杉本昌隆のレビュー一覧
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悔しがること、あきらめない心は一つの力、ポジティブな感情。杉本昌隆「悔しがる力」、弟子・藤井聡太の思考法、2020.2発行。①目標は記録よりも強くなること ②AI超えの棋士(人間の大局観、AIも使う現代棋士、AIは時間の節約)③居飛車の力将棋 ④勝ちに向かって最短を目指す。Posted by ブクログ
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将棋のことは知らなくても藤井聡太は知っている多くの人の一人です。その師匠でいるのはどんな感じなんだろうと思っていた。天才は素直で優しく、師匠はその才能に驚きながら自然体で接している。良い関係が伝わってきます。Posted by ブクログ
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藤井聡太八冠の師匠杉本昌隆八段による、藤井聡太の強さの秘密をスキルとメンタルの面から探る本書。
あるインタビューで藤井は、「自分が強くなるために負けが必要である場合、(目の前の勝負に勝つのと)どちらを取りますか」と言う質問に対して、「負けを受け入れる」と答えていたという。
目先の一勝よりも強くなる...続きを読むPosted by ブクログ -
将棋のことは皆目分からないが、将棋界のあれこれを覗き見できた気分になり面白かった。自身も十分にすごい棋士なのに、自分の大変さは謙虚に、時には自虐的にユーモラスに語る。杉本さんのお人柄のよさが伝わる、読んで心地よい一冊。
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あのお弟子さんのエピソードはもちろん、他のお弟子さんやご自身のことが楽しく、時々自虐的に書かれている。
私は将棋に関しては全く無知で、駒の読み方すら知らないくらいなので、お弟子さんが強すぎてどんどんタイトルを獲得していく心境は複雑なのではないかと単純な想像をしていたが、杉本師匠の文章から藤井さんの...続きを読むPosted by ブクログ -
藤井聡太さんという人をもっと知りたい、と思って手に取りました。
・・・将棋の勝負や棋士のことが書いてあっても、具体的にどうすごいのか、じつはピンとこない、という例も多々あり(笑)。
将棋や棋士に詳しい人ほどより楽しんで読めるかな、と思いました。
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強い理由とは、常に将棋のことを考え、研究していること。
そこには集中力、構想力があり、探求心がある。そして常に平常心を保っている。しかし、その姿は「努力」というものとは少し違うもののようだ。
将棋が好きで、将棋と共にいることが幸せであるということの結果なのかもしれない。
藤井氏本人の言葉をベースに師...続きを読むPosted by ブクログ -
2023年の第八十一期名人戦で名人位を獲得した棋士の藤井聡太。
師匠が初めて明かす、藤井流の「心の整え方」「頭の使い方』。
キーワードとしては、
* 純粋さ
* 構想力
* 集中力
* 平常心
* 探究心
* 才能
といった言葉が並ぶ。
言葉通り受け止めるのではなく、これらの言葉で表現される藤井...続きを読むPosted by ブクログ -
「藤井君の師匠」と呼ばれる杉本八段が、天才を弟子に持つ師匠の複雑な胸の内をユーモラスに描くエッセイ。
自らも棋士でありながら、本業の方よりも「藤井さんの師匠」として有名になったことをクスリと笑える自虐的なユーモアで包んで描く日常。藤井さんとの師弟関係も見どころ。
「ゆっくり追い越されるのではなく...続きを読むPosted by ブクログ -
谷川先生と同じく、師匠こんなに面白い文章書けるんだと思いました。
藤井くんはあのソツのなさから普段どんな生活なんだろう?と思ってましたが、本に出てくるちょっとしたやり取りなどで人間らしさが感じられました。
最後のエピソードで本当に藤井くんのことを守って考えてあげてるんだなとよくわかった。
将棋の師弟...続きを読むPosted by ブクログ -
やはり杉本師匠より、藤井聡太の師匠のイメージ。その内容が書かれており、日常や裏話もあり興味深く読めた。 短編で読みやすいが、しっかりした内容でした^o^
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今を時めく藤井聡太の師匠、杉本昌隆が、藤井を語る、だけではなく、50歳にして順位戦昇級という中々出来ないことをなしとげた「中年」棋士としての自分について語る。
当たり前ではあるものの、努力し続けることの重要性。負けた時の切り替え、AIと将棋。
人は自分のことを見ていないようで見ている。だからと言って...続きを読むPosted by ブクログ -
自分が時代の流れに着いて行けないだけなのかもしれないが、以前のシリーズと比較して、定跡書としてみるとアマチュアには指しづらい変化が多い印象を受けた。
ただ、ところどころにあるポイントを追うと、新しい相振りの考え方が得られると思う。Posted by ブクログ