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Posted by ブクログ
歴史の教科書では到底見かけない内容だ。さよなら「おじさん史観」。今こそ語ろう、乙女目線の日本史とはじめにで書かれている。その上、「日本はもともと肉食女子×装飾男児の国」と述べている。
その理由は簡単だ。なぜ、「女の子はやさしく」と言われて育てられるのかという問いに対して、「大人のあなたは、すでにその答えを知っていますよね。そう、もともと女の子ほど強いものはないのです」と宣言している。それに比べて、男は偉そうにしていても所詮、ひ弱ではかない存在。
乙女の日本史だけあって、女性の世界(たとえば江戸時代の大奥や平安時代の宮中)、恋愛模様、イケメンの話題が主流を占めている。従来ある歴史の本ではなかなかお目にかからない視点で書かれているだけに興味深い。
意外に思ったのが、江戸時代は髭の薄いのがイケメンとされていたという事だ。身分を問わず、みんなが脱毛に励んでいた姿を想像するだけで、笑ってしまう。平和な時代であったともいえる。
ついでに、絵巻に登場する平安美人は「妄想」だったとあり、さらに驚いた。「自分の好きな異性の顔を当てはめ、妄想するために、わざとああいう仮面みたいな顔に工夫された」という、大学教授の三田村雅子先生の説を著者は引用している。おかめのような顔で妄想とは、高度なテクニックを使っていたのだなあと違う意味で感心する。
週刊歴女、歴史上の有名人の人生相談、特別読み切りなど読み応えのある記事があり、すいすいと読み進んであっという間に時間がたつのも忘れてしまう位、「おやじ史観」に飽き足らない歴史好きな方なら夢中になれる。
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