戸田智弘のレビュー一覧
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ネタバレ七走一坐=7回走ったら一度座る、
一日一止=一日一回は、立ち止まる。ずっと走り続けるより、考える準備する時間をつくる。
大きなツボには、大きな石から入れる=大事な予定から入れる
宮崎駿さん。仕事はたいてい、面倒くさいこととの戦い。大事なことはたいてい面倒くさい。面倒くさくない世界で生きていると、面倒くさいことはうらやましいと思う。めんどうくさい、が仕事のやりがいを産んでいる。
少しの気配りが仕事を生む。
鶏のから揚げ3個一皿を7人で三皿注文しようとしたとき、ウエイターが気を聞かせて、7個で作るようコックに頼むと申し出た。このウエイターは、一緒に働かないか、とよく誘われる。=自分のできる範 -
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ネタバレただ生きるのではなくよく生きる(ソクラテス)美しく、正しく、生きる。自分を犠牲にすること、ではない。自己実現と社会的自己実現。
人生に「いつか」はやってこない。
好き、の視点は赤ちゃんのガラガラと同じではないか、消費者として好きか、生産者として好きか、需給のバランス
職業とは、時間とお金とエネルギーをかけて知識や技術や価値観を習得し、それを消費者に提供することでお金を得ること。
好きなことでも面倒くさいこと、苦しいことは多い。苦労が多くてもこれをせざるにはいられない、もの=好きなこと
好きは名詞ではなく動詞で考える。現象ではなくどんな行動が好きか。
やりたいことが解らないのは、豊かな社 -
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古今東西、50を超える「寓話」を紹介し、そこから導かれる命題を解説する本。
寓話には非常に有名なものからマイナーなものまである。自分自身が知っていたのは10個ぐらいだった。
まさに「広く浅く」の本だと言える。
たしかにある教訓や命題が寓話(という名のよく練られた具体的エピソード)に紐付いているのでその納得感は一定あるが、そもそもの命題の内容が浅いので全体として軽薄なものになっている。
ただ、なるほどな。と感じたものも幾つかあった。著者の知識も広く、引用されている原書の知識もつくので、その点では有用な本だと思う。
「教訓は苦く、真理は激しいので、そのままでは食べられない。楽しい寓話で包み込 -
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個人的に好きな話。
『双子の運命』
出来事に対してどう思うかは自分次第。
悪い環境で育って、環境のせいにして自身の運命を嘆く人と、その環境を反面教師にして、人に優しくなれる人。後者は自分で生き方を選択している。
『百万分の一の命』
波打にあげられたヒトデを海に帰している男に、「この世に何百万とそんなヒトデがいるから無駄だ」と伝えた。そしたら男は「いま海に帰っていったヒトデは心から喜んでいるさ」と答えた。
困っている人はこの世に数えきれないほどいるが、目の前の困っている人を助けない理由にはならない。
人間1人の力は決して無力ではない。微力なだけである。
この本で1番好きな話。
『こぶで有難い -
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勉強になった〜と思えるものもあれば、世界平和とか環境問題の話をしていて広げすぎ〜と思えるものもあった。
朝礼とか朝会とかスピーチする人、誰かを指導する立場の人はこの本の内容をネタとして持っておくと役立ちそう。
一つ一つの寓話と解説は短いけれども、300ページ近くみっちり内容が詰まっていて最初から最後まで読むのに時間がかかった。
テーマ別に章が分かれているので、気になるところだけ読む感じでもいいかも。
効率厨なので2人の商人のめんどくさいがやりがいはあまりしっくりこなかった。
正義の心と共同体のパートも綺麗な言葉が並べられすぎて、私には刺さらず。
コスタリカの漁師とアメリカ人旅行者は読んで -
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