横田増生のレビュー一覧

  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

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    もう亡くなられて20年…著作は当時色々楽しませていただきましたが、評伝の中に散りばめられた引用原文を今読んでも、途轍も無く面白いし色褪せていないという不思議。話題は概ね20年以上前のテレビやメディアの筈なのに!
    生い立ちをはじめ、家族や仕事仲間からのこぼれ話等、関直美と言う規格外の天才に関するあれこれを、よくここまで詰め込んだなと感心してしまいました。

    改めて色々再読しようかな。

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    2022年08月18日
  • ユニクロ潜入一年

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    ユニクロの店舗従業員がこれほどまでに過酷だったのかとびっくり。斯様な企業がどうしてここまで成長できたのだろうか、と考えると、それはやはり日本がデフレで安い価格が支持された結果なのだろう。
    昔に比べると品質は上がっていると思うので、製品開発をしっかり行ってきているのは間違いないし、手軽に高品質の商品を手に入れられる環境を作ってくれたユニクロには感謝。
    しかし本書を読むと、ユニクロの成長がアルバイトや委託工場の犠牲の上に成り立っていることが分かった。柳井社長については、経営者だから事業環境に応じて朝令暮改になることも、それはしょうがないと思う。しかし、張りぼてというか砂上の楼閣というか、がたがたし

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    2022年05月03日
  • ユニクロ潜入一年

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    ある意味命がけの潜入取材。かなり体を張っている。社長の書籍やインタビューなどを全て読んでいて数値的真実も赤裸々に提示する。ジャーナリストの鏡だ。とにかく内容が面白すぎた。他の書籍も読んでみたいと思った。

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    2021年07月07日
  • 仁義なき宅配 ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン

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    ネット通販と宅配業者の関係や、
    我々利用者からすると「送料無料」が当たり前になっているけれども裏では業者の宅配費用が買い叩かれているという現実。
    ドローン宅配が実現すればまたパワーバランスは変わるのか?しばらくは宅配業者には厳しいかも。

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    2018年11月21日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    大小あってもワンマントップの引き際というのは難しいのだなぁ。
    なかなか自分を認めてもらえなかった元職の社長を思い出した。

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    2018年10月29日
  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

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    ナンシー関が39歳で急逝してから、はや15年。本書は没後10年目に出版された評伝である。キレ味と愛情と孤高の視点を内包した文章と消しゴム版画を多数残したナンシー関の生い立ちから死の直前までを、関係者のインタビューを紡ぎながら構成している。
    サブタイトル『心に一人のナンシーを』が、イカしてる。ナンシー関の文章を読み返そうかな。

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    2017年09月11日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    ユニクロについてその繁栄と停滞を正面から扱った一冊。

    柳井正の経営手腕について褒め称える一方、その部下や中国の工場については過酷な成果を要求する一方で、自らはその責任を取らない典型的なワンマン経営者であることがよくわかった。

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    2017年01月15日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    ユニクロ創業者柳井正と、彼を取り巻く人々に光を当てたノンフィクション
    柳井は、非情で、時に公正さを欠いてでもユニクロの規模を拡大させていく強引な経営者として描かれている。

    部下にはファクトに基づいた報告とコミットメントを手厳しく求める割に、柳井の指示はざっくりしているし、必ずしも責任を取るわけではない。
    店舗では、店長からアルバイトまで仕事は超多忙で、裁量は少なく、本部からの監視におびえる割に大して給料が良いわけではない。
    ビジネスモデルはGAPのパクリ、工場はスウェットショップ(搾取工場)。
    おそらく、それは事実なのだろう。
    それでも、本書が示す通り、柳井の野心的なビジネスプランと厳格な品

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    2017年01月01日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    「ー」

    ユニクロから名誉毀損で訴えられた本。ユニクロは敗訴している。

    えげつないほどの労働が求められるユニクロ。それは中国の工場にも適用されていた。中国での話ので中で、”柳井さんは公正、誠実である”という発言があった。たぶんそうなんだろう。だからこそ、人にも過酷さを要求する。

    ZARAとの違いが面白かった。現在、ユニクロの業績は良いみたいだが、私はZARAのほうが将来性があると思う。

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    2016年01月25日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    文章は読みやすく、著者もしっかり取材をしている。
    海外のライバル会社にも取材に行っており非常に解りやすい。

    ユニクロは原料を商社に頼らずに自ら紡績会社と共同研究して一括買い上げし、その糸を使って中国の工場に大きなロッドで注文を出して買い上げ、コストを抑える。
    商社を通さずに自社で直接リスクを取って利益を得ている。
    単純労働者の賃金を圧縮しようとするのはどの会社も同じ。
    非常に合理的だと思った。

    柳井の父親は地元の顔役でヤクザとも交友があり、土建屋など多角経営をしていた。
    早稲田を卒業し、洋服屋を継いだのが現社長。
    ワンマンの経営方針や幹部に対する接し方などを見ていくと父親に通じるところが有

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    2014年12月21日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    柳井さん。
    強烈な人なんだろうな、とは薄々思っていたけど。。。

    とってもじゃないが、一緒に働きたくないタイプ。

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    2014年09月03日
  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

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    家族でも知人でも無い人の死があれほど悲しかったことは後にも先にもなかった。芸能人を見るときはどこかナンシー関的ものさしではかる自分がいます。

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    2014年07月15日
  • 評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」

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    ナンシー関は結構好きです。文庫化されたものは殆どよんでるんじゃないかな。当時も今もあまりTVをみる機会は多くないんだけど、ナンシーのコラム/文章はちょっと中毒に近い魅力があって読んでしまう。熱狂的ファンの宮部みゆきも同じような事かいてた。
    あくまでTVという箱のこっち側に徹していて(つまり一般視聴者と情報量は同じ)にもかかわらず 読ませる/ひざをうつ/笑わせる文章とチープな消しゴム版画。
    もう、これ以上の快楽はなかなかなかったなあ
    辛口批評の殆どはあまり好きじゃないけどナンシーは
    あくまでTVという箱の中のキャラクタを批判してたのであって、個人攻撃とは全く違う次元。
    批判されて反論している人は

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    2014年06月20日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    本筋とは少し逸れるかもしれないが、ビジネスというものの影響力の大きさと、それでいて限りなく一側面的な営みに過ぎず万能にはなり得ないことを感じる。ビジネスとか経済というものが今の社会に対しどれほどの大きさと位置づけであるべきか考えさせる。多様な示唆に富んだ興味深い一冊。精神疾患や成育歴による性格・人格の形成という視点が根底にあるとより多くのことを得られるような気がしなくもない

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    2014年06月01日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    ユニクロ繁栄の分析と会社の成り立ちについて。
    不景気に会社が成長するにはわけがある。成長の反動で失うものもある。
    興味深い一冊。

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    2014年03月16日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    そうなんだよねぇ。
    柳井さんは、凄い経営者だと思う反面、
    ちょっと人としてどうなんだと思う所もあり、
    毀誉褒貶の激しい人ですよね。

    ダイエー、日本マクドナルド・・・。
    これらの二の舞いにならないといいけど・・・。

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    2014年02月20日
  • ユニクロ帝国の光と影

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    ユニクロの発展の影で非情とも言われる柳井氏の本質を取材をもとに解き明かす書。ユニクロが名誉棄損で訴えた単行本にユニクロ一審敗訴の章を加えた文庫版。

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    2014年01月10日
  • 潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで

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    YouTube の配信を観ているようなラジオで話を聴いているように分かり易いのですんなりと読めた。
    著者は先日のフジテレビの長時間記者会見で、経営陣に感情的に突っ込んだ質問をした人ということもあり、顔も声も頭に思い浮かべられたというのもより勝手にだけど親近感を持てたからよかったかな。
    使い方だが秘密録音は違法でないというのは勘違いしていたのが分かったし、潜入するのに離婚して再婚という方法も、そこまでやるのかと驚いた。
    人として生まれてきて役割っていうのは割り当てられてるのかね。
    ジャーナリストとしての心構えが分かり面白く読んだけど、今の生活とのギャップもあるし、年取って情熱を失いかけてるためか

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    2025年09月06日
  • ユニクロ潜入一年

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    潜入取材の書籍を初めて読んだ。名前まで変えて潜入する著者の姿勢は驚嘆した。現場レベルになる程思考する暇なく働かされる実情を見ると、ある意味宗教の様相だなと。本書は5.6年前の話だけど、人権デューデリジェンスの必要性が叫ばれる中、今のユニクロの状況は気になるところ。本書を読む限り、ユニクロではバイトするなと言いたくなる。

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    2023年05月30日
  • ユニクロ潜入一年

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    ユニクロが初任給を30万円に引き上げるとニュースで聞いてそんなにもらえるんだ、単純にいいよねと思っていたら友人が「ブラックなんじゃない?」とさらっと言った。潜入した本が昔あったよ、と教えてもらい読んでみた

    ユニクロにはあまり行かないので、感謝祭というのも知らなかった。従業員にとってなんて過酷な期間なんだろう お客にとっても混雑だし並ぶしあまりいことはない それでも行く人がいるのね

    洋服を買う時は作ってる人を大事にしている会社で製作されたものを選んでいる
    みんなもそうすればブラックな会社はなくなるのに。

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    2023年01月31日