真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―

484円 (税込)

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少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。

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  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―
    484円 (税込)
    少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。
  • 真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-B―
    440円 (税込)
    かすみとの偶然の出会いは、過去の恋に縛られていた僕の人生を大きく動かした。あれから二年、転職した僕の前にひとりの男が訪ねてきた。そして、かすみとその妹ゆかりを思い出さずにはおかぬこの男が、信じられない話を切り出した。物語は、驚愕のエンディングが待つside-Bへ。今日と明日をつなぐ五分間の隙間を破り、魂震わす極限の愛が生まれる。(必ずside-Aから読んでください)

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真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月04日

    こういうなんかよく分からない、病んでるような、闇の中にいるような男の話、好きなんですよね笑
    
    そんな男が冷静な振りをしながらも、もがき苦しみながら恋愛していく姿を見る(読む)のが面白い。(←悪趣味?w)
    
    まあでも男女問わず、恋愛の有無を問わず、そういう影のある人をほっと...続きを読む

    0
    購入済み

    マイルストーン

    2019年11月25日

    作者のキャリアのマイルストーン的な作品と言っていいのではないでしょうか。とても感傷的で、自愛が鼻につく読者もいるかもしれませんが、私はすべてが好きで、何度も読み返しています。こういう評は作者が嫌うでしょうが、「ノルウェーの森」に匹敵する純文学的青春譜と受け止めています。主人公の強さと繊細さが、とても...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月27日

    昔恋人を喪ったことで、世の中に交わりきれない生き方しかできなくなった男性と、
    見た目だけでなく中身にも差異のない一卵性双生児の片割れの存在によりアイデンティティを確立しきれずにいる女性の苦悩と恋愛を描いた作品。

    自分から見て、他人から見て、自分が他の誰でもない自分であることはどこから生まれてくるの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月30日

    少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。
    そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。
    彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月10日

    尾崎さんは屈託のない人だった。
    30過ぎまで生きているのだからきれいごとだけでやって来られるわけはない。けれど、それが影にならない。曲がったものも、湿ったものも、塩辛いものも、その都度、きちんと飲み込んで消化して来たのだろう。

    愛想のない即物的な人物説明に僕は茶々を入れた
    目が二つで鼻が一つ?

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    Posted by ブクログ 2016年06月19日

    文庫版の前半編。

    ジャンル的には恋愛小説になるが、本作品は一般的な恋愛小説とは一線を画した恋愛小説だと感じる。あまり恋物語は好きではないが、当事者間の恋以外のところに焦点が当てられることが多いのが馴染みやすいのかもしれない。

    ヒロインが見た目や性格が全く同じ双子であり、だからこそ起こり得る展開が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月30日

    5分間の意味は今のところまだハテナ? side-B続けて読むか、何か挟むか悩むところ・・。 しかし、この人の描く主人公、言葉のチョイスが、毎回、お洒落で好き。

    0

    Posted by ブクログ 2014年04月10日

    キャラクター設定は相変わらず面白い。
    一気に読み終えた。
    2回読んだが、5分遅れの世界は理解出来なかった。

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月26日

    本多さんの作品は相変わらず心地良く自分の中に溶けていく。

    誰かを好きになることと愛すること。
    わたしには何も特別なエピソードがないが、わたしもきっと主人公と同じだ。苦しい恋愛が周りにたくさんあるのに、自分は愛さえ分からない。愛していると思っていたのに全て愛ではなかったと言うようなことが。
    でもそれ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年06月01日

    「甘えたい衝動があり、それが甘えだという理性もあった」

    このフレーズが何故かよい。とっても簡単な文だけど、気持ちの複雑さをよく表現していると思う。
     クールで無愛想でアパティア、でも自然と周りが寄って何でもうまくいく。これがこの本の主人公の設定で、他の小説でも男性が語る場合はほとんどがこんな主...続きを読む

    0

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