戸田智弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025.12.8
No.17大きな岩と小さな岩
壺に大きな岩を入れた後でも砂利や砂、水は入る。
大きな岩を先に入れない限りそれが入る余地はない。
人生にとって大きな岩とは、仕事、志、愛する人、家族。そういう1番大事なものを最初に壺の中に入れること。
No.66人間万事塞翁が馬
馬が逃げる→逃げた馬が駿馬を連れて戻ってくる→息子が落馬して骨折→怪我のおかげで息子が兵役を逃れる。
人生というのは固定的なものではなく、流動的なもの。いつ幸福が不幸に、不幸が幸福に転じるか分からない。だから、一喜一憂するのではなく日々淡々とやるべきことをやるのみ。 -
Posted by ブクログ
本書の目的は座右の寓話で「モノの見方を変える」ことである、と言う。多くの寓話で特に気になったのは:
「京の蛙と大阪の蛙」知識があるほど視野は狭くなる(集中して最後まで聴くこと)
「子供の使い」仕事は一を聞いて十やること(気が利く・段取り:使える人材と使えない人材)
「天国と地獄の長い箸」奪い合うから足りなくなり、分け合えば余る(傲慢は品性を見失う)
「3つの願い事」幸運を見逃す原因3つは、幸運だと気づかない時・モタモタしている時・勇気に欠如している時
「空を飛ぶ馬」迷ったら「できる」と言い、やってみることを選ぶ(仕事の基本)
「握り飯の近道」早道や近道よりも、寄り道、脇道、回り道の方が面白い( -
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第4章 夢と希望と勇気(2)
No.21 一切れのパンの寓話がめちゃくちゃ良かった!
ユダヤ迫害から逃げているユダヤ人が
おじいさんからハンカチに包まれたパンをもらったが、
家に着いて見てみると、パンではなく木切れだった!
途中で食べようと思って、見ていたら
絶望のあまりそこで捕まっていたかもしれない
パンの存在が希望となった!
偽りの希望であっても、希望を持つことが
どれだけ大事かを教えてくれる話
希望の反対語は絶望である
希望の他の肯定的な感情は、良い状況で起きてくるが、
希望は、自分の状況が良くない時に起きてくる
オバマが国民に
hope(希望)と、change(変化)を
ワンセッ -
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Posted by ブクログ
面白かった。
簡潔にまとめられていて要旨が抑えられているので、読んでいて楽しい。
核となるものをいくつも短時間で浴びれる贅沢な読書。
うわべだけを集めたものではなく、引用元が明記されていたり解説もわかりやすく著者が様々な分野を学び意見を持ち合わせているのが伝わり好感が持てました。
おっ、と思ったものは以下の通り。本から引用しています。
18:能力は仕事の後に発見される
19:「言葉では語り得ない知恵」がある 言語知、暗黙知。
22:問い自体が間違っていることもある
33:起きたことは最高!起きなかったことも最高!
65:「やりたいこと」を先送りにしない やりたいことには旬がある。「これをや -
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「知識があるほど視野は狭くなる」
「自責思考」
「ある問題に遭遇したときの対処の仕方には二つの方法がある。一つは原因追究志向、もう一つは解決探索志向である。」
「小人閑居して不善を為す」
「悪魔との戦い、つまり「悪事への誘惑」との戦いは最初が肝心である」
「安定とはまったく変化しないということではない。大事な部分を守りながらも上手に更新を続けていくことである。」
「善に基づく友人は、決して道具ではなく、かけがえのない一人の人間である。」
「無いものではなく、有るものに目を向ける」
「自分は幸福ではない」と言う人がいれば、それは視線が理想だけに向いている可能性がある。
「ずっと -
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ネタバレ「なぜ働くのか?」の私の答えは「よく生きるため」である。
著者は、この本の中でそう言っています。
わたしがこの本を読んだのは、
今の自分の働き方に疑問を感じることが多くなっていたからです。
自分のこれからの働き方を考えたときに、今の職場にこの先ずっといるイメージがわかないし、いたくないな、っていう漠然とした感覚が芽生えてきて、
もっと自分の時間を楽しく、有意義だと思えるような仕事をすることに使いたいと思うようになりました。
そんなとき、本屋さんでたまたまこの本を見付けたのが、読んだきっかけでした。
著者の「なぜ働くのか?」の答えは「よく生きるため」でした。
「よく生きる」とは、 -
Posted by ブクログ
【動機・目的】
●戸田先生の著作は大好きで、出ている本は全て読みたいと思っていた。
●“自分の知らないこと、興味があること”を新に知ったりすることに幸せを感じるので、改めて「学ぶとは?」をいうことを再確認しておきたかった。
【課題】
●「教養」を身につける。
【まとめ・感想】
●「学び続ける理由」、それは<なりたい自分>と<なれる自分>を広げることで、自分の可能性を広げることと解釈できた。
●「読書」はインプットの基本形であり、同時に書く力も高めてくれる。この「読書」をする上で必要なのは、「良文」に触れることと、「量」を読むことである。 -
Posted by ブクログ
非常に面白く読ませていただきました。
学び続ける理由として、最初に内田樹氏を引用した所が非常に印象的でした。
私も以前に氏のブログで見た内容だったからです。
引用すると、
「学びの始点においては自分が何をしたいのか、何になりたいのかはわからない。
学んだあとに、事後的・回顧的にしか自分がしたことの意味はわからない。それが成長するということなんです。」
今の大学生、科目を選択する際の資料として、詳細なシラバスというものがある。
シラバスは、科目ごと(一般教養、専門教科)で学ぶ内容が書かれている案内書のことである。
これを見て、学生は選択科目を選び、また、教える教官は、そのシラバスに沿って、