福嶋隆史のレビュー一覧
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「本当の国語力」が驚くほど伸びる本: 偏差値20アップは当たり前!
著:福嶋 隆史
国語は、センス(感性)の科目ではない。国語は、論理の科目である。「本当の国語力」は、練習を積み重ねれば着々と高まっていく。
本書の構成は以下の7章から成る。
①なぜ、私の教え子たちはグングン国語力をつけていったのか?
②じつに意外!国語ほどシンプルでクリアな科目はない
③国語力アップの決めて 言いかえる力はこう身につけよう①
④国語力アップの決めて 言いかえる力はこう身につけよう②
⑤ここで大きな差がつく くらべる力はこう身につけよう
⑥これで国語は完全攻略 たどる力はこう身につけよう
⑦親の心がまで・接し -
Posted by ブクログ
小説を読んだあと、「面白かったー」とか「よかったー」しか言えないので、読書感想文的なものを書けるようになりたくて読んでみた。
「分かる」ことは「分ける」こと(一見似ているものに違いを見出して両者を区別すること)と言うのは、衝撃だった。確かに!!となった。
ちゃんと理解していない時って、他のとの違いを説明できないんだよな。。
また、物語は「主人公の心情変化を表す文章」って言うのもなるほどなーと思った。
主人公がどんな風に変化しただろうと比べたり、それはなぜだろうと追うことで、物語を読んだ後の自分の学びも深まる気がする。
今度から小説を読むときは、主人公の心情変化に注目してみよう。 -
Posted by ブクログ
100字要約
国語力とは「論理的思考力」である。論理的思考力は3つの力、例えば言いかえる力(抽象化・具体化)、くらべる力(対比)、たどる力(因果)である。先ずはこの3つの力の型を守り続け、体得する必要がある。
== memo ==
「国語力」=「論理的思考力」
論理的思考力は3つの力である。
1. 言いかえる力
「抽象・具体の関係」を見つけ出し、整理する力
2. くらべる力
「対比関係」を見つけ出し、整理する力
3. たどる力
「因果関係」を見つけ出し、整理する力
「芸術」は真似できないのです。
しかし、「技術」は、真似できます。
技術とは、形ある方法ーつまり「型」のことです。
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筆者のいう本当の国語力とは論理的思考力のことをいう。文章を読んだり書いたりする際にいかに論理性を重視するかが大事というのだ。筆者は小学生を対象とした国語塾の講師であり、こうした視点は現場での経験から出てきたものだろう。
さらに論理的思考の内容として「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」があげられ、それらの向上のための方法が示されている。それらは国語教師でなくてもできるトレーニング方法である。
これらは中学高校の授業の中でも実践していることをまとめなおしたものであるが、それが分かりやすくまとめられている点にこの本の良さがある。そして大切なのが「驚くほど伸びる」か否かが、親の接し方に大き -
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ネタバレ「言い換える力」
1.
つまり→抽象化
例えば→具体化
2.
マトリョーシカの理解
「比べる力」
1.
正反対とワンセット
おやつのときにケーキとどら焼きから選ぶなら私はケーキを選びます。
どら焼きは手が汚れてしまいます。
しかしケーキは手が汚れません。
だから私はケーキを選ぶのです。
サッカーと野球は、どちらも走るスポーツである。
しかし、ひとくちに走るスポーツといっても違いはある。
たとえば、サッカーは試合中に走る量が多いが、野球は走る量が少ない。
その点では、サッカーのほうが持久力のいるハードなスポーツと言えるだろう。
「たどる力」
1.
だから⇔なぜなら -
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ネタバレ論理的思考力という武器を得られる。
型があり、それを真似して使っていくことで身についてくる。
発信していくことで、自分の無知を知ることができるし、恥をかいてさらに知識を得ようと努力することができる。
発信とは、話して、書くことである。
3つの力を得る。言い換える力、比べる力、たどる力。言い換えるとは、抽象化と具体化。比べる力とは、対比関係を整理することでる。たどる力とは、因果関係を整理する力。
複雑なものは、まねできません。
単純ならものは真似できます。
真似できないものは学ぶことができません。
真似できるものは、学ぶことがてきる。 -
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中々衝撃的なタイトルに惹かれて読んでみました。
『国語力とは論理的思考力である。』
という福嶋氏によるそもそもの前提に、まず驚き腑に落ちました。国語は何を教えているのか?何を教わっているのか?と今まで考えてみた事もなかったので。
英語を学ぶ時には「Grammer」と「Reading」に分けられているのに国語の場合も「文法」と「文学」などに分ければいいというような意見もあり、納得しました。
小説を読んで登場人物の気持ちを考えるというようなものは、「道徳」だと。「国語」ではないと。納得です。
技術さえ教えれば誰でも論理的な文章を書けるようになるらしい。言葉というツールをいかに正確に使うかの技 -
Posted by ブクログ
ネタバレあまりにも子供の国語力がないので、ネットで評判の本書を手に取ってみた。
著者は、国語はセンスではなく、論理的な思考力の問題という。確かにそうだ。国語は言葉の学問である。いかに相手に伝えるかということか。論理的思考力とは、難しく考えることではなく、逆に、単純化する作業である。その論理的思考力は、結局は『言いかえる力』『くらべる力』『たどる力』の3つに収斂するということをうったえる。
国語は論理的な読み方・書き方を学ぶ科目であり、味わい方を学ぶ科目ではない。確かにそうだ。味わい方は個々人で違い、点数で評価できないが、論理力はテストできる。味わい方を学ばず、論理力を学べ、というのが著者の考えであり