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十六世紀末の秀吉の時代に誕生し、伝統と品格を守りつづけた京都・島原。一六一七年、駿府から将軍のお膝元に移設され、経済・文化の変化にともない進化し続けた江戸・吉原。一六三一年頃から営業を開始し、庶民的でありながらも国内随一の豪華な揚屋建築を誇った大坂・新町。幕府の官許を得て発展した三大遊郭それぞれの歴史や実態を知ることで、日本史における女性の地位、恋愛観の変遷が見えてくる。女たちの日常や客に対する手練手管、遊郭ビジネスの仕組み、江戸・深川や京都・祇園など公認以外の花街との関係などを現代的な感覚で解説した新しい遊女・遊郭論。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年09月03日
序章で「後ほど」「あとで説明」と何度も書かれており、文才がない読みにくい本を引き当てたんじゃないかと、しょっぱなから心配したましたが、なんのその、廓のことがよく分かる満足できる内容の本でした。
遊女や遊郭に興味があり、度々ネットなどで調べておりましたが、この本で初めて知る内容も多く、遊女がどのように...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月12日
<目次>
序章 遊女の本質とは
第1章 公認遊郭の誕生
第2章 遊女の日常
第3章 遊郭ビジネスの実態
第4章 人々に愛された名妓たち
第5章 遊女たちの高等技術
第6章 公認以外の花街
終章 明治以降の遊郭
<内容>
タイトルのような「三大遊郭」(吉原・島原・新町)明けでなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月28日
久しぶりに、「読書」をしたような気分。ふだん読まない本を読むとこんな気持ちになるのか。昔、お金がない女性のためだとか、親に捨てられた娘のために遊郭があったこともそうやし、遊郭でどんな女性が好かれてたのか、とか、読んでると少なからずいまと共通してる部分があるのだな、と思った。いまも昔も、女性性を商売に...続きを読む
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