アンデシュルースルンドのレビュー一覧
-
2016年海外小説部門圧勝の大作『熊と踊れ』に続編が用意されているとは全然知らなかった。あれほどの作品に続編を繋げる馬力をあるとは、この共著コンビ恐るべし。実は本作は二つの作品でセットした二部作との構想を初めから作者らは持っていたらしい。しかも一部は実際にあった事件を元にし、二部は完全なるフィクシ...続きを読むPosted by ブクログ
-
2016年海外小説部門圧勝の大作『熊と踊れ』に続編が用意されているとは全然知らなかった。あれほどの作品に続編を繋げる馬力をあるとは、この共著コンビ恐るべし。実は本作は二つの作品でセットした二部作との構想を初めから作者らは持っていたらしい。しかも一部は実際にあった事件を元にし、二部は完全なるフィクシ...続きを読むPosted by ブクログ
-
書架で見かけて。
冒頭からすごく引き込まれた。
暴力をふるう父親、殴られ血を流す母親と
なんとか止めようとする長男とおびえる弟たち二人。
何がはじまるのかと思いきや、
次の瞬間には、その長男が銀行強盗になっていた。
弟たちと一緒に。
(下巻へ続く)Posted by ブクログ -
暴力と絆の物語。前作と違い今回は完全なフィクションだそう。
合わせてサーガと呼びたくなる大作に、たまらなく惹かれてしまい、夢中で読んだ。途中何回も叫びたくなり、読後はいつまでも余韻が残る。おもしろかった。Posted by ブクログ -
前作から数年後。レオが出所したところから始まる。前作同様に犯罪のにおいに満ちていてその世界観に圧倒される。レオの描く犯罪計画と巻き込まれていく弟たち。兄弟としての形。少年時代にあった絆と今の関係。レオから2人の弟への想いと、弟たちからのレオへの想いのズレ。犯罪計画やそれを追う刑事ヨンの背景もよく、ヨ...続きを読むPosted by ブクログ
-
毎回の事ながら
心して読み始めて入るものの
「ん、今回はそんなでもないかなぁ」と思いきや
ストンと落とされてしまう。
新たな展開も多く 読み応えがあった。
ため息しか出ない。Posted by ブクログ -
面白かった。
「制裁」という日本語を噛みしめる。
戦争にしても殺人にしてもいじめにしても、それぞれの立場に立った時に見える景色は違う。
考え続けること、思考停止しないことしかない。
ただ1人、犯人だけは本当に最低!と思ってしまうのだが、
またそこにも落とし穴を感じて、薄気味悪い。Posted by ブクログ -
グレーンス警部シリーズ第二作。リトアニアから騙されて売られた売春婦が、病院の遺体安置所に人質とともに立てこもる。社会に対する怒りや悲しみに満ち、気持ちを揺さぶられる小説だ。
北欧ミステリー独特の暗さや残酷さ、濃厚な人間模様も味わって読んでほしい。Posted by ブクログ