アルテイシアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本借りた。読んで泣いた。
本当の自分をさらけ出せる、この人だけは絶対に自分を裏切らない、どんなにかっこ悪い自分も愛してくれる、心から信じることのできる人。この人しかいない。そういう恋愛をかつて私もしたのだ。この2人の姿をあの頃の自分に重ねて、涙が止まらなかった。
だけど私は失った。ここまで愛した人を失った私は、一体何を信じればいいのだろう。実は今もまだよくわかってはいない。
何となくの予感なんだけど、この女の人もきっとこの男の人と別れるような気がする。どういう形になるかはわからないけど。そのときこの人は、一体どんな言葉で、どんな風にして立ち上がるのだろう。この先の話を読みたいと思ってしま -
Posted by ブクログ
2025.06.08
まさに40歳JJど真ん中なのでタイトルに惹かれて購入してみました。
まずテンポと勢いがすごい。そしてところどころに登場するジョジョや北斗の拳、ベルばらなどの名作漫画のセリフたち…同世代じゃないとわかんないネタありすぎじゃないですか?笑
特にジョジョは読んでいないとついていけなさそうだな、アルさん読むなら必須科目だなと思いました。
フフッと笑えるところもあり、引き締めるところは引き締めて(子宮底筋など)良いこと言ってくれています。首がもげるほど頷きました。
周りに合わせなくて良いんだ!自分は自分でいいんだ!!好きなことは好きって言って良いんだ!!!など、このエッセイで勇 -
Posted by ブクログ
田嶋先生とアルテイシアさんが明るく軽いノリでフェミニズムを語る対談本。「フェミニズムの過去と現在」を知るのにいい本でした。
田嶋先生、元気そうでよかったなー。
両親を亡くしたアルテイシアさん。フェミニズムを学ぶことによって、彼らがジェンダーの呪いにかかっていることを知り、親の死の意味を理解できて救われたという言葉が印象的でした。
「まだまだ根強い女性差別は、世間に笑い飛ばしながら伝えていくしかない」テレビを拡声器にしてフェミニズムを世間に少しづつ広めていった田嶋先生、素晴らしいな。アルテイシアさんも確かに軽すぎだけど、重いと見てもらえないし、見てもらえないと前に進まないという。戦略的にフェ -
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周りの人からの何気ない、もしくは無自覚に放たれるひと言に、傷ついたりモヤモヤしたりする、、誰でもあり得るシチュエーション。それらに対し、咄嗟に言い返したり反省や気づきを促せる返し方やメンタルを手に入れるための本。
つい、ヘラヘラ笑ってやり過ごしてしまいがちだけど、それだと社会は変わらない。毅然とした反応や、こちらは不快になりましたよという意思表示をしないことには、発言した相手に自戒の機会はなくなり、社会全体がアップデートしていかないから。
著者のアルテイシアさんは、ペンで戦い続けるフェミニスト。男女ともに生きやすい格差のない社会を目指して、分かりやすく、ユーモア溢れる文章で、世の中の不条理と不 -
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真面目なトーンではなくてテンポのいいネタ調になっているのが、個人的には読みにくいと感じました。
著者と同世代の私もとんねるずの「保毛尾田保毛男」をテレビ番組でみて笑っていた。いまから思えば、子供とはいえ周りの大人たちも含め想像力にかけていたり、無知だったなと思ったし、モラ男話に関しては「やっぱり旦那はモラ男」と確信したし、若い女性が「まさかお父さんみたいな年齢のおじさんが、自分を恋愛や性的対象としては見ないだろう」と思っている一方で、勘違いおじさんは大発生しているという世の現象といい、再確認再認識することが沢山ありました。
ヘテロセクシャルという言葉があまりきいたことないなと思って調べたら -
Posted by ブクログ
はっきりとした物言いが小気味いい。
女子は怒る時は怒る
これができていたらきっと
いまのウツウツはなかっただろうなと思う。
かなり極端なことも書いてあるけれど
自分の感情に蓋をしておくことはないなと。
パワハラ、モラハラ、セクハラ、
この切り返し術を身につけたら怖いものはない。
結局は自分の気持ちに正直に、ってことなのかも。
自分でも不用意に言ってしまってる言葉も
あるだろうし。
言われたときに咄嗟に返せなくて何度となく
悲しい、悔しい、思いもした。
巻末にある太田啓子さんとの特別対談も
参考になる。弁護士さんなのね。
今度本も読んでみよう。