【感想・ネタバレ】ユニクロ潜入一年のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年01月28日

素晴らしい調査報道。前著を引き継ぐ形で名前まで変えてユニクロにアルバイトとして潜入した記録。東南アジアの工場への対応もH&Mなんかとは正反対でユニクロの体質がよくわかる。まあ結局は柳井市の好きにすればいいんだけどさ、みっともないところ多いなあと思うよ。とにかくユニクロでバイトはするなと若者に...続きを読むは伝えたい。最近賃上げの話題が世を賑わせているけども、それよりも非正規雇用の割合減らしたりした方が良いのでは?この著者の取材における姿勢はとても好感が持てた。とても面白かった。「今日やる仕事を今日やるのは作業。明日やる仕事を今日やるのが仕事である。」と、柳井正は言った。バーカそんなこと言って搾取しようとしてもダメだよ。明日やればいいなら明日やるのが知的労働者だろが。お前にとって都合のいい労働者にさせようとすんなよw

0

Posted by ブクログ 2022年04月30日

ユニクロの安さの裏には働く人の犠牲があることを、感じてはいたが見ないようにしていた。
安さで商品を買うのはやめよう。自分の子供を働かせたくない、と思う会社の商品は買わないようにしよう。では、どの企業がいいのか、、、。実際、私が働く会社もユニクロと似たトップダウンの会社で社長はキレる、怒鳴る、人の話を...続きを読む聞かない。現場は数字がすべてで、私は会話が通じなくて苦痛。そういう会社がほとんどでは。
大きな会社になるほど、人間が数字になるのかな?
株式会社ではなく、ワーカーズコレクティブとか、NPOとか、小さな集団で働く形態に目を向けるべき時代なのかも 98

0

Posted by ブクログ 2020年08月21日

確か、どこどで内田樹さんがお勧めされていて、それを見て気になっていた作品。文庫化に伴い入手。付録の年表を、ただ追いかけるだけみたいな内容だったらガッカリなんだけど、興味を惹きやすいように時系列を整理されていたり、インタビューなんかも入れ込まれたりで、飽きずに読み通せるようになっている。感想としては、...続きを読むユニクロ帝国の中に、今の日本政治の縮図を見た気がする。特に、株主総会における筆者と柳井さんのやり取りって、新聞記者における望月記者と”ス”のやり取りにそっくり。知る権利が尊重されることはなく、一方的に質問が断ち切られるところなんて、まるでデジャヴのよう。他の総会参加者が、もっと本作者に追随すれば良いのにとか思うけど、難しいんでしょうか。トップダウンで小回りが利くのは魅力的だけど、ここまであからさまな一族経営だと、どうしても身構えてしまいますわな。

0

Posted by ブクログ 2022年05月03日

ユニクロの店舗従業員がこれほどまでに過酷だったのかとびっくり。斯様な企業がどうしてここまで成長できたのだろうか、と考えると、それはやはり日本がデフレで安い価格が支持された結果なのだろう。
昔に比べると品質は上がっていると思うので、製品開発をしっかり行ってきているのは間違いないし、手軽に高品質の商品を...続きを読む手に入れられる環境を作ってくれたユニクロには感謝。
しかし本書を読むと、ユニクロの成長がアルバイトや委託工場の犠牲の上に成り立っていることが分かった。柳井社長については、経営者だから事業環境に応じて朝令暮改になることも、それはしょうがないと思う。しかし、張りぼてというか砂上の楼閣というか、がたがたしている印象を受ける。指示が現場の課長レベルなので、現場従業員はしらける。この辺りを、著者が上手に描き出していると思う。
ユニクロにはいろいろお世話になっているが、これからは適度な距離感にしようかと。

0

Posted by ブクログ 2021年07月07日

ある意味命がけの潜入取材。かなり体を張っている。社長の書籍やインタビューなどを全て読んでいて数値的真実も赤裸々に提示する。ジャーナリストの鏡だ。とにかく内容が面白すぎた。他の書籍も読んでみたいと思った。

0

Posted by ブクログ 2023年05月30日

潜入取材の書籍を初めて読んだ。名前まで変えて潜入する著者の姿勢は驚嘆した。現場レベルになる程思考する暇なく働かされる実情を見ると、ある意味宗教の様相だなと。本書は5.6年前の話だけど、人権デューデリジェンスの必要性が叫ばれる中、今のユニクロの状況は気になるところ。本書を読む限り、ユニクロではバイトす...続きを読むるなと言いたくなる。

0

Posted by ブクログ 2023年01月31日

ユニクロが初任給を30万円に引き上げるとニュースで聞いてそんなにもらえるんだ、単純にいいよねと思っていたら友人が「ブラックなんじゃない?」とさらっと言った。潜入した本が昔あったよ、と教えてもらい読んでみた

ユニクロにはあまり行かないので、感謝祭というのも知らなかった。従業員にとってなんて過酷な期間...続きを読むなんだろう お客にとっても混雑だし並ぶしあまりいことはない それでも行く人がいるのね

洋服を買う時は作ってる人を大事にしている会社で製作されたものを選んでいる
みんなもそうすればブラックな会社はなくなるのに。

0

Posted by ブクログ 2021年11月05日

初めてこういう潜入ものを読んだ。ユニクロがブラック企業とは耳によくするが、こんなにも卑劣な職場とは。
あんなに安い価格でハイブラントにも合うデザインは本当にすごいと思うが、その裏では血肉を削り、働いてる人がたくさんいるということ。

0

Posted by ブクログ 2021年08月28日

以前から耳にしていた、とある衣料量販店の裏舞台を潜入捜査するルポ。

この企業オリジナルの話は少ない。残念ながら、よく聞く『社会で成長してほしくない』と感じる会社の生の経験談でした。

モノを買うときには、素材や性能、値段でといった目に見えるところだけでは足りない。

それを買うと、誰が笑って、誰が...続きを読む泣くのか。レジに行く前に考えたいと、より強く意識させてくれました。著者の増田さん(田中さん?)1年間お疲れ様でした。

0

「小説」ランキング