も社会問題を含んだ話。
    グレーンス警部辛いなー。けど情緒不安定過ぎて仲間も辛いよなー。
    最近読んだミステリも移民を大量にトラックで運ぶ話があったけど、ヨーロッパではよくある社会問題なのか。

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    2021年11月26日
  • 三時間の導線 上

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    スウェーデンのミステリー。
    遺体安置所に収容していないはずの遺体が増えていた。
    難民受け入れビジネスとの繋がりか。
    アクション色あるが、社会派の一面もある作品。
    北欧特有の暗さがあまりないのも特徴

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    2021年11月25日
  • 熊と踊れ 上

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    <上下二巻、併せての評です>

    過去と現在の出来事が、交互に語られる。親子の物語であり、家族の物語であり、類い稀な犯罪小説でもある。人はなぜ理に合わない犯罪に走るのか。やむにやまれぬ強迫観念に突き動かされた行為の裏に隠された過去が、記憶の鍵をこじ開け、じわりじわりと顔をのぞかせる。子ども時代からこだわり続ける抜け落ちた記憶。本当は誰がしたのか。物語が進むにつれ、次第に明らかになる真実。

    冒頭、四年ぶりに家族のもとに父が帰ってくる。ドアが開くなり、父は母親の顔を殴り、腹を蹴り、髪をつかんで引きずり倒し、なおも蹴り続ける。二人の間に体を入れ、止めようとする長男。その長男に「あとは頼んだぞ、レオナ

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    2021年09月12日
  • 三時間の導線 上

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    『三秒間の死角』『三分間の空隙』に続く作品。

    いやぁ、あっという間に引き込まれますね。一気に読んでしまいました。

    定年間近なはずなのですが、グレーンスがパワフルに動き回ります。

    そして、ピート・ホフマン。もう、堅気の生活を送っていたんですが、グレーンスに頼まれ、またも・・・

    上巻は、まだ話のとっかかり。下巻で、どういう風に話が進むんでしょう?

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    2021年08月18日
  • ボックス21

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    シリーズ最初から再読している最中、もちろんタイトルだけで内容を思い出すのは無理なのだが読み始めると記憶がよみがえって二度目ならではの細部の読みも深くなる。それにしても2作目は後味の悪さがどんよりと立ち込めて気持ちが悪い。後でこれも決着がつくのだろうか、楽しみに読み進めたい。

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    2021年08月15日
  • 三時間の導線 下

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    読み進めるうちに、ハラハラドキドキ感が高まった。昨日、グレーンス警部を老害と書いてごめんなさい。結果はどうであれ命を張ってホフマンとの約束を全うしようとする姿勢に再びファンになった。初の単独著書になったが読み続けると思う。

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    2021年07月26日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 下

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    ただひたすらに復讐遂行に身を投じていく長兄レオ。練り上げられた奇襲作戦は着々と成功を収め、いよいよ「史上最大の強盗」は最終段階に突入した。そして、レオの協力者の正体を知ったブロンクス警部もまた、警官としての領域の限界へと突き進む。この戦いを終わらせるために…。暴力で繋がれた父と子の、そして流血に縛られた兄と弟の物語は、前人未踏の終着点へ!

    続編は完全なフィクションだとのこと。結末には意見が分かれるようだが、これはこれでよいと思う。

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    2021年05月12日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    獄中で男たちが出会った。ひとりは連続銀行強盗犯。ひとりは終身刑の殺人者。共通点はふたつだ。“兄”であること。そして市警のヨン・ブロンクス警部を心の底から憎んでいること―時を経て、檻の中で育まれた復讐計画は史上最大の略奪作戦としてついに始動する。狙われる「存在しないもの」とは何か。そして彼らの“弟”たちもまた、暴力の舞踏へと駆り立てられてしまうのか?

    未読だった第二作を読む。このタッチがたまりません。下巻に続く。

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    2021年05月09日
  • 三時間の導線 下

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    西アフリカ。現在は民間警備会社に所属している「その男」のもとに、グレーンス警部が来訪する。ストックホルムの奇怪な大量殺人事件の闇を暴くことは彼にしかできない。真相究明を託された男はまたも危険な組織の懐へと身を投じる。自らに課した使命を達成するまでの刻限は、たった三時間。その導線に今、火が点けられた!

    その男、ピート・ホフマンはともかくとして、グレーンス警部がここまで大活躍するとは思いませんでした。

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    2021年05月03日
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上

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    『熊と踊れ』の続編。

    もともと『熊と踊れ』が、実話を下にした作品だったので、ち密ではあるけど、どこかしら小説ではない感じがありましたが、こちらは完全オリジナルですよね?最初から、小説感満載です。

    上巻では、レオもヨンも、双方の戦闘態勢が整ったようです。下巻でどうなるかが楽しみ。

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    2021年04月11日
  • 熊と踊れ 下

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    面白かった。

    最後は、あんなもんだよね。小さい綻びから、大きな破綻につながる。意外にあっけないですね。

    小説なので、もちろん脚色されていると思うんだけど、この話が事実を下にして描かれたという事が驚きですね。下となった事件当時は、まだ冷戦のころだし、スウェーデンでは徴兵制が敷かれていたので、国中に武器が備蓄されていたという背景があるんですね。だから、こんなことが起きる。

    でも、こんな大それた事ができるのであれば、まじめにほかの事に取り組めば上手くできたのではないかと思うんだけど、武装強盗に走ってしまったのは、若さの故なのかな。

    もう一つの驚きが、共著者のステファン・トゥンベリが、この作品

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    2021年04月07日
  • 熊と踊れ 上

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    実在の事件を下にしたという作品。

    スウェーデンでは2010年まで徴兵制が実施されていたので、一定年齢以上の男性は、基礎的軍事訓練は受けているという事になりますね。この作品は、そのことを知っていると、中身の理解が進みます。

    とはいっても、基礎訓練だけで、ここまでのことできるんですかね?あとは、才能と努力なのかな。

    上巻の最後で、いよいよ物語が動き始めます。下巻で、どういうように三人兄弟が追い詰められていくのか?期待です。

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    2021年04月05日
  • 地下道の少女

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    うーん。

    このシリーズはいつもそうなんですが、ハッピーエンディングではないです。北欧の曇り空のような、重い結末です。この作品もそうです。

    興味深かったのは、ストックホルムの地下世界ですね。米ソ冷戦華やかなるころに整備されたものだと思うんですが、地下には軍用のトンネルまで整備されているんですね。寒い北欧なので地下で行動できるのは有用ですが、それだけではなく、核戦争の事も想定しての事だと思います。

    いやぁ、それにしても、このシリーズ面白いですね。

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    2021年03月30日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    ネタバレ

    エーヴェルト・グレースン警部シリーズだが、主人公はピート・ホフマン、前作「三秒間の死角」の続編である。

    シリーズの特長である圧倒的なリアリズムと物語のテーマである「復讐」は健在。今回もピート・ホフマンが良いように裏切られ、そして生きるために苦闘する。

    絶望、命の軽さ、そして麻薬で裏切られた人の悲しさが世界スケールで描かれる。シリーズを重ねるごとに予想を超える面白さとスケールアップ。

    今、一番面白いシリーズだ。

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    2021年03月14日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    無事に(?)グレーンスのミッションは完了したわけですが、最後の結末をみるとどうなんでしょうね?ピート・ホフマンも、なかなかしたたか。

    アメリカ下院議長の役回りが微妙に釈然としませんが、スウェーデン、アメリカ、コロンビアと、世界をまたぐ舞台はスケールが大きかったです。これにアジアが含まれれば、もっとすごいんですけどね。

    あとがきに、この物語の前日譚にあたる『三秒間の死角』から読んだ方がよいと書かれていましたが、この作品から読んてしまいました。『三秒間の死角』も読んでみたいと思います。

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    2021年01月24日
  • 三分間の空隙【くうげき】 上

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    北欧の作家でありながら、なぜかアメリカの下院議長が重要なポジションを占める上に、ゲリラ側にスウェーデンの人間がいるという謎の設定。当初、そういう複雑な設定に馴染めず中々読み進まなかったが、読んでいるうちに、不思議の物語にはまってしまいました。

    それもしても、①アメリカ下院議長が麻薬戦争のための部隊を率いることがあるのか?、②DEAの潜入捜査のためスウェーデンの元犯罪者が使われることがあるのか?、この2点が若干腑に落ちません。特に①。下院議長は、アメリカ大統領の軽症権限第2位(副大統領の次)なのは周知のことですが、こういう実働部隊の責任者になることは無いんじゃないかな。

    上巻で物語が動き始め

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    2021年01月18日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    三部作の二作目。『三秒間の死角』に連なる作品なので、前作を読んだいるとより楽しめる。舞台はコロンビア。麻薬戦争の緊迫感をベースに、主人公ふたりの苦悩や政治的駆け引きなども盛り込んだ、厚みのあるクライム・ノヴェル。

    麻薬戦争というとウィンズロウの三部作を連想してしまうが、本作品もウィンズロウに負けず劣らずリーダビリティが高い。麻薬地帯の現状、そしてそこに潜入した男の葛藤の日々などがリアルに描かれるが決して重くはない。スリリングな語り口と、疾走感のあるストーリーに引き込まれ、最後までページを繰る手が止まらなかった。この辺りの筆力は、違った個性を持つふたりの作者ならではだと思う。

    合衆国政府のス

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    2020年10月17日
  • 地下道の少女

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    舞台はスウェーデン。
    読後は少し消化不良気味となった。
    複数の話が平行して流れるがどちらも未解決で終わる。
    フィクションとノンフィクションが絡み合っていて複雑な社会問題を浮き彫りにしている。

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    2020年10月11日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    ネタバレ

    苦労が報われる読書ができる作品。

    しかし、ただでさえ中南米及び麻薬は一筋縄でいかないのに、そこに潜入捜査が絡んでくると…なかなかお時間かかります。

    来年は三時間らしいです。

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    2020年10月03日
  • 三分間の空隙【くうげき】 下

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    アメリカ下院議長がコロンビアの麻薬ゲリラPCRに拉致された。スウェーデン警察に協力していた凄腕スパイ、ピートが、今はアメリカDEAのスパイとしてPCRに潜入している。アメリカは麻薬戦争で、コロンビアの悪人を殺害リストに挙げているが、ピートの名前がそこに入ってしまった。事態収拾のため白羽の矢が立ったのはスウェーデンのグレーンス警部だった。

    長いはずなのにそう感じさせない一気読み。「三秒間の死角」の続編だそうだけれど、何も覚えてなかった。特に問題なく楽しめた。

    ※以下ネタバレ

    ピートは、人工衛星が捉えていない三分間の間に人質をアメリカの軍艦まで連れて来るという荒業を成功させる。しかし、副大統

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    2020年11月24日