堀江宏樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乙女というには薹がたち過ぎてしまった私であるが、まだ心には乙女の名残がある。「キュン」とする心、それを刺激された。
半年間美術館に行けずにいた。
数ある展覧会のチラシを見て、広告を見て、飢えた心を慰めていた。
そして出会った本書。
知らないことの多さに嬉しさを覚える。
第一章で衝撃的だったのは、阿修羅の物語。
阿修羅は娘の舎脂を帝釈天に陵辱されていた、上に、娘は帝釈天の妻になっていた!
阿修羅に娘いたんだ、やっぱり顔は三面あるのかしら、帝釈天って仏教の守護者だったはずでは。
『聖おにいさん』の帝釈天の見方が変わる。
第二章の近世編での驚きは、平賀源内は男色家であり、あまりに恋人が好きすぎ -
Posted by ブクログ
おじさま達の聖域「日本史」を、乙女目線で萌え解いた書。
イケメンあり、衆道あり、不倫スキャンダルあり。神代から昭和までをザックリまとめた上で、キーパーソンの逸話の紹介や通説の否定、更には女性観の変遷までもを豊富なイラストとコラムで面白おかしく解説しています。
著者の「単なる乙女妄想ではなく、なるべく史実をもとに!」という心意気が嬉しい。日本史関連漫画・映画・ゲームの紹介も圧巻。東京書籍すげえ!
高校3年になっても新品のような教科書を保持し、大河ドラマも「毎回見るの超かったるい」という理由のみで敬遠し続けてきたため、日本史に関する知識は赤ちゃんレベル。
そんな私のアホさ加減に激昂した家人から、 -
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