あらすじ
男尊女卑がはびこる日本で女はとにかく生きづらい。入試や就活で差別され、セクハラパワハラ当たり前。そんなヘルジャパンを変えたくて、怒りのイマジナリー法螺貝を吹き始めたJJ(熟女)がここにいた! 「フェミニズムに出会って自分を取り戻せた」著者による、爆笑フェミニスト宣言の書。長年憧れだった田嶋陽子氏との感涙の特別対談も収録。
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Posted by ブクログ
読む人によっては何が書かれてるか (バブル以降の昭和だった時の言葉とか、オタク用語が多い為)分からないかもしれない。
が、中身は着眼点が面白く、女である私でも気づかなかった事とか書かれていて、見方が変わるものがあった。
その為、より男性 (特に45〜60歳位の男性に)に読んでほしい。そして作中で出てくる動画を見てほしい。
へえ?!っていうのがあるはず。
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フェミニズムってどういうことなんだろう?のときに読んだ本。
最初に触れた本がこれだったのはラッキーでした。おかげでその後の読書ドミノにつながったと思います。
学術的な本をその後読みましたが、それを最初に読んでいたら①理解した気になってやらかす②理解しようとする意欲がなくなるのどちらかだったかも
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もはや勝手に「アル姐さん」と慕っています。好き!法螺貝、グレッチ、膝パーカッション、、様々な方法でもって、わたしたちは怒ることをやめてはいけない。
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アルテイシアさんにはいつも励まされています。
こんなにおもしろい文章で私を励ましてくれる人が、「両親共に遺体で発見されたという中二が濡れる」経験をされたなんて、身勝手な感想をお許しいただけるならば、人間って力があるんだと感じます。そして、そのアルテイシアさんが「フェミニズムに出会って長生きしたくなった。」とおっしゃるのは、本当に実感がこもっているのだと思います。
私は全然厳しい経験はしていないけれど、アルテイシアさんがおっしゃる「フェミニズムを勉強すると、世間の解像度が上がる」というのはとても実感しています。アルテイシアさんの記事を一つ読むだけでも解像度が1アップするし、上野千鶴子さんだって82年生まれキム・ジヨンだって解像度が上がりました。
最近、怒るべき時に怒ることができるようになってきた気がして、自分が大人になった自信のようなものを感じるし、それは自分なりにフェミニズムを勉強してきた成果なのかなと思っています。
Posted by ブクログ
「男性が、みずからの特権性や発言力を自覚した上で、それをよい方向に行使するということが大事。」人としての生き方を常にアップデートしていかないと、気がついたら「性差別の加害者」になってしまうかもしれない。
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これからの女子のために、戦うんだーってとこが刺さりました。
何となくスルーする自分がいたので。
フェミニズムって聞くと身構えるところが私自身あったけど、アルテイシアさんの書きぶりはめっちゃ笑える!!
これまで何となく嫌だなと感じたことが、言語化してありそうだったのか!と思えました。
Posted by ブクログ
男と女で見えてる世界が違うんだよなーとか、女子校って一番人間として扱ってもらえた場所だったよなーとか、常々思っている私が、全く同じワーディングでヘルジャパンに対して物申してるアルテイシア先生に「お会いしたことありましたっけ?」並の共感の嵐。大人の女子校いつか参加したい!
Posted by ブクログ
声を出して笑ってしまった。書かれていることは笑えないことばかりなのに。ワンダーウーマンの里に爆笑。
正しいことを伝えるにはこんなユーモアが大事だと思った。独特の文体も気持ち良くて、読み終わる頃には、アルテイシアさんの文体が自分に乗り移っている。素晴らしいJJ。長生きしてください。
Posted by ブクログ
◆2021/08購読。熟女ネタが共感でき、読み物として純粋に面白かったです。下記にピンとくる方はぜひ読んでみてください。
・パワハラ、セクハラ、モラハラがなぜ起きるのかが知りたい人
・男らしさ、女らしさと言わるのが嫌な人、または他人をみて男らしくない、女らしくないと思ってしまう人
・子供に包括的性教育をしたい、セクハラ、性被害が起こらないために何かしたい人
・フェミニズムって何?フェミ系の人ってなんか嫌
・生きづらさを感じている人
・熟女あるあるで盛り上がりたい人
Posted by ブクログ
以前読んだはず…と復習のため再読
やっぱり面白い
いきなりカットインしてくるオタクネタも良き
フェミニズムって聞くとちょっと身構えちゃいますが初級編として気軽に読めました
Posted by ブクログ
読みやすくて、フェミニズムについての理解をまた深められたと思った。
理不尽な事には怒ってもいいんだと思えた。
その相手がたとえ大切な人だったとしても、自分が感じた不快を無かったものにしたり、見ないふりなんてしなくていいのだと。
同時に自分がやらかしてしまった事や発言に、読みながら目を覆い耳を塞ぎたくなったけど、きっと自分だけじゃないんだと、これからアップデートしていけばいいのだと背中を押してもらえた。
自分の浅はかさに頭を抱える日々だけど、勉強する姿勢をたやしてはいけないなと。むしろ勉強を積み重ねていくしかここから抜け出す術はないのだと。
Posted by ブクログ
アルテイシアさんの2019~2021年の連載コラムがまとまった一冊。発売当初に購入したものの、気分が乗って読み切るまでに時間がかかってしまった。
やっぱり読んでよかった。
怒るのが下手な私の代わりに元気いっぱい怒ってくれて、
何が問題なのか
何と怒るべきか
堅苦しくない言葉でわかりやすく教えてくれる。
今回はグレッチよりも膝パーカッションが多用されていたな(笑)
Posted by ブクログ
20代後半という絶妙なタイミングで読んで良かった。日々遭遇する急な悪意や嫌なことが、必ずしも自分のせいではなく、世の中の仕組みや制度が原因だということに気づいた。悩み事が減り前より自分のことがほんの少し好きになったような気がする。作者のノリにハマったので他の作品も読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
私が女子校時代に感じていた全能感は、「男のいない世界で『ただの人間』でいられた」ことからきたのだと気がついた。大学に入り、社会に出て、あの頃は何であんなに自信たっぷりだったのか、、若さもあっただろうが女子校という特殊環境の力は大きかったのだと気づく。
「怒るべき時に怒らないと、自分の尊厳は守れない」「日本の女性は怒り慣れていないため、いざという時に怒れないんじゃないか」
イライラと怒りは全く違うもの。明るく正しく怒っているアルテシアさん。あのモヤモヤは、ジェンダーに関わることだったんだと気がつかせてくれて、ありがとうございます。
Posted by ブクログ
文章がおもしろくて思わず笑った箇所がいくつもあった。
わかる…!と思うところもたーっくさんあって、その度に心の中で、首がちぎれそうなくらい頷いてた。
もやもや感じている自分が変なのかな、考えすぎなのかなって思うこともあったしいまもそう思うことがあるけど、そうじゃないんだって思えた。
大人の女子校入りたいしデンデラに住みたい…!と思った。
Posted by ブクログ
202108/テンポ良い文章で、フェミニズムってよくわかんない・めんどくさそう・難しそう…という垣根をとっぱらって、日々のモヤモヤやこれってどうなんだろうってことを言葉にして落とし込んでくれる一冊。いろんな人に読んで欲しい。
Posted by ブクログ
☆5を付けたいような☆1も付けたくないような…
そんな印象を受けた一冊。
男尊女卑に殴られてきた著者が
日本のあり方に怒り、声を上げ、
そこに共感が集まり、本になり、
少しずつだけど日本を変えている。
フェミニズム運動は戦いであり、
戦いである以上、敵が存在し、
そこには相手を論破しようという意思が存在する。
誰かが戦ってくれているからこそ
自分は平和な日本に生きられている。
分かっていても誰かが怒る姿を
見たくないと思ってしまうのは我儘だろうか。