堀江宏樹のレビュー一覧
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マリー・アントワネットの治療、それはこれからの歴史を思えば重い事実がルカの背に伸し掛かる事案。けどそれ以上に聡明で知性溢るるマリアンナとの交流はルカに楽しい日々を提供したようで
そりゃ、この時代に来てから化学や素材について同じレベルで語り合える女性はルカにとって非常に貴重な相手なのだから当たり前かもしれないけど。その感覚はマリアンナにとっても同様というのは良いね
攫われるような形でやってきたシェーンブルン宮殿、そこでの邂逅は何にも代え難い体験となったようで
そうした親愛を感じてていたからこそ、マリアンナはルカの正体に気付きながらも多くを言わず、それでいてルカに必要な指針と道標を授けてくれたの -
Posted by ブクログ
前巻ラストの展開からマリー・アントワネットに関わっていく事になるのだろうと予想していたけど、ここまでガッツリ関わるとは思わなかった。というか、フランスを出国してオーストリアに連れ去られてしまってるじゃないか!
2巻ではルカの不自然さに目を留めたリシュリュー公爵によってルカは窮地に陥りかけた。それはレオナールの助けによって脱する事が出来たけど、その一件が示したのはルカが持つ魔法の化粧術が本人が思っている以上に要人の目に留まっているという点
つまりは厳重にも程があるような注意が必要だった筈なのだけど、相手はルカの想定を遥かに上回る早さで手を出してきたようで
それにしたってヴェルサイユへの迎えのフ -
Posted by ブクログ
西洋美術を古代〜近代にかけて、その美術のテーマの変遷、時代ごとの代表画家などを紹介。恋愛や肉体礼賛の歴史、など、美術における性やスキャンダル、裏話などに重きを置いて描かれている。
画家は、ミュシャ、フラゴナール、ミレイ、ルノワール、マリーローラン、など、女性をテーマに描いた人物が多め。
気になった画家は、ルネサンス初期のピサネロという画家。ダヴィンチやミケランジェロの時代の画家のようだが知らなかった。儚さや優しさを表現したという。もっと作品も見てよう。
あと、実は人見知りだったという王妃マリーアントワネットの唯一の友人だったと言う女流画家ルブラン。
エピソードで気になったのは、ルノワー -
Posted by ブクログ
ネタバレ構成成分から化粧に夢中になっていくとはこれまた珍しい主人公……
ルカって元々は自分を着飾るよりも実験していたいタイプだったのかな?だからか、ルカが目指す化粧の有るべき姿も他人の為の化粧ではなく本人が楽しく美しくなるためのもの。その標語となるのが「楽してズルい」になるわけか
そんな人物が美に大きな変革の起きていた18世紀のフランスに飛んでしまうのだから面白い
彼女がパリで最初に見せた化粧技術もパン屋の女性を美しく着飾らせる、という点よりも顔のシミを消して本人に良い気持ちをさせる点に主眼が置かれているね
ただ、こういった転移モノの常として主人公が振る舞う技術はオーバーテクノロジー。扱い方を間違え