戸田智弘のレビュー一覧
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僕は戸田さんの本が結構好きです。
なぜかというと、そもそもそれはどういうことか?とか、似ている言葉の違いを説明してくれて、考えさせてくれるからです。
例えば、なぜ学校に行かなきゃいけないか?とか、学ぶと勉強するの違い、経験と体験の違いは何か?とか。
そのことについて一旦疑うきっかけをくれる所が好きです。
色々な情報やデータを知って、勉強になりました。
イギリスでは、2013年6月から「読書療法」というのが医療システムとして確立していること、
世界の5~17歳の子供のうち、5人に1人は学校に通えていないこと、
体験格差というのが一つの社会問題になっており、それを緩和する一つの方法が読書であるこ -
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ネタバレ京の蛙と大阪の蛙。蛙が背伸びをして見たものは、目が後ろについていたため、故郷の街だった。知識があるほどよく見ることは難しい。
目をなくしたカバ。なくした目を探そうとして動き回るため、水が濁って探せない。一休みすると水が澄んで、目が見つかった。止まることは正しいこと。
ツボの中に大きな石、砂利、砂、水の順に入れればたくさん入る。重要なことから先に行う。
人生はめんどうくさいことの連続。大事なことはたいていめんどうくさい。面倒くさいのはうらやましい。やりがいを生む元。
石田三成の三杯の茶。気配りが仕事を生む。内田樹の7個の唐揚げの話。
悪者ばかりの家族は仲が良い。誰でも自分が悪い、といって悪者にな -
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人生を早送りしない=早く時間が過ぎることを願わない。一瞬一瞬を大事に生きる。
幸せの基準点をどこに置くか。幸せか否かはベクトルと勢いによって決まる。進歩の原理と適応の原理。
重大な決定は、意思決定の方法や戦略では導き出せない。
『選択の科学』の中で意思決定分析の大家ハワードライファ教授が、ハーバード大学からの招聘と、コロンビア大学の三倍の給与を比較できなかった話。
決定事項の明確化→情報収集→選択肢の明確化→根拠の評価→選択肢の中から最終選択→行動。しかしこれは重要な事柄の決定には使えない。
人間は希望さえあれば立ち向かえる。
重要なことは正しい答えを見つけることではなく、正しい問いを探 -
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【買っておきたい本】
確かに、タイトルの通り高校生になる頃に読んでおきたい本である。
しかし、大人になっても、勉強にそれぞれどういう意味があるのか?ということが分かることは極めて重要である。
子供を持つ親であれば避けて通ることのできない「なぜ勉強しなければならないのか?」という子供の疑問に対して明確に答えることができる。
なぜ学校に行かなければならないのか?
一番大事な科目は数学である。
教科書以外の本を読もう。
学校の外での過ごし方。
こうしたことが、簡潔に理由を述べられている。
しかも、子供にとって学びやすいように、アリストテレス・佐藤一斎のような哲学者・儒学者の引用だけではなく、漫画ワ -
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将来子供に読ませるか確認するために事前読みしました。
前半は知識を伸ばすこと、広げる事は大切なので学校の勉強を頑張ろうねという話です。そして本を読むことの大切さを問うています。
後半は将来、特に仕事について。どのように仕事を選ぶのか、なぜ働くのか、そしてそこから自分で選ぶことの大切さを問うています。
星がマイナス1なのは、勉強=嫌なことと言う前提で書かれていることです。勉強が嫌いではない子にとっては嫌いなのが普通なんだと言う意識を植え付けてしまうのではないかと言う怖さを感じました。
子供がこれを読むのは数年後と考えたときに、また時代が変わっていて、AIチャットや、世の中の働き方も変化しているか -
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Posted by ブクログ
とても面白かった。
今後マネしていきたいことが二つある。
一つは、頭の中に浮かんでいることを一旦紙に書いて視覚化すること。躊躇せずに。そうすることで、新たな発想がわき上がってきやすくなる。
二つは、文章を書いていくなかで、「自分と対話するように」意識すること。なぜそんなふうに言えるのか?どのように?どこで?誰と?いつの話?…
そんなふうに、自分の中にいる二人の「自分」がテンポよく話をする状態をつくる。
印象に残った言葉
意欲=〈期待〉×〈価値〉
期待とは、これなら今の自分でもできそうに思うこと。
価値は、それが自分にとって価値あると感じるか。
アランの言葉
「楽しみは、努力を重ねて自分自身 -