あらすじ
13万部突破シリーズ最新刊!
スピーチ、朝礼、プレゼン、雑談にも使える、
ベストセラー『座右の寓話』がさらなるパワーアップを遂げて、待望の最新刊が堂々登場。
古今東西語り継がれてきた、迷ったときのヒントが見つかる。
イソップ物語から中国古典、偉人の逸話から思考実験まで、
人生のライフステージごとの悩みに効く‶深イイ話”77
本書は何らかの〈教え〉が含まれている寓話や昔話、逸話や思考実験など
古今東西語り継がれてきた77の寓話を集め、その解説を載せました。
スピーチや朝礼、授業などで使える話材として、すべての寓話は5分以内で話せるようにまとめ、
表現も聞いて分かるように改めました。
どの寓話も「わかりやすい教訓」と「人生の深い知恵」を得ることができます。
【こんな方におすすめ】
・仕事や人生に、なんとなく行き詰まりを感じている
・スピーチやプレゼン、雑談に使える、短くていい話を知りたい
・ライフステージにあった教訓を知りたい
【「はじめに」より】
人生は後戻りできない旅である。私たちの誰もが「初めての人生」を歩んでいる。
青年・成人期、壮年期、熟年期のどの段階にいる人であっても、みんながその段階の初心者として毎日を生き、その次の段階を見据えながら歩みを進めている。
なじみのない道を歩く旅人にとって道路標識が役に立つのと同様に、常に「初めての人生」を歩んでいる我々にとっても〈道しるべ〉は有益である。
寓話は先人が残してくれた人類の貴重な遺産であり、そこにはよく生きるための〈教え〉が凝縮されている。
そういう意味で寓話は〈人生の道しるべ〉になる。
【目次】
第1章 寿命と「時間の使い方」
第2章 幸せになるための「考え方」
第3章 行動と思考の選択
第4章 夢と希望と勇気
第5章 才能と継続と努力
第6章 意欲とたくましさと自由
第7章 人間関係の基本ルール
第8章 「諦めと敗北」の美学
第9章 リーダー力と大人の知恵
第10章 りっぱな思想より月並みな格言
第11章 人生100年時代と老い
第12章 生きる力と死ぬ能力
第13章 人生観と死生観
第14章 環境問題と人類の責任
第15章 「人間らしさ」と徳
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第4章 夢と希望と勇気(2)
No.21 一切れのパンの寓話がめちゃくちゃ良かった!
ユダヤ迫害から逃げているユダヤ人が
おじいさんからハンカチに包まれたパンをもらったが、
家に着いて見てみると、パンではなく木切れだった!
途中で食べようと思って、見ていたら
絶望のあまりそこで捕まっていたかもしれない
パンの存在が希望となった!
偽りの希望であっても、希望を持つことが
どれだけ大事かを教えてくれる話
希望の反対語は絶望である
希望の他の肯定的な感情は、良い状況で起きてくるが、
希望は、自分の状況が良くない時に起きてくる
オバマが国民に
hope(希望)と、change(変化)を
ワンセットで訴えた!
希望を持つことの大前提が、物事を変えることができる
希望が自然と湧いてくるわけではなく、
希望を持つことを、私が選ぶ
希望は、物事を変えるための行動も伴うので
楽天的とは異なる!
No.35
買い物をする母と娘
買い物中、娘が泣き出した
あと少しよ、シャロン
あとはお金を払うだけよ、シャロン
若い男性が近づいて来て、母に声をかけた
「あなたは娘が泣いていても
ずっと穏やかだったことに感心しました」
「子どもの名前はシャロンではなく、私の名前がシャロンなんです」
自分と自分との関係をよくするために
感謝や労いの言葉をかけることが大切
今日もありがとう、今日も頑張ったね
No.36
嫁姑問題の解決策!やまびこの法則
近所に有る事無い事嫁の悪口を言う、
意地悪な姑に悩み、
おしょうさんを訪ねた嫁に、
白い粉を100日間ご飯の上にかけたら、100日後に死ぬが、その間、嫁が殺したと思われないように
白を黒だと言われても、はいと言い、
姑に優しくするよう伝えた
すると、だんだん姑は、いい嫁だと周りに言って回るようになり、
嫁は、殺したくないとおしょうさんに言いに行ったところ、砂糖だった
Posted by ブクログ
面白かった。
簡潔にまとめられていて要旨が抑えられているので、読んでいて楽しい。
核となるものをいくつも短時間で浴びれる贅沢な読書。
うわべだけを集めたものではなく、引用元が明記されていたり解説もわかりやすく著者が様々な分野を学び意見を持ち合わせているのが伝わり好感が持てました。
おっ、と思ったものは以下の通り。本から引用しています。
18:能力は仕事の後に発見される
19:「言葉では語り得ない知恵」がある 言語知、暗黙知。
22:問い自体が間違っていることもある
33:起きたことは最高!起きなかったことも最高!
65:「やりたいこと」を先送りにしない やりたいことには旬がある。「これをやってみたい!」と思うことは、今それをすればあなたの脳がもっとも喜ぶ旬のものである。
特に、33と65はこれから生きていく上で、何度も思い出して背中を押してもらえそう。
ほかのどこかでそんなようなことを聞いたな、と思うものはこの本の多くに感じたことで、言い方・形は違っても物語や人々が伝えたいこと、自分の経験から察していたのは同じだったのだなと思うこともあったけれど33と65はこの本の文章がとてもしっくりきて強く印象に残りました。
ただ280ページの「ルールとは破ることを前提にして作られている」ことになる。というところはなんだかしっくり来なくてモヤっとしました。ちょっと言葉の表現が雑じゃないのかな、と。
Posted by ブクログ
人生を早送りしない=早く時間が過ぎることを願わない。一瞬一瞬を大事に生きる。
幸せの基準点をどこに置くか。幸せか否かはベクトルと勢いによって決まる。進歩の原理と適応の原理。
重大な決定は、意思決定の方法や戦略では導き出せない。
『選択の科学』の中で意思決定分析の大家ハワードライファ教授が、ハーバード大学からの招聘と、コロンビア大学の三倍の給与を比較できなかった話。
決定事項の明確化→情報収集→選択肢の明確化→根拠の評価→選択肢の中から最終選択→行動。しかしこれは重要な事柄の決定には使えない。
人間は希望さえあれば立ち向かえる。
重要なことは正しい答えを見つけることではなく、正しい問いを探すことである(ドラッカー)。前提が間違っているか、本質的でない問いである場合。
起きたことは最高、起きなかったことも最高。中間の出来事は記憶から消えていく。よい出来事は記憶していてもよい。よくなかった出来事は、思い出したら、起きたことは最高、と考える。
やまびこの法則。他者に対してとった自分の行動はすべて自分に返ってくること。
返報性の原理=吸血コウモリも、過去に血を分けてくれた仲間には、食料を分ける。
最後通牒ゲーム=人間は損得勘定を計算する動物であり、感情に振り回される。
「犬が吠えてもキャラバンは進む」目的地があるなら、細かいことに惑わされずに進むほうがいい。いちいち吠える犬に石を投げる必要はない。
「幸運のハンス」自分の価値観で生きれば幸せ。
人生に役に立つ重要な教訓は、逆境や挫折を経験することでしか得られない。
知識とは知っていること、知恵とはどのように行動するか知っていること。知恵は知識と暗黙知から成り立っている。経験を通じてしか獲得できない。
新しい道のために古い道を捨ててはならない。悪にも事情がある。怒りは一日後に爆発させる。
ドイツには「整理整頓は人生の半分」という格言がある。
100歳まで生きたいなら、今が100歳だと思うこと。未来のために今を犠牲にするのではなく、今を生きる。
ルービンシュタインの逸話=SOC理論(選択最適化補償理論)。目標を選択する、自分に合った資源の最適化を図る、他人からの支援を受ける。=若いころと違う身の丈に合った目標を立て、自分の資源の使い方を見直し、他者や器具の力を借りることで、張り合いのある生活が送れる。
自分の寿命についてあれこれ思い煩うな。それは運命が支配する。
人生に振れ幅を持っていれば、生きるもよし、死ぬもよし。
カエルが牛乳の中に落ちた時、悲観主義のカエルは何をしても無駄だと思い、何もせずにおぼれ死んだ。楽観主義のカエルは、なんとかなるだろうと思い、何もせずにおぼれ死んだ。現実主義のカエルは、できることをやった結果、足元にバターができてよじ登ることができた。
現実主義とは、可能なかぎり論理的になる、希望を捨てない、完璧を求めない、の3点セット。
アルゼンチンのゴルファーロベルト・デ・ビセンゾの逸話。病気の子供がいると嘘をついて小切手をだまし取った女が、実は子供はいないと教えられて、だまされたことを悔しがらずに、病気の子供がいないことを喜んだ話。ジョニーウォーカー黒ラベルのCMにも使われている。
同情、心の広さ、慈悲。
ゴミは人が落とした運。それを拾うことで運を拾える。(大谷翔平)
Posted by ブクログ
第一三章までの構成で、その表題ごとに様々な寓話を知ることが出来た。
人生の道標を照らす良い寓話もあれば、自分の求めていない寓話(興味度が低い)もあったので、人によっては中弛みしてしまいそう。
一つの寓話から、他の文献の一部分をピックアップして解説してくれるのはすごく良いと感じた。
他の著書も気になるし、また道に迷ったら読みたいと思う。
Posted by ブクログ
何かの本の紹介で見つけて、楽しくリラックスして読むつもりだったけど、なんのなんの、解説が哲学的で深かったです。今回は気楽に読みたかったので星3つとしましたが、解説書としてじっくり読みたい場合は勉強になる良書だと思います。時間があるときにまた読みたいです。
Posted by ブクログ
章のお題ごとに寓話で世の中の道理について記してある。
読んでいるとなるほどなぁという納得感だったり、道理は時代を経ても変化しないんだなぁということを感じた。
寓話の教えを忘れず教訓にしたいけど、忘れて生きて誤ってしまうのもまた人間だなぁと思った。
Posted by ブクログ
色んな引用、もちろん寓話メインだけど現代や近い歴史からの引用もあり、
またたくさんの視点からの表現もあり、細かく作られてるので、どこから読んでも楽しめる作品でした。僕はすきです!