杉本昌隆のレビュー一覧
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ユーモアあふれる文章。実力がない杉本さんに共感できる人が多いのも、この本からわかる。しかもユーモアがあるから、誰も気づけない。そのバランス感覚も素晴らしい。藤井竜王の師匠になるべくしてなられたのでは。Posted by ブクログ
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伊藤理佐先生の【おんなの窓】の単行本が大好きで、何度も読んでます。
文春にどんな感じで載ってるんだろう?と思って初めて文春を購入!
伊藤理佐先生はもちろん、ほかの読み物もおもしろかった。
【おんなの窓】の単行本は2017年から出てないけど、いつ続きが出るのかな〜
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藤井聡太さんの師匠として2016年のレビューからずっと報道対応などの前面に立ってきた杉本先生のエッセイです。
文中では藤井八冠をフォローする自分のことを自虐的に書いてますけど、杉本先生がいなくて藤井さんがマスコミの過熱報道の矢面に立っていたらここまで成長したのかどうかとも思うわけで(まぁ婚約や結婚報...続きを読むPosted by ブクログ -
今週、同じようなことを言っている場面に3度遭遇。
1. 本書で師匠の著者が弟子である藤井聡太にあれやこれや教えるのではなく、自分で考えさせること(彼はもともとそういうタイプだったとのだが)
2. NHKの「プロフェッショナル」で少年野球の監督の辻さんが同じように、勝つためにあれこれ指示するのではなく...続きを読むPosted by ブクログ -
優しい文章で読みやすく、杉本さんの考えがよくわかった。内容に興味を持てた。
組織も将棋に似てるって内容が少し出てきたけど、そこに激しく同意。Posted by ブクログ -
藤井名人の師匠・杉本昌隆八段が『週刊文春』に連載中のエッセイをまとめたもの。全100話と盛りだくさんである。ネタは藤井名人の話が多いが、他にも指導の話、棋士の食事の話、女流棋士の話などバラエティに富んでいる。適度に自虐的な文章が心地よい1冊。Posted by ブクログ
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おもしろい!久しぶりに”読んでよかった”と思えるエッセー集に出合えた。杉本氏のお名前は知ってはいたが、それこそ”あの”藤井聡太くんの師匠というだけ。これほど魅力的な文章を書かれる方だとは!一気にファンになった。
将棋の駒の動かし方しか知らない私だが、将棋界の実情を垣間見ることができ、なんだかとても得...続きを読むPosted by ブクログ -
文章の丁寧さや分かりやすさに筆者の人柄がにじみ出ている。筆者が師匠だから、藤井聡太が藤井聡太らしく指せるのだろうと感じる。上司、親、先輩という立場の人たちにとって参考になるはずの一冊。Posted by ブクログ
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藤井七段の話だけではない。杉本七段の指導に対する考え方がきちっと書かれている。指導者に必要なのは信じる力。弟子や教えられる側がつまづきそうな、気落ちしていそうなときに「(大丈夫、)心配してないよ」と声をかけるのが大切。また「師匠に威厳はいらない」。などなど、子育てや指導、会社での部下の接し方などに参...続きを読むPosted by ブクログ
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最近のPinterestに登場する自作の(?)格言、名言(迷言)に、「努力は裏切らない」凡人が努力したところで結果はついてこない!
「努力だけではどうにもならない領域が棋士にもあります」
「うまい相手が勝つのではなく、自分が間違えるから負けるのです」(言い回しを書き変えております)
ペライPi...続きを読む -
【相振り三間飛車のバイブル2】
「相振り革命」シリーズの杉本七段の最新作です。本作では「相振りの主流は向飛車から三間飛車に移った」として全ページが三間飛車の解説となっています。戸辺六段の「なんでも三間飛車」では対向飛車が中心ですが、こちらは相三間が中心です。2冊合わせて読めば相振り三間飛車の勘所を...続きを読むPosted by ブクログ -
将棋のことはほとんどわからないが、「あの」藤井君のことは知っている。
彼を棋士として育てた師匠が書いたエッセイということで、全くもって興味本位で読み始めた。しかし将棋だけの話と思いきや、音楽や甘味、野球のことなど話題豊富で、とても面白く読むことができた。Posted by ブクログ -
全国民が知るような驚異的な弟子を持つ師匠の日常を面白おかしくほぼ自虐で綴るエッセイ集。忘れ物のエッセイが自分にも身に覚えがありとても共感できた。Posted by ブクログ
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杉本さん、語り口が平明でいて、的確なので、軽く読めながら、将棋会の厳しさなども同時に感じられるエッセイです。
また、藤井さんが鮮烈に登場したキラキラした時期なので、そのフレッシュな魅力も溢れ出ていて、師匠との関係性も面白く読めます。Posted by ブクログ -
ユーモアたっぷりな巧みな文章。
将棋のことが全く分からなくても楽しく読めたし、将棋のことが解っていればもっと楽しく読めたんだろうなと悔しくなった。
自分の知らない世界の魅力を教えてくれた一冊。Posted by ブクログ -
いまや将棋を知らない人にとっても広く一般認知されている、あの藤井聡太の師匠の記事がひとまとめになって書籍化、ということで、文春本誌で流し読みしていた部分も復習の気持ちで購入してみました。
真っ先に印象に残ったのは、彼の弟子がなぜ全ての栄冠を勝ち取ることができても、浮足立つことなく謙虚な姿勢を保てて...続きを読むPosted by ブクログ -
「藤井聡太の師匠」である杉本昌隆八段によるエッセイ。
テレビで将棋に詳しくない人にもわかりやすくお話されていたのをお見かけしていたので、楽しく読み進めることができました。(将棋ファンならきっともっと楽しめるかと)
コロナ禍の出来事の記録という意味でも貴重なのではないかな、と思われました。Posted by ブクログ -
藤井聡太八冠の師匠・杉本氏による藤井さんや弟子たちの話、ご本人が尊敬するベテラン棋士の話、将棋の話、女流棋士の話などを、物腰柔らかくあたたかく綴ったエッセイ。
ちょっとしたことだけど、将棋のことはあまり分からない私でも棋士の世界を垣間見ることができて新鮮。藤井さんにお年玉をあげるべきかどうかとか、バ...続きを読むPosted by ブクログ -
かわいい系エッセイ。表紙もかわいい系。
週刊連載ということもあり、短いエピソードがどんどん続いて100回分。各回のタイトルも興味深いのでさくさく読める。
何より、この少ない文量に情報や面白さを詰め込む師匠。地味に、いやとてつもなく文才がある。
自虐もふんだんに入るが嫌味なし。謙虚な姿勢とほっこりス...続きを読むPosted by ブクログ